先日、シンガポールの西洋医と話す機会があって、
貧血や血が足りない症状について色々聞いてみました。


よく漢方医は血が足りないって表現を使って、
以前は私もよく血が足りないって言われたものです。


でも西洋医にしてみたら、そんな言葉は存在せずに、

血液の赤血球が足りないとか、ヘモグロビンが足りないとか
ある成分が足りない場合があるけど、


血液そのものが足りない状況というのは手術時以外にありえなく、
科学的にも物理学的にも漢方医の見方は理にかなってない、
というご意見。



ま、私としては、漢方医と西洋医の良いとこ取りをしたいので
両者の意見はよく聞くようにしています。



また、西洋医でも漢方医でも個人個人の経験や勉強によって
言うことが違ってきますから、患者側も自分の症状について
医者任せにしないで、自分で勉強する必要があると痛感します。



私の場合、例えば、漢方を2ヶ月くらい飲んでも
あまり効果がない時は(←効果がないことはほとんどない)
西洋医に行ってセカンドオピニオンを聞きます。

(よって西洋医に行くのは年に1回ほど)


それでも納得いかなければ、
詳細な血液検査に行くでしょうね。(まだ行ってないけど)



なぜ西洋医に貧血などの質問をしたかというと、
今でもたまに心臓のキューっという痛みを感じることがあるため
貧血でこのような症状が起こるのかを聞きたかったため。



このドクター曰く、
心臓が痛いという症状は、血が足りないのではなく
たぶんん、コンピュータのやりすぎとか座りっぱなしによる
肩こりに似たような症状が心臓の筋肉で起こっている、ということ。


私の場合は、血は十分足りている、と言われました。



てっきり私はまだ血が足りてないのだ、と思っていたけど、
西洋医に言わせると私は健康そのもの。


アッカンべーをした時に、目の下に沢山毛細血管が見えるのは
血が十分ある証拠。


爪だってピンク色で白い半月も薬指まで見えている。


体力もあるし、疲れやすくもないし、めまいとか立ちくらみもない。


夜も良く眠れし熟睡感がある。


朝だってすごくスッキリしゃっきり起きれる。


確かに貧血の症状は見当たらず、ただたま~に心臓が痛くなる程度。


頭痛や倦怠感もないし、コレステロールレベルも正常。



コレステロールが血管に詰まって痛みを起こす場合は、
もっと長時間続く痛みで、私の痛みとは違う。



たまに心臓が痛くなる症状は貧血とは関係ない、
筋肉が痛みを起こしていると考えられるので
長時間PCを使ったり、同じ姿勢を続けないなど
筋肉を固定させないことが大切。


ってお話をされたのですが、

そいうえば、この話、去年も診療に行って同じことを言われてたのを
すっかり忘れてました。(←南国健忘症。。。。)



それでも、滋養強壮と血液のために今でも漢方のお茶は飲んでいます。


これはとっても美味しくて、
通常の漢方薬の味とは比較にならない美味しさなので
手に入る人にはぜひお勧めしたいお茶です。


長寿のお茶ですよ。


(但し、あつがりの人や火照りのある人には勧めません)


材料は、当帰・党参・紅棗・クコ・龍目(ロンガン)


これを水と一緒に1時間ほど煮込めばできあがり。


茶色い煮汁は、ほんのり甘くてとっても美味しくいただけます。


これ、親戚の80歳になるおばさんが長年愛飲しているお茶で、


このおばさん、若い頃にお酒におぼれて、肝臓がほとんど壊滅状態で
入院していたという、女性では珍しい人なんですが、
80歳の今も元気に生活しているのはこのお茶のお陰!と言って
今も週に3日は飲んでいるそう。


(当帰は暖める効果が高いのだけど、これを飲んで便秘になったり、
ニキビが出来る人は熱がこもっているので、飲む頻度をあける)



南国は暑さと湿気で疲れやすいので、たんぱく質を欠かさずに、
ビタミンミネラルを消耗させる砂糖や白い小麦粉や精製食品を食べずに
養生しています。


日本もまだまだ猛暑ですね。


皆さんもご自愛くださいね。