31歳で海外に出て、

今年で24年目、


海外生活で良かったなと、

実感していることは、3つあります。


視野の拡大


② 割り切りの早さ• 受容力の向上


③ 自己理解と日本人としての誇りの認識



広い世界に出ると視野が拡大するのは、


富士山の麓よりも

遠く離れた方が

富士山の全貌がハッキリ見えるのと同じ。


異文化国の中での生活は、

嫌でも日本人の自分と祖国の日本が

ハッキリと浮き彫りになり、


客観的な視野も広がります。





三世代同居の異文化家族の我が家。


家の中では、英語・福建語・北京語・

マレー語・日本語・ミャンマー語が飛び交い、


各自が異なる文化背景を持ち、

自分の常識が通じない前提があります。


シンガポール独立の年に生まれた夫は、

家では福建語、

学校では英語・北京語・マレー語、

広東語の香港映画で育ちました。


かたや、23歳の義甥っ子は、

英語を母語として育ち、

北京語と少しの日本語だけを話します。


よく義母が笑いながら

「鶏とアヒルの会話」と言うのだけど、


同じ鳥同士でも

鶏とアヒルは言葉が通じない、


つまり、異文化の私たちも同じで、


お互いに話しが通じず、

理解できなくて当然、

という認識があります。


でも、理解出来ない相手を

切り捨てるのではなく、


そのまま認めて受け入れて付き合う、

昔の日本人と同じ受容の向き合い方です。


なので、


何か事が起きても、

いつまでも心の中で燻ることがなく、


仕方ない、とあっさり諦めがついて、

切り替えが早くできる様になりました。





異文化の中で上手くやるには、


自分の中の「日本の常識」から、

不要なものは、どんどん捨てて、


柔軟に違いを受け入れて、


良いものは自分の中に取り入れて、

上書き更新してゆくこと。


祖国の良い点と異国の良い点を

活かしてゆくのがポイントです。


全てを知る必要も、

全てをコントロールする必要もなく、


優先順位の低いものに

意識エネルギーは使いません。


自分で引き寄せているもの=現実、

を冷静に観察して、


大切と感じる事は積極的に学び、

優先順位の高いことに集中して、


違和感や胡散臭さを感じるなら、

同じ土俵に乗らずスルーします。


そんな選別力も上がり、

生活の充実度も満足度も上がりました。


つづく