今週末は父の日ですねクローバー


父の日によせて両親に感謝していることを綴ってみます。



私は幼少のころから父や母に
『あれしなさい、これしなさい』、と
言われたことがなかったんですね。


親から言葉による『世間の常識と言われている刷り込み』
による躾というものがが少なかったと思います。


私という個性を理解してそのまま受け止めて
見守ってくれたこと、そのことをまず一番感謝したいです。



前回、母がこちらに来たときにそのことを言ったら
『親が言う前にやっていたから言う必要がなかっただけ。


 勉強も進学も就職も全部、親に相談する前に
 自分でどんどん決めてやっていたでしょ。


 途中からお父さんが脱サラして、お母さんも忙しかったし
 子供にかまう暇もなかったしね。』と、母。




よく聞く小さいころのエピソードは、
私のわがままや強情に困り果てながらも
私の意志を通してくれた母の話。



『ほら、3歳くらいのころ、従姉からもらった雨合羽、
 長くて引きずるから直してから着ようね、って言ってるのに、
 今すぐ着るって聞かなくて、雨も降ってないのに着て出て行って
 階段から落ちておでこぶつけたよね。
 この子は意思が強い、って思ったわ。』



そのおでこの傷、いまでも残っています(笑)


傍からみたら単なる聞き分けの無いわがままな子供ですが、
母はそんな私を意思が強い、と受け止めてくれたんですね。


その肯定感は確かに私の人格形成上、大きく作用しています。



これまで親に相談するということをせずに
さっさと自分で勝手に決めて、すべて事後報告。


親もさすがにわかっているらしく、『あ、そう』、で終わり。


心配症の母はきっと内心では色々思うことがあったのでしょうが
心のうちに留めて、父と共にいつも応援してくれました。



そしてもうひとつ、感謝していることは
態度や行動、親自身の在り方として
『この世は楽しむもの』、と教えてくれたこと。



父は人をもてなすがの大好きで、
父が元気な時はいつも大勢の人が来て賑やかな家でした。


話が上手で面白くて独創的、新しいことが大好きで
父の周りはいつも明るいもので溢れていました。



小さいころは、夜にお布団の中で聞く父の創作話や
オルガンの弾き語りが大好きなパパっ子でした。



母もいつも自分のことより人を優先。

父を尊敬し、父が病気で14年寝たきりになっても
仕事のあとの病院通いを欠かさずに、
うまく生き抜きをして嫌なことはすぐ忘れる、
そして朗らかに人生を楽しむことを忘れませんでした。



どんなに大変でも二人とも子供の前で
人の悪口や愚痴を言ったことは一度もありません。


これって努力とか意識も相当ですが、
両親が自分の親から受け継いだ気質も大きいと思います。



父の実家は商売をしていて幼少のころから
内外の人に囲まれて賑やかな環境で育ちました。

父はやんちゃでいつも兄弟の中心になって
リーダーシップをとる陽気なガキ大将だったそうです。



母の実家も商売をしていて常に大勢の人に囲まれて
祖父が家族も人付きあいも非常に大切にした人で、
そんな姿から母は人生の楽しみを学んだのだと思います。



『三つ子の魂100まで』


諺通り、小さいときの環境が
子供の人格形成に多大な影響を与える、
ということが昔からわかっていたのですね。

今では6歳ころまでの潜在意識のインプットが
その後の人格形成に大きく影響すると言われています。



子供は小さい大人です。


ただ単にこの世での経験や知識が
大人よりも圧倒的に少ないだけで
魂のレベルはずっと進んで生まれてきています。


子供にその場限りの言葉やウソは通用しません。


子供は親の口先だけの言葉をほとんど聞いてません。

子供は親の生き様を見ているのです。


子供は親の行動から全てを学ぶのです。



子供に勉強してもらいたければ
自分が率先して学び、その姿を見せること。



優しい愛のある子供に育ってほしいなら、
自分が率先して愛と優しさで満たされ、それを示すこと。



真面目に生きてほしければ、
親が真面目に生きる姿を見せること。



親ができる精一杯のことは
自分の生き様を子供に見せること、
それだけだと思うのです。



子供と言えども他人です。


他人を変えることはできません。
変えることができるのは自分だけです。


自分を変えて、自分の生きる世界を変える。


それだけで目の前の世界は確かに変わるし、
何より身近な子供はそれを敏感に感じとります。



願わくは大人が自分の機嫌を上手く取り、
生きる楽しみを自分で創造できるようになれば
幸せな大人が増えて、子供たちはそんな大人を見て
自分も早く大人になりたい、と夢を持てる社会になると思います。



今週末の6月17日は13回目の父の命日です。


明日より10日間、父の法事のために札幌へ一時帰省します。


美味しいものと賑やかな雰囲気が大好きだった父のために
家族で美味しいものを食べながら楽しく時間を過ごして
和やかに供養したいと思っています。


可愛い姪っ子ちゃんに会って遊ぶのも
今回最大の楽しみの1つですドキドキ



この10日間はメールの返信などは遅くなりますが
よろしくお願いします。


皆さんも良い1日をパー