素肌が美しい人は、胃腸・肝臓・腎臓の状態が健康で正常に機能しています。
逆に言えば、肌トラブルのある人は、大抵の場合、胃腸・腎臓・肝臓にトラブルがあります。
なぜなら、肌は内側の臓器の状態を表す鏡の役割をする臓器だからです。
なので、肌トラブルのある方にどこにどんなトラブルがあるかを聞くだけで身体の内側や感情の状態がわかります。
胃は、食べ物の入り口で、たんぱく質を消化する場所。
胃の調子が悪いということは消化吸収が出来ないのですから栄養失調から健康全般に悪影響がでます。
冷え、貧血・慢性疲労・乾燥肌・やつれな・吹き出物・肌荒れなど。
腸は、消化されたものが吸収される場所。
腸内環境が悪いと、たるみやすい肌になります。俗に言うブルドッグタイプです。
肝臓は、吸収された栄養が同化されたり、解毒されたり、分配される場所。
肝臓が悪いとシミですね。
腎臓は、ミネラルバランスを取り、血液がろ過されもう一つの解毒場所。
腎臓が悪いとむくみやクマですね。
口から入った食べ物が身体にきちんと有効利用され、肌にもキチンと栄養が行き届く為に、この一連の臓器の適切な機能が必要不可欠なのです。
人間は食べ物から栄養をもらって生きています。
肌も同じです。
肌も血液が運ぶ栄養と酸素から栄養をもらい美しい肌が作られています。
年齢による分かれ目は、30後半から40代ですが、個人差はあります。
早い人だと30代前半から老化を感じる場合もあります。
暴飲暴食や過剰な甘いもの・タバコ・ストレスなどが臓器にダメージを与えて老化を加速しますから、悪習慣は肌トラブルを増加させます。
これまでの食事の歴史が肌に出るのが30代からでしょうか。
人種的にはアジア人は欧米人よりも老化の速度はゆっくりです。これも食習慣が関係しています。
老化の外的要因となる過度の紫外線への露出や気候なども関係します。
イギリスでは日照時間が少ない為に太陽崇拝があり、小麦色の肌へのステータス・非常に乾燥した気候などから25歳以降の老化は非常に急速で顕著です。
高温多湿な気候・色白が好まれる日本では、40代でも美しい肌を維持する方も多いです。
が、最も大きな要因は、外的要因ではなく、内側の臓器の健康具合なのです。
臓器の健康を害する要因は、ストレスや栄養失調です。
ストレスにより気持ちが乱れれば、臓器も血液状態も当然影響を受けます。胃腸の働きは乱れ、消化出来ない食べ物は腸内で腐敗し、肝臓腎臓にも負担を生じ血を汚します。
食事の栄養が素晴らしくても負のストレスがあれば、血液は一瞬で酸性に変わり、消化・吸収・同化・解毒が滞り肌にも悪影響がでます。
臓器の下垂は、臓器が機能していない証ですから老化の元です。
美しい肌は、心身のバランスが取れていて健康であることの明かしです。
特に年齢を重ねてゆくと、健康こそが美しさの重要な元になります。
心身が健康であればお化粧で上から塗ることも隠す必要もありません。
スキンケアは非常にシンプルに済みます。
私は器用でも几帳面でも無いので、毎日きっちりお化粧して、きちんと全部落とす、と言う作業はとても出来ません。
なので一番シンプルで、でも確実に素肌から綺麗でいられる方法を20代後半から実践してきました。
それが心身の健康を維持し、適度なバランスを維持することです。
心身が健康であれば、綺麗な素肌はオマケの様に付属してきます。
そしてシンプルなスキンケアだけで日々過ごせるので、簡単で楽チンです。余計なお化粧で肌を汚すことも無いです。
全てに言える事ですが、物事は根本の要因を見て、そこにアプローチすることが大切です。上辺に惑わされずに、表からは見えない根っこ、核心にアプローチすることです。
もう一つ重要な事は、あまり自分の欠点ばかりに意識を向けないことです。自分と戦うのは最もエネルギーを消耗させ、何も得るものがありません。
見つめるもの・意識を向けるものは拡大します。自分の事だけに意識をいっぱいにしない様に。
自分のことはほどほどにして、広い視点でこの世界の素晴らしい事柄に意識を向けて日々イキイキと過ごすことです。この瞬間を謳歌する事が幸運の波動を創り健康も美肌も創ります。