私、中学の頃からタバコを吸ってた。
(30才で結婚が決まったのを機にやめてからは、吸ってないけど・・・)

でも、世間でいうところの不良とかいうんじゃなかった。

学校では普通のいい子で、
どっちかっていうと成績がいいほうに入る生徒だった。

で、どうしてタバコを吸っていたのか
自分のことなのに、理由がよくわからなかった。

なんで、こんなことを言いだしたかというと
この間、突然、これが母親への怒りだったって気づいたから。

私の母、教員だった。

そして、世間でいうところの不良と言われる方々に、
とっても信頼されてたみたいだった。

母、すごく嬉しそうに話してた、生徒のこと。

そうして、私は、『うん、うん。』って、『そうなんだ。』って言いながら
多分、ニコニコと話しを聞いていた。

その母、今から15年くらい前に死んじゃってる、ガンで。
気づいた時は、もう手遅れで、わかってから半年くらいだった。

そうして、最近、ヒルクライムが出した曲を聞いてたら、
突然反応が起こったんだな。

これ、失恋の曲だから普通反応しないんだけど、
サビの歌詞に反応しちゃった。


『私を置いていかないで
俯(うつむ)いてないで ねぇこっちを向いてよ
もういいって言わないで
優しいだけの言葉なんて聞きたくない』

(ヒルクライム LOST LOVE SONG の歌詞から抜粋)


ここ聞いて『ザワッ』とした。

一曲リピートしながら自分の『ザワッ』を感じ続けた。

ものすごく気持ち悪かったけど、がんばって聴き続けた。

そうしたら、突然、悲しくなって泣きだした。

理由もわからず、泣き続けた。

ただただ悲しくて泣いていたら
昔の自分、インナーチャイルドが出てきてくれた。

その子は泣きながら訴えていた。

『何で私を見ないのよ!!』

『生徒なんて、どうだっていい!!』

『私、タバコ吸ってるんだよ!!』

『何で気づかないの?』

『何で聞かないの?』

『ねぇ!! 私、タバコ吸ってるんだよ!!』

『ねぇ!! 何で、私のこと見てくれないの?』

『ねぇ!! 私、あなたの娘だよ!!』

『ねぇ!! 一番大切にしなきゃいけないんじゃないの?』

『こっち向いてよっ!!』

『こっち向けーっ!!』


そうこうしているうちに、今の自分も叫びだした。


『タバコ吸ってるの知ってて、言わなかったんじゃないの?』

『私が優等生だったから、言わなかったんじゃないの?』

『波風たてたくなかったから、言わなかったんじゃないの?』

『何か、いっつも指導者みたいでさ、あれ、何だったの?』

『何か本音、言ってなかったよね。』

『何か距離、あったよね。』

『気づいたのに。』

『私、気づいたのに。』

『本音で話したかったって、気づいたのに。』

『もう話せないじゃない!!』

『もういないじゃない!!』

『なんで、私を置いていっちゃったのよ!!』

『何で死んじゃったのよ!!』

『何で今、いないのよ!!』

『1人になっちゃったじゃない!!』

『バカーーっ!!』


もうね、母親への怒り、オンパレード状態だった。

歴代のインナーチャイルドと、今の私が、ひたすら叫んでた。

自分の中に、こんなに激しい感情があったことに驚いてた。


ありったけの思いを叫んで、叫んで、ぶつけて、ぶつけて、ぶつけて・・・。

その後、そのインナーチャイルドを癒して、落ち着いた。


今は、正直に言えるよ。


私、本当にお母さんが好きだった。

お母さんの笑顔が曇るのがいやで
必死で寂しい気持ちに気づかないふりして、
笑って話しを聞いていた。

けど、何にも気づかないお母さんのこと、
ものすごく恨んでたよ。

大好きだったから、恨んでたよ。

でも、もういいや。

健気だったなぁ、私。

抱きしめたくなるほど、本当、健気だったよ。


タバコの理由、やっと、わかったよ。



インナーチャイルドに会いに行くこと、
それは、本当の自分に会いに行くこと。

本当の自分に気づくと、今よりもっと、自分が愛しくなるよ。

傷ついた自分を癒やすと、やっと、そこから抜けられるよ。


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