前回の続き。



【二糖類】


単糖類が2つ結合してできた糖

ショ糖(砂糖)、麦芽糖、乳糖など



麦芽糖(マルトース)

水飴の主成分

ブドウ糖2つが結びついた糖質

芋や穀類のデンプンの芽にある酵素でデンプンを分解し作られる

 

 

麦芽糖は加熱しても焦げにくく、液体に溶かしたり煮詰めた後で冷やしても結晶になりにくいので、口当たりの良い滑らかなチョコレート菓子、飴、佃煮、清涼飲料、アイスクリーム等に使われる


その甘さは砂糖の35%程度と穏やかでも、ブドウ糖2つのためか、食後の血糖(ブドウ糖)値上昇が砂糖よりもやや高いため過剰摂取に注意


ただ、ブドウ糖はエネルギーになりやすく

糖の種類の中では脂肪になりにくい



果糖はブドウ糖の3倍中性脂肪になり

過剰に果物を食べるのはどうか

と言う理論もあります。



何事もほどほどに中庸が大切とConyは身を以て経験しているので、旬の果物を1日1、2回 食前に適量食べ

(りんご半分など消化酵素を促す前菜として

食事の30分前に食べています。



最近のスーパーで販売されているお菓子は

砂糖よりも水飴が多い様ですね。原材料の多い順に記載されていますが、水飴が最初に来る駄菓子をよく見かけます(見るだけで購入はしません)




乳糖(ラクトース)

母乳や牛乳など哺乳類の乳に含まれる糖単糖類のガラクトースとブドウ糖が結合したもの

乳糖の甘さは砂糖(ショ糖)の約1/5

ほんのり感じられる程度の甘み



牛乳や乳製品でお腹がゴロゴロしたり下痢をする場合 乳糖不耐症の可能性があります。これは、牛乳に含まれている乳糖を分解する酵素がないか、働きが弱いため 乳糖をエネルギー源として利用できないために牛乳を飲んだときに下痢やお腹の張りを訴える症状



乳糖分解酵素の働きの強弱は、人種・年齢により違いが大きく、新生児は十分な乳糖分解活性を持ち、加齢と共に分解酵素は弱くなる 日本人を含むアジア系は弱く、ヨーロッパ系白色人種は強い傾向がある




天然の糖質


【蜂蜜】

蜂が作った糖蜜

蜂蜜は、果糖(40%)ブドウ糖(35%)とショ糖(数%) 水分20% ビタミンミネラル アミノ酸 酵素 有機酸 

自然界でもっとも甘い人類史上最古の蜜

殺菌 抗菌作用(但し純粋生の蜂蜜のみ)

マヌカハニーは優れた殺菌効果を含む

蜂蜜の殺菌抗菌作用は虫歯予防になる



純粋蜂蜜=生蜂蜜

蜂が作った蜂蜜に何も混ぜていないもので、国産では水分含有量が23%以下 海外産では20%以下の基準のものだけが純粋蜂蜜で非加熱は生蜂蜜(raw)と名称可能


純粋蜂蜜で非加熱の蜂蜜だけが本来の栄養を含む  酵素やビタミンは、45度以上の熱にさらされると壊れるので非加熱の純粋蜂蜜がベスト 


純粋非加熱蜂蜜は、金属に触れると変質するので木のスプーンがお勧め


稀にボツリヌス菌が含まれていることがあり、1歳以下の乳児はボツリヌス菌の耐性が無いので、摂取すると乳児ボツリヌス症を発症することがあるので要注意


ブドウ糖と果糖を含む蜂蜜も過剰摂取は中性脂肪となり肥満や不調の元

適量を加熱せずに常温で食べる



精製はちみつ(加工品)

蜂蜜から匂いや色を取り除き加工したもので加工により本来の栄養素は壊れて砂糖と同じく糖分としての役割しか果たさない

  


加糖はちみつ(加工品)

