前のブログの後、お米について教えて頂いたり、調べて、わかったこと。
お米の品種は3つに大別できる。
①粘りのあるモチモチ系
ミルキィークィーン おぼろつき
②甘味濃厚もちもち系
コシヒカリ つや姫
ひとめぼれ ななつぼし
④あっさり系
亀の尾 旭 ササニシキ ゆきひかり
この分類は、デンプン含有量の違い。
①高アミロペクチン・低アミロース
↓ ↓
③低アミロペクチン・高アミロース
もち米は、アミロペクチンがほぼ100%、アミロースがほぼ0%。
画像はお借りしました。
米のデンプンは、
アミロペクチンとアミロースの2種類。
このデンプン(糖質)の含有量の違いが、
食後の血糖値に影響を与える。
アミロペクチンは、枝分かれ構造で、
何カ所も同時に切れる為、分解しやすく、食後の血糖値が上がりやすい。
急激に上がった血糖値を下げるためにインスリンや体内酵素が一気に消耗されるので、身体の負担が大きい。
①②は、GI値が高く、消化酵素を一気に沢山消耗し、血糖を乱行化し、心身を疲労させてしまう。
傷・おでき・炎症がある時に、餅米が厳禁、と昔から言われる所以がこれ。
血糖値を急激に上げるものは、体内酵素・ビタミンミネラルを奪い、代謝を阻害し、治癒を阻む。
アミロースは、ブドウ糖が数珠繋ぎ構造で、端から順々に切って、分解に時間がかかる為、血糖値が上がりにくい。
緩やかに上昇する血糖に消化酵素がゆっくり作用し、身体の負担が少ない。
③は、GI値が低いので、食後の血糖値も安定し、炎症になりにくく、酵素の無駄使いをせず、治癒の邪魔をしない。
糖尿病、リウマチ、乳腺炎になりやすい妊婦さん、アレルギー体質、術後、病中病後、慢性炎症、浮腫み、傷がある時は、もち米系は厳禁。
昔の日本人が常食していたのは、
高アミロースのあっさりしたお米。
私が南国で常食しているタイ米も
高アミロースで軽いあっさり米。
小学生の時に食べていたお米もササニシキで、お腹が空くので朝はパンではなく米のご飯を母にお願いしていたほど。
20歳過ぎてからは、米をあまり食べなくなったケド、
多分、私が日本にいた22年前までは、毎日、もち米系由来のモチモチしたお米は、食べていなかった。
餅は、1年で最も寒い時期に食べて、
体熱を作り寒さから守る特別食だった。
年中食べるものじゃない。
いつの間にか、モチモチ=美味しい
に誘導され、魂を売った生産者や提供者がもち米系を浸透させた。
子供のアトピーやアレルギー・癌の増加の裏に、もち米系米の常食あり。
何も知らないと、無知なまま、毎日、
身体に不適切なものを食べ続けながら、
慢性炎症症状を治そうと、病院の薬で更に毒を体内に盛ってしまう。
消費者が賢く選択して、
自分の健康を守る時代。
知ること、
良い腸内環境を維持すること、
自分の身体の声を聞くこと、
大切です。