日高インタビュー:(株)ゆらちょう 代表取締役 井上慶祥 | CLUB HIDAKA BLOG

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和歌山県の日高地方1市6町をもっと好きになる。

毎回ひとつのテーマに沿って、日高のまちの魅力をご紹介します。


   由良町出身の井上さんは、昨年12月、故郷の名前を冠した「株式会社ゆらちょう」を設立。イベント等を通じた由良町の魅力発信や、特産品の販路開拓を行っています。その行動力と人脈、持ち前の明るさから多くの人を惹きつける井上さん。地元・由良町の活性化への熱い思いを語ってくれました。




◆由良町のための会社を

――    「株式会社ゆらちょう」。かなりインパクトのある社名ですが、設立のきっかけは何ですか?

   神戸学院大学を卒業後、1年間は愛知県で塾講師をしていました。ただ私は人前で話したいだけで、教育への熱意がないことに気づき退職。たまたま愛知に来ていた大学の先輩とお会いし、「関西帰って来ることあったら言ってね」という言葉を真に受け大阪へ。その方の元で働くことになりました。
   その後、地元・由良町で自転車関連のイベントを企画した際、特定創業支援事業を利用して「株式会社ゆらちょう」を設立。由良町のための会社をやっていくことを決意しました。


――    色々な縁が重なって、「株式会社ゆらちょう」の設立に繋がったわけですね。具体的にどんな事業を行っているのですか?

   現在は、由良町のイベント企画・運営・宣伝や、町の産品販売を主に行っています。主な活動拠点は大阪で、大阪にモノを売りに行くと同時に、大阪からヒトを呼ぶことを意識しています。
   地元の同級生や、昔から知っている町の人たちと仕事するのはめっちゃ楽しいです! 町外の人から見ると由良町はとても良い町のようで、「これは売れる!?」と日々感じております。




◆これからのまちづくり


――    (株)ゆらちょうの仕事を通じて感じたことは?

 たくさんあるので2つだけ挙げると、①儲けないと話にならない、②若い世代と関わる、ということです。
 私のような若者にとっては、働き口が多く、楽しく、女の子がたくさんいる都会の方が魅力的です。それでも私が由良町で働く理由は、自由にやりながらも食べていけるからです。まず、楽しくかつ稼げる場づくりが地方には重要だと感じています。
 もう一つは、高校生や大学生といかに関わっていくか。これから私や私の子供が住む町を作っていくのは彼らです。彼らに自分たちの町を好きになってもらい、将来のまちづくりを任せていくこと。それをいつも心に置いています。


―― 今後の目標を教えてください。

   先程も言いましたが、重要なのは「楽しく稼げる場づくり」と「若い世代との関わり」です。まずは売上1000万円、将来的には売上1億円を目指します。今は一人の会社ですが、今後は人を雇ったりグループ会社を作ったりして、できることを広げていきます。また、高校生のコーディネーターとして、若い世代とどんどん関わっていきます。
   そうして得たノウハウや人脈を武器に、由良町のコンサルティングに携わりたいです。人口減少が続く中、人口4,000人を維持することが目標です。
   地元・由良町の活性化のため、これからも突き進みます!




◆高校生のアイデアでまちおこし


―― 最後に、井上さんからお知らせです。

   7月31日から9月11日まで開催されている御坊日高博覧会、通称“御博”。そのプログラムの一つとして、8月14日、由良町の旧白崎中学校で「真夏の学園祭~旧校舎からの脱出~」を開催します! 高校生おんぱく部のメンバーで作り上げた、新しい廃校活用事業です!
 ご家族はもちろん、友達同士やカップルでお越しくださいませ!
 
   (イベントの詳細は、こちら。)



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