民の御館様 〜岡崎城奇襲〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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私は北条早雲(ほうじょうそううん)の子・幻庵(げんあん)です。
(早雲は伊勢早雲(いせそううん)と名乗っています。)


早雲が体勢立て直しに動いた1511年、扇谷上杉朝良(おうぎがやつともよし)殿は山内上杉家(やまのうちうえすぎけ)の跡目争いの仲裁に入っていました。

コアラ山内上杉家は亡くなった顕定(あきさだ)さんの2人の養子、顕実(あきざね)さんと憲房(のりふさ)さんが跡目争いをしていたんだ。


しかし、仲裁の甲斐なく争いは激化していきました。

さらに古河公方足利氏(あしかがし)でも争いが起きたのです。

コアラ古河公方は元は鎌倉公方だったけど、先代の成氏(しげうじ)さんの時に古河の地へ移ったんだよね。

古河公方の足利政氏(あしかがまさうじ)様と子の高基(たかもと)様との間で争い、朝良殿はこの争いの仲裁も入ることになりました。

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足利政氏です。我が子なのに父であるわしに逆らいおって!


朝良「まったく〜。山内上杉家だけじゃなく、古河公方家まで揉めるとは!わしは忙しいわ!」



早雲はこの状況を見て、ついに決心します。

早雲「氏綱(うじつな)、小太郎(こたろう)!三浦道寸(みうらどうすん)を攻めるぞ!扇谷上杉朝良が動けぬ今が好機ぞ。」

小太郎「いよいよだね。」

氏綱「我が軍勢の体勢も立て直しました。いつ父上の下知があるか、皆待っておりました。」

小太郎「三浦は我らが朝良と和睦したことで攻めてくるとは思ってないよ。油断してる。」

早雲「では道寸のいる岡崎城を奇襲するぞ!」



コアラ道寸さんは岡崎城を居城としていたんだ。

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岡崎城跡。場所は現在の神奈川県伊勢原市辺り



早雲の岡崎城奇襲は成功し、岡崎城は落城。扇谷上杉家と和睦したと思っていた道寸は驚愕しました。


道寸「和睦したはずの早雲がなぜに〜!和睦は偽りか⁉︎ 」



この奇襲で道寸は自らの弟の道香(どうか)が守る住吉城に退却しました…。












つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