先週の木曜日から今週月曜日まで
中国の东莞（ドングアン）へ行ってきました。
东莞は有名な観光地ではないので知らない人も多いかもしれません。
地図で見ると、香港から北上してシンセンの上、広州の下にあり、
とっても田舎で写真のようなところです。
今回は香港から行ったので、
香港から までは車で3時間ほどかかり1日がかりの移動でした。
7人乗りの乗り合いバスのような車で行ったのだけど、
7人中、私を含めて日本人が3人。
さすがにどこに行っても日本人は世界中にいますね。
一人は見るからにビジネスマンの男性。
もう一人は初老の男性。
香港から中国本土に入るときに
イミグレーションでパスポートを出すのでわかるんですが
車にのったまま、ドライブスルー状態で通り抜けることができるので
乗り降りがなくて、とっても楽です。
トランクを見せたり、一人ひとりの顔とパスポートを確認はしますが。
东莞はこれまでも何度か行ったことがありますが
2月に行ったのはは初めて。
気温は10度を切ることもあるので完全に冬の装備です。
で、意外だったのは、东莞の家や商業施設・ホテルには
暖房設備が全くないんです。
なので、外も寒いけど、ホテルの部屋の中も寒い、デパートも寒い！
とにかくどこもかしこも寒いんです。
で、オフィスでは皆さん、オーバーに手袋で仕事してるんですね～。
私も完全に冬装備で、
魔法の腹巻・赤色の羊毛の肌着・タイツ・ウールのセーター・
毛のマフラー・オーバー・ブーツ・手袋・カイロと完全防寒状態。
食べるものも火を通した暖かい食べ物。
飲むものは体を温めるプーアル茶。（写真はプーアル茶の置物）
3食毎日きっちり中華料理も食べましたが、
寒いと生理的に防御システムが働くのかお腹がすくんですね～。
甘いものも食べたくなって、
シンガポールではめったに食べないチョコレートも
寝る前とかに食べちゃいました。
でも、お茶のお陰と代謝が高いおかげか、
夜の体重と朝の体重差は1.3kg。
熟睡することで、日中食べたカロリーがきちんと消耗されて
朝になると1.3kg減って、体重は47kgに元通り。
ホテルの部屋でも寒いので毎晩、お風呂に入ったのだけど、
特に気温が低い日はお湯の温度もあんまり熱くなくって
お風呂が洋式で横に長いから、
どんどんお湯が冷めてしまって大変でした。
結局、お風呂で体が十分に暖まらないので
お風呂上りにスクワットしたり、
ストレッチしたり運動して体を温める羽目に。
ホテルの下にマッサージ屋さんがあったので助かりました。
80分のマッサージで50元（約600円）でした。
タイ並みの安さです。
それにしても、中国の格差の広がりは
どんどん拡大しているようです。
北京や上海はとっても発展していて
街だけ見ると、東京以上の大都市になっていますが
东莞のような田舎は、５つ星ホテルにさえ暖房システムもないくらいに
まだまだ貧しい状態です。
にもかかわらず物価はどんどん上昇していて
庶民の生活の大変さは切実だと思います。
スーパーの食品の値段などは
シンガポールと大差がないほどで
数年の間に物の値段がどんどん上がっていてびっくりしました。
スーパーでは赤ん坊をいれた籠を背負ったお母さんがいたりして
庶民の生活は相変わらず貧しいまま。
中国の経済発展は目覚しいけれど
一般庶民の多くはまだまだ貧しい生活をしています。
日本に観光に来てたくさん買い物をしたり
土地を買いあさったりしているお金持ちは
一部の人たちなんだな、と実感します。
シンセンの近くの松山湖では梅や桜やたくさんのお花が咲いていて
とっても綺麗でした。
