口に含むと同じ甘い糖質でもその中身も体内の消化吸収代謝の過程も違います。
知識としてこの違いを理解しておくと
不調の予防や選択の役に立つでしょう。
【単糖類 : ブドウ糖・果糖】
糖質の最小単位
どんな糖でも吸収される時に単糖類になる
これ以上分解されないので胃腸の負担にならない
- ブドウ糖(グルコース)
生命維持に必須のエネルギー源
脳の唯一の栄養源
速やかに吸収される糖質なので疲労回復に即効性がある為病気で体力が衰えた病人に点滴として利用される
加工食品に広く使われる
ブドウ糖は、果物・蜂蜜に含まれる他
ご飯 餅 麺 パン パスタ かぼちゃ 芋などの穀類・根菜類 小麦粉・デンプン類、アルコールなどの炭水化物も体内の消化酵素で分解され最終的にブドウ糖になる
白砂糖 パン 小麦粉麺などの精製炭水化物はブドウ糖同様すぐに血糖値を上げるので、根菜類・きのこ類・野菜などの食物繊維と共に摂取して、血糖値を緩やかに上昇させる事が健康には大切です。
ブドウ糖の過剰は脂肪変換、血糖値上昇・眠気・糖尿・メタボを誘発、ガン細胞のエネルギー源でもあるが不足も脳の障害や低体温、疲労を誘発するので過不足なく取る事が大切
成長期の子供は、身体も脳も発育するため、ブドウ糖を大人以上に自然に欲するのが正常です。
砂糖や小麦粉ではなくご飯や根菜類、旬の果物でブドウ糖を毎食、きちんと食べる事が健康な心身の発育に大切です。
Conyも成長期の高校までの朝食は絶対に米派でした。パンが出ると母に文句を言ったものです。
血糖値を急激にあげて急激に下げるパンだとお腹が空いて昼まで持たないのです。身体は本当に正直です。
ちなみに南国シンガポールでは、朝はビーフン、米粉麺、お粥がこちらの健康的な朝食です。朝から米を食べると言ったら新婚当時 夫に驚かれたものです。
年中蒸し暑いので、米を朝から食べると消化に響いて身体が疲れるのです。
「果糖ブドウ糖液」は、多様な加工食品や子供のお菓子・飲料に使われていますが、これは病気とデブの元なので気をつけましょう。ほぼ遺伝子組み換えしたとうきびから作られる化学薬品で病気の元です。これを使うなら白砂糖の方がマシな程です。加工食品の原料を確認してこれを避けましょう。
- 果糖(フルクトース)
名前の通り果物にも含まれる糖 蜂蜜にも含有
最も水に溶けやすい糖分でその特徴から飲料水やあらゆる加工品に使われが虫歯の原因にならない
過剰は中性脂肪増加 脂肪肝 糖尿病 メタボ 肥満の元
果糖は、ブドウ糖に比べて血糖値を緩やかに上昇させるため身体が満たされないので、果物の食べ過ぎには注意しましょう。
(Conyは子供の頃から一度に冬みかんを10個食べたり
南国の在住の今 果物豊富をいい事にマンゴーを毎日沢山食べたりして果物過剰摂取気味でした😓)
小腸で吸収できない果糖は肝臓で処理されることになり、果糖の過剰は肝臓に負担をかけます。食後の果物は肝臓の負担になるのでやめた方が良いですね。
果糖の過剰も炎症の元です。
母が脂肪肝だった時に医師から夕食以降の果物禁止令が出たのは、この様な理由があったのです。
品種改良されて、とても糖度の高い日本の果物も要注意かもしれません。
巷では果物の果糖がデブの元と言う論争もありますが、加工食品のお菓子を食べるよりは地物の旬の果物を控えめに食前に適量を楽む程度ならずっと身体にも心にも良いと思います。
新鮮な果物は、果糖以外にビタミンやミネラル、酵素 食物繊維を含み、消化吸収の際に体内の酵素を無駄遣いしません。
果物の皮に付く農薬はミネラル液のケイ素で落とせるので、気にせずにベリーなどを安心して食べる事ができます。
フルーツジュース、ドライフルーツ、缶詰は果糖過剰で栄養は無く、肝臓の負担になるので、Conyは
フレッシュな果物と蜂蜜以外の果糖は取りません。
繰り返しますが、巷の加工食品には非常に多くの果糖ブドウ糖液が含まれていて、原材料名に「果糖ブドウ糖液糖」で表示されますから避けるに限ります。
食品に見える冷凍チキンナゲットはクズ鶏肉の再生品で味をよくする為に安い果糖ブドウ糖液が入っていたり、本醸造というラベルのついた安い日本酒にも安い果糖ブドウ糖液が入っていたりします。
砂糖は体内に入って血糖値が上がるまでに10分ほどかかりますが、果糖ブドウ糖液は素早く体内に吸収され一気に血糖値が上昇し、快感をもたらし常習性があります。ラベルを読みましょう!
