私たちの人格や性格・知性・好き・得意・苦手などは、3つの要素から出来ています。

1つは、持って生まれた遺伝要素
2つめは、生まれた後の親や環境などの無意識レベルの環境要素
3つめは、経験によって得る顕在レベルの意識要素

このの3つが交じり合って今の自分があります。

遺伝的な特徴は、体型・顔付き・肌色・遺伝体質などの肉体的特長だけではなく、脳の機能の仕方にも影響しますから、性格・思考・運動神経・手先の器用さ・計画性・想像力など感情的・精神的な部分にも多岐に渡って表れるのです。

実は、本質的な気質・性格・才能・知性・長所・苦手などは、すべてが遺伝子の中に組み込まれた情報なのです。

これはご先祖さまから両親、そして自分へと脈々と受け継がれた膨大な情報と経験値であり、肉体的・精神的・魂的特長です。

後に生まれるほどその情報量は多くなる為、後に生まれた世代ほど、知性も才能も多彩で多様になるのです。

スピリチャル的に親よりも子供のほうが魂が進化していると、聞いたことのあるかもしれませんが、これはDNAの情報量も経験値も後の世代のほうが多いのですから、当然なのですね。だって遺伝子は記憶装置なんですから。

だから、子供だからといって侮ってはいけません。

子供は誕生の瞬間から親の経験値を持って生まれ、更に親の経験値を超える世代なのです。今は情報のスピードも量も桁違いになる人類の目覚めの時なのですから、魂とDNAの進化も物凄い速さで進んでいるのです。

時々新しい事やまったく知らない事なのに瞬時にすんなり納得できるのは、DNAに太古の叡智の記憶があって、何かの刺激でその記憶に繋がる為だからなのですね。本当は新しく知るのではなく思い出しただけなのです。

特にリラックスしている時に、無限の潜在意識と繋がっている右脳が活性化して、過去の叡智が詰まっているDNAに繋がりやすくなります。これは直感やテレパシーと言われるものです。リラックスしている時ほど正しい判断ができるのはDNAのデータの読み取りができるからなのです。

遺伝的な脳の機能の特徴は、指紋分析をすると明らかです。指紋は、脳の神経の働きを表す重要な個人のデータです。一生涯変わらない個人に特有のものなので個人証明に世界で使われています。

つまり、人間とは、遺伝子という乗り物に乗った意識なのだな、ということが深く理解できます。

が、DNA情報だけが個人を決定する全てではなく、環境と本人の意識も大きな影響を与えて人格を形成します。

私たちは、遺伝子という鋳型に自由自在な色を与えられたセミオーダメイド仕様なのです。どんな色を選んで人生を彩るかは自分次第なのです。

例えば、160cmの人がいくら熱望して運動して栄養をとっても190cmになることはありませんが、自分らしく幸せに生きることは可能です。

音楽的才能が全く無い人が偉大な歌手になれる可能性は低いです。これも遺伝的要素だからです。が、音楽関係の仕事について別の能力を発揮して幸せに生きる事はできるのです。

遺伝的に苦手な分野があっても、親や環境によって愛と自己肯定に満たされると、コンプレックスや苦手意識無しにスクスク育つことも可能です。

私はまさにこのタイプ。
指紋分析では遺伝的に劣るのが運動分野と父の体質を受け継いでいるのがわかりました。が、子供時代、スポーツは得意。でも、大人になってスキーで怪我をしたり、疎遠になったのは元々能力が低いためなのがわかりました。成長過程で苦手意識をもたずにこれたのは、親とご先祖様に感謝ですね。

逆に、素晴らしい運動能力を持って生まれても、運動を継続する環境・・親の協力・本人の努力・良いコーチとの出会いなどが無ければ、素晴らしい才能も発揮できずに終わってしまうこともあるのです。

遺伝的にまったく劣る点が無い人もいます。が、親や家庭環境などが本人に適切ではないと、コンプレックスだらけの劣等感に苛まれる場合もあるのです。本人の意識も低いままの状態の場合、素晴らしい才能を発揮できずに辛い人生を送ることもあるのです。

まさに三つ子の魂の百まで、で、どんなに遺伝的に素晴らしい特質があっても、適切な環境や教育にないと、本人に自覚がないまま才能を活かしきれずに欲求不満の人生を送ることもあるのです。

遺伝的に非常に劣る分野がある場合は、努力しても人並みかそれ以下で、本人にとってはそちらばかりに意識を向けた人生は辛い事が多くなるものです。

なので、劣る点を平均に持っていこうとエネルギーと時間を注ぐくらいなら、才能のある得意なほうに意識を向けてそちらを伸ばす方がずっと楽しく生き甲斐のある人生になります。なぜなら、才能がある分野は、少しの努力で人よりもうんと秀でて上手くできるからです。

大人になって薄々自分の才能に気づく人も多いのですが、確信的な自信には繋がっていない場合や、全く努力をしなかった場合、活かしきれずに中途半端なまま宙ぶらりんの人生になることもあります。

自分の得意なことや才能を存分に活かして生きる時、私たちは、幸せや充実感・遣り甲斐・満足を感じる様にできています

そして、それは自分の心・感情・意識が教えてくれるものなのです

リラックス・喜び・ワクワクの気持ちが、自分のあるべき正しい道に乗っているサインなのです。

この肯定的感情の積み重ねが高い意識を生み、人生を望む方向へ導く基本となるのです。

つづく