「楽観主義者は正しいし、悲観主義者もまた正しい。


この2つは光と闇が違うように違うが、どちらも正しい。


どちらも自分の見方、世界観からすれば正しいのだし、
それぞれの人生を決定するのは、その人がもつ世界観なのだ。


それが、力強い人生になるか、無力な人生になるか、
安らかな人生になるか、苦痛だらけの人生になるか、
成功の人生か、失敗の人生かを決める。」 


                 『人生の扉をひらく「万能の鍵」』より抜粋




この初夏に購入した本で、そこからの抜粋です。


この本には、この無常の世の中の
変わらぬ真実がたくさん散りばめられています。


100年以上前に書かれた本にもかかわらず、
日々新たなインスピレーションを受け、
繰り返し繰り返し読んでいます。



で、今日は、この本と、最近行っている指紋分析を通して
感じたことを書いてみます。



生きる、ということは、
1つは自分自身を知ることだと思います。



自分を知らずして、外の世界や他者を知ることはできません。
全ては自分から始まるのです。



自分は何者で、何に興味をもち、人生で何を欲し、
どんな能力を使って何を達成したいのか。


自分とはどんな人間で、
どんな考え方で自分や外の世界をどのように見るか。


それによって自分の生き方が自ずと方向づけられます。


自分自身をどう考えて、
外の世界をどのように捉えるのか、という
自分がもつ世界観が自分の人生を決めるのです。



ただ、人は自分の顔を、鏡や写真を通してしか
見ることができないように、
自分自身のことも一人で悶々と考えるよりも
他者や外の世界と交わることで
より良く理解できるようになります。



だから、ある程度の年になると、子供は
親や家族という狭い世界から
色々な人が居る広い世界へ出て
多様なな経験をすることが大切なのです。



他者と交わることは、他者という鏡を通して
自分を知ることになるからです。



そして、その交わる他者や外の世界は、
自分の心の中にある考えや思いと同じようなものを
惹きつけています。

まさに『類は友を呼ぶ』、ですね。



その世界観が明るく楽しく陽気なものである時、
人生には同じものが引き寄せられます。



その世界観が暗く悲観的で恐怖にあるれるものである時、
人生にも同じものが引き寄せられます。



同じような思いや考え、価値観だからこそ
一緒にいて楽・心地よいと感じるのですね。



でも、大人になっても、自分を知らない人は案外多いものです。


逆に自分を充分に理解している人のほうが少ないくらいです。



自分を知らない、故に世界を知らない、
そのような無知によって、ムダに恐れや心配を抱き、
本当の能力を発揮できずに、
本来あるべき姿よりも縮こまった生活を送っている人が多いのも事実です。



自分を知るために、遠い国に旅する必要も、
滝に打たれて厳しい修行をする必要もありません。



自分を知るには、
あるがままの自分を知り、
そのままを受け入れて、愛すること。

そこから始まります。



その目安として、日々、自分の感情に着目してみます。


感情は自分を知る大切なバロメーターです。


自分が心地良いと思うことや楽しいと思うことを積極的にし、
気分良く過ごす時間を多く作ります。



そうは言っても、
自分と合わない人や嫌いと思う人と
付き合わなくてはいけない現実を持つ人もいますね。



じゃ、どうするか?



それもはやり自分のことを知ることが
解決法をもたらしてくれます。



私はこう考えて、こう思って、こう感じた。


じゃ、相手はどう考えて、どう思って、どう感じたのだろうか?


なぜ私は彼とそりが合わないのだろうか?



苦手と感じることや人を見つめることは
自分の中の苦手や恐怖と向き合うことです。


これは自分をより良く知るチャンスです。



自分のスタンスを明確にすることで
相手のことも明確に理解できるようになります。



相手を理解できると、相手のことも受け入れやすくなります。



私たちは理解できないものには、恐怖や不安を感じますが、
理解できれば、受け入れることができるのです。


これって、あらゆる人間関係で言えることです。


親子・兄弟・夫婦・友人・同僚・上司と部下など
自分と相手のことがクリアにわかれば、
よりスムーズな関係が築けるのです。



日本人は特に他者の心の動きに敏感な民族で
自分よりも他人を優先するように教育され、
そのような文化を長い歴史で培ってきました。



それは本当に素晴らしい文化です。



他者を尊重するためには、
自分を尊重することが前提です。



自分を尊重せずに、他者に重きを置きすぎると、
自分を見失い、他者に惑わされることなります。



まずは自分ありき。


自分自身を理解し、
自分の中心軸をもつことです。



私は今日、どんな気持ちで1日を過ごしたいか?


あるいは、過ごしただろうか?




それを決めるのはすべて自分の心の持ちようであり
考え方なのです。



その積み重ねが自分の生き様となるのです。



豊かで調和の取れた人生を創るのも
苦痛と苦悩に満ちた人生を創るのも
自分次第ということですねグッド!