蜂蜜に果糖ブドウ糖液を加えたもので

蜂蜜の含有量が全体の60%以上のもの

スーパーなどで見かける安い蜂蜜は加糖はちみつであることが多い

ブドウ糖が加えられているはちみつは結晶化するが、水飴や砂糖が加えられている場合は結晶化しない



蜂蜜はマヌーカハニーなど純粋非加熱のものでなければ、期待する栄養や抗菌作用は得られない


マヌカハニーの殺菌成分メチルグリオキサールは、MGO(MethyGlyOxal)と表記


MGO、マヌカハニー1kgに何mgのメチルグリオキサールが含有されているかを数値化したもの

MGO200は、マヌカハニー1Kg200mgの殺菌成分を含有する意味で数値が高いほど殺菌力は高い

MGOはニュージーランドの「Manuka Health New Zealand」社のみが使える商標


マヌカハニーの殺菌成分有効性が発見される前はUMF表記で(Unique Manuka Factor)、消毒薬フェノールとの比較によってマヌカハニーの殺菌力を数値化したもの UMF+10表記でフェノール10%の消毒液と同等の殺菌力を示す


UMF数値の高いマヌーカハニーは、胃の不快感やピロリ菌、口臭にも期待できる


殺菌抗菌を期待する場合は ラベルをよく読んで

本物の蜂蜜やマヌーカハニーを選ぶこと




【メープルシロップ】

の木から集めた樹液を人工的に煮詰めた糖質

世界で流通するメープルシロップの70%以上はカナダのケベック州産🇨🇦   1600年頃から北米以北で利用


ショ糖約60% 水分30% ブドウ糖と果糖3 有機酸0.5%

甘さは蜂蜜より控えめで低カロリー

カリウム  カルシウム  マグネシウム  

マンガンが豊富で肝臓保護効果がある



無添加本物の見分け方は以下5基準


1)添加物・着色料・香料不使用

2)100%純粋な楓の樹液が原料

3)原材料名は「カエデ樹液」「メープルシロップ」  「楓糖液」など

4)原産国の表記 : カナダ

5)4つのグレード

ゴールデン・アンバー・ダーク・ベリーダークのいづれかが表記される

グレードの違いは、色 採取時期の違い


ゴールデン

収穫の最初に取る一番搾り

味共に最も薄く透き通った黄金色

甘さ控えめ繊細な風味


アンバー

ゴールデンの後に採取した樹液が原料

琥珀色でメープル独特の風味

日本に一番流通されている


ダーク

アンバーの後に採取した樹液が原料

メープル独特の風味と色がより濃い

肉や魚料理やソース作りにお勧め


ベリーダーク

採取の最後に採取した樹液で非常に甘く黒砂糖のような色 カナダでは加工品の甘味材料として使用されることが多い


収獲が早いほどショ糖が多く、後ほど果糖とブドウ糖が多いので甘みも強くなる


厳しい品質基準をクリアしたカナダ産メープルシロップはグレード表記があり



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蜂蜜とメープルシロップ、それぞれに希少な糖質で純粋本物はそれなりのお値段です。



蜂蜜の場合、蜂の寿命は約1か月

その間に蜜を外で集めてくるのは2週間だけ

1匹のミツバチが一生で集める蜂蜜の量は

ティースプーン1杯程度の貴重な自然の恵み🐝



ビタミンが多く即座にエネルギー源となるブドウ糖と甘みが強い果糖を含み糖度80%程  水分をほとんど含まないので賞味期限を過ぎても腐ら開封後も長持ち



一方のメープルシロップ、楓が樹液を流す期間は

2週間のみ、40の樹液から1の生産量

豊富なミネラルとポリフェノールを含み、加熱料理や熱い飲み物にも使える

アンバーグレード以下は独特の風味あり


サラサラで水分が多く糖度が70%に満たないものは

カビが生えやすいので開封後は要冷蔵で1か月の保存が目安




Conyが家に常備しているのは、黒糖、蜂蜜、マヌーカハニーですが、11回食べるかどうかの頻度です。



Conyは、忙しい時や食欲が無い時、風邪の流行時に

マヌーカハニーをそのまま木のスプーンで生で食べます。熱い飲み物や煮炊きのお料理には栄養が壊れるので使いません。



飲み物にも甘みを付けずに香りとオリジナルの味を楽しむので、滅多に黒糖も使わずずっと余ってる状態です。



自然の糖質も過剰摂取は要注意です。



甘いものを過剰に要求しない

身体と心の維持が大切ですね。



ストレスの管理

心や意識の持ち方

リラックス法

などを自分なりに持って

何事も楽しみに意識を向けて

自分を活かす生き方を実践しています。