沖縄で数学教師してます、「比嘉」です。

「数学を通して生徒が自分で考えて行動する」ことを目指してブログを始めた高校教師です。

※自己紹介はこちら










医療系に進む生徒を「数学」で育む。














医療系(医師、看護師など)を目指す生徒が多い近年、数学教師として何ができるかを考えてみると。。。




・進路先の数学受験対策
・論理的思考の育成
・専門分野と数学のつながり





がありますが、
私個人で重要だと考えることがもう一つ。














ミスの改善。









これは
・計算ミス
・考え方のミス
・答え方のミス


と、色々あります。












で、私の経験上、これが多い生徒は、
・忘れ物(事)多い
・勘違いが多い
・見通しが甘い

傾向があります。
※もちろん、全員ではありません。あくまで傾向です。










そういう傾向がある場合、
医療系に進むとなれば、職業柄致命的な弱点になってしまいます(命を預かるので)。








なので、これらの改善のために
「3つのSTEP」
が大切だと考えています。














具体的には、
STEP 1.ミスの傾向を把握
どのようなミスが多いかを把握。
例)
・足し引き算での繰上げ下げのミス
・二次関数で平方完成をするのか因数分解をするかの考え方ミス
・計算スペースでは解けているのに、解答欄に書くときにミス

STEP 2.ミスの改善方法を考える
ミスの傾向を把握し、どのように対処するかを考える。
例)
・足し引き算の繰上げ下げは「数字をちゃんと書く」「指折りで示す」。
→実際に見えることで、ミスを軽減。
・二次関数の平方完成と因数分解の違いを「問題文や問題の流れから把握」し、「自分でまとめる」。
→使い方を問題から見抜けるよう、自分で整理する。
・計算スペースからの解答転記は「ペンで指しながら」。
→チェックしながら転記することでミスを軽減。

STEP 3.時間を計り実践する
STEP1、2を意識して、限られた中で実践出来るか試す。
※「時間を計る」は重要。限られた時間内でミス軽減が目標のため。









これを繰り返すことで、数学のミスが減ると考えます。そして、日常生活でもこの 3つのSTEP を活用することで、弱点の改善が図れると考えます。











また、
ミスはミスでも、数学とは別で、
字が走り書きのため」1と7を見間違えて計算するミスと言った、「自分の癖」によるミスもあります。




このように、ミスに向き合うことで、自身の癖も発見でき、個々にあったミス対応も考えられます。
















これらのことからもやはり、「ミスの改善」は医療系に進む生徒には重要かと考えます。
※もちろん、他業種においても重要だと思います。

















あ、一つ重要なことを言うのを忘れてました。













これは、数学教師だけではなく
生徒にかかわるすべての人
がサポート可能です。
※特に日常生活





なので、
親、兄弟、友人など
生徒にかかわる人たちも
そのことを伝えたり、考えさせる機会を与えたりすることで、生徒の医療系に向けたスキルアップを図ることができます。















みんなでサポートしていきましょう📣








「2025年問題」という、日本医療における課題もある中で、求められる人材育成に、数学教師としてこれからも陰ながら尽力できたらと思いますプンプン







教室の比嘉より