【二糖類】ショ糖(砂糖)、麦芽糖、乳糖
単糖類が2つ結合してできた糖
- ショ糖=蔗糖=スクロース: 一般的な砂糖の主成分
ブドウ糖+果糖が強く結合した糖
甘さの成分であるショ糖のみを抽出する分蜜糖がグラニュー糖、上白糖、三温糖、氷砂糖、和三盆など
三温糖は精製した砂糖の残骸でカラメル化しているので体内で尿素毒を作り白砂糖よりも身体に悪い
分蜜糖のショ糖含有率は98〜99.9%
和三盆は、四国産の竹糖が原料で伝統的な手作業の製造法で作られる高価な糖質「盆の上で三度研ぐ(練る) 」が由来で高級和菓子の材料
和三盆のショ糖含有率は97%
原料から絞り出した蜜の成分を残して作る含蜜糖が黒砂糖、きび砂糖、てんさい糖などでショ糖含有率は80〜85% 他にミネラルやビタミンを含む
カルシウムの含有量は黒砂糖がダントツ
ショ糖は、体内に入ってすぐに吸収され血糖値を急激に上げる糖分で、過剰摂取は多様な不調・病気の原因を作る
単糖の果糖やブドウ糖は、単独ではすぐれた栄養素でも、この二つの分子がくっ付いたショ糖の精製糖である白砂糖は悪玉になります。
白砂糖はコカインの様に極度に精製された極陰性の加工品で、精製過程でビタミンやミネラルなどの微量栄養素を失った酸性の化学薬品とも言えます。
人体は弱アルカリ性が健康な状態です。
酸性食品の白砂糖が大量に体内に入ると、酸を中和するために体内のビタミンとミネラル、酵素が消耗されます。
胃酸、消化酵素が働きかけてもなかなか切り離す事ができず酵素が足りなくて消化されず体内に残ったショ糖は胃、小腸で、大腸で真菌、悪玉菌となります。
白砂糖はウイルスや菌、ガン細胞の大好物の栄養素です。
体内で悪玉菌が増えると、自衛組織である白血球が悪玉菌を退治し、白血球の死骸からは活性酸素が大量に生み出されます。
大量に生み出された活性酸素で臓器が損傷し、胃腸
呼吸器系の粘膜を緩ませ胃下垂、便秘、浮腫み、冷え、乾燥肌、風邪、リウマチや鼻炎など炎症の誘発
自律神経失調症、脳の細胞も緩ませ情緒不安定、うつ
悲観傾向、キレるなどに密接な関係があります。
どんな形にせよ白砂糖は、取らない事が
心と身体の健康維持に貢献するのは確かですね。
人工甘味料は極めて毒性の強い添加物で化学薬品なので言わずもがなです。
身体と脳のエネルギー源のブドウ糖は炭水化物から
果糖は旬の果物から摂取できるので、本来は砂糖を取る必要はありません。
砂糖にまみれて心身共に蝕まれている現代では
無理に砂糖を止めるのは至難の業ですが
自然に砂糖を欲しない様に身体を作るべく
腸内環境を整える食習慣が大切です。
砂糖中毒だったConyでさえ数年で砂糖を欲しない身体に変える事が出来たのですから、誰でも可能なことです。
意識と行動で心も身体も素肌も改善できます✨😊✨
つづく。