日本最大の皇室翼賛右翼団体 「日本会議」 の不気味さに戦慄 | わたしの意見

日本最大の皇室翼賛右翼団体 「日本会議」 の不気味さに戦慄

日本会議会長:元最高裁長官 三好 達、 副会長:東大名誉教授·評論家 小堀桂一朗、神社本庁総長 田中恆清ほか)という日本最大の皇室翼賛右翼国粋主義団体をご存知ですか。
実は多くの政治家や評論家、マスコミ関係がこの組織と互いに影響を与え合う親密な関係にあります。
    
安倍晋三首相多くの閣僚この組織と深い間柄にあり、安倍政権自体、この「日本会議」の強い影響下にあります。

また「靖国神社も、この「日本会議」と軌を一にしています。
       
ぜひ「日本会議」のウェブサイトを覗いてみてください。⇒ http://www.nipponkaigi.org/このサイトに「日本会議が目指すもの」という頁があり、そこの第一番目に次のように、皇室を中心に日本の国家形成をなすべきとの考えが示されています。
            
1 美しい伝統の国柄を明日の日本へ 
                  

 皇室を敬愛する国民の心は、千古の昔から変わることはありません。この皇室と国民の強い絆は、幾多の歴史の試練を乗り越え、また豊かな日本文化を生み出してきました。多様な価値の共存を認め、人間と自然との共生を実現してきたわが民族は、一方で伝統文化を尊重しながら海外文明を積極的に吸収、同化して活力ある国を創造してきました。
             

 125代という悠久の歴史を重ねられる連綿とした皇室のご存在は、世界に類例をみないわが国の誇るべき宝というべきでしょう。私たち日本人は、皇室を中心に同じ民族としての一体感をいだき国づくりにいそしんできました。
           

 しかし、戦後のわが国では、こうした美しい伝統を軽視する風潮が長くつづいたため、特に若い世代になればなるほど、その価値が認識されなくなっています。私たちは、皇室を中心に、同じ歴史、文化、伝統を共有しているという歴史認識こそが、「同じ日本人だ」という同胞感を育み、社会の安定を導き、ひいては国の力を大きくする原動力になると信じています。国際化が進み、社会が大きく変動しようとも、常に揺るがぬ誇り高い伝統ある国がらを、明日の日本に伝えていきたいと思います。私たちはそんな願いをもって、皇室を敬愛するさまざまな国民運動や伝統文化を大切にする事業を全国で取り組んでまいります。

      
「日本会議」のウェブサイト(ホームページ)

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「日本会議」設立大会

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「日本会議」主催の天皇の誕生日を祝うイベント

           
「日本会議」の演出によって、天皇・皇后を大量の提灯と横断幕を持って出迎える。 つい北朝鮮の金正恩に対する兵士や民衆の出迎え光景を連想してしまう。

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天皇・皇后の出迎え行事には「日の丸」は欠かせないアイテムのようです。こうした仕掛けも「日本会議」が行なう。

 

               
「日本会議」の方針に従って全国各地で行なわれる学習会。 この日は「万世一系の皇室の伝統を守るため」がテーマ。 しかし万世一系など、科学的根拠も考古学的根拠もなく、皇室崇拝者の妄想に過ぎないのに、そんなことに時間を費やす意味があるのでしょうか。

 

       
中西輝政と「日本会議」編・著による皇室解説本。 執筆者に日本の右派人脈がずらりと並ぶ。

         

「日本会議」主催の講演会。 明治天皇の玄孫(孫の孫)を売りにしてメディア露出の多い竹田恒泰は、「日本会議」にとって打ってつけの宣伝マンのようです。

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またまた竹田恒泰の「日本会議」主催講演会。 彼は理論的な思考は不得手ですが、情緒的な軽い口のうまさで人を惹きつける才能には長けているようです。

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「日本会議」編集によるこの冊子によると、大東亜戦争(アジア・太平洋戦争)は、アジアに独立をもたらした正義の聖戦であり、日本には何ら非はないということらしい。「靖国神社」とその付属軍事博物館「遊就館」が唱える戦争賛美思想と同じものです。

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「日本会議」の機関誌 月刊「日本の息吹」 明確に安倍政権翼賛や神風特攻の美化が表れています。

           
天皇一家 2015.1.1(眞子は留学中): 「日本会議」は、皇室の存在と彼らへの尊崇の念を核として日本の国づくりをすべきだと言う。  あまりにもバカげた主張です。

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以上の諸資料からも、「日本会議の」の気味悪さ、そして危険性をも十分感じる取ることができると思います。
               

なお、先日「日本会議」のウェブサイトにある問合窓口から、以下の内容のメールを送信し、先方からの回答を待っています。 回答が得られるとは期待していませんが。
                   

 私は、以下のような見解を持っていますが、このような見解に「日本会議」としてはどのようにお考えになりますか。

ぜひ当方メールアドレス宛にご回答くださることをお願い申しあげます。

 

現在の天皇制度は、幕末明治維新の際、長州藩中心の倒幕勢力(後の明治政権)が、それまでレイムダックだった天皇を神輿に担ぎ上げ倒幕の名分にし、政権樹立後、全国民の一括統治(国民国家の構築)を目的に、全く新たに明治時代に作り上げたものです。

       

明治政権は、「古事記」や「日本書紀」を日本の正史として強引に解釈し、『紀元前660年に神武初代天皇が日本を建国し、以降日本は万世一系の天皇を中心に栄えた世界最古で唯一の神の国 』という天皇神格化皇国史観を創作することで国家統一を果たしました。 それは、西欧列強の植民地化圧力に対抗する面を有したのも確かです。

したがって明治以降の天皇制度は、平安時代中期から江戸時代末までの、ほとんど忘れ去られていた緩い天皇制度とは根本的に異なるものです。 明治維新に際し天皇暗殺別人すり替え説もあるぐらいです。また、民衆の間に天皇を奉祝するなどという行為が生まれたのは、明治政権の政策によってのことです。

 

そして明治政権は帝政ドイツをまねて憲法を制定し、天皇を国家元首かつ軍隊の最高指揮権者の地位に据えます。これによって統一国家大日本帝国として軍備を持ち、対外戦争ができる中央集権体制を整えました。

               

この国家体制が大東亜戦争(アジア・太平洋戦争)の敗戦(19458月)まで続きます。

敗戦後は新憲法により、天皇制度の性格や権限が変更され、天皇は日本国と日本国民統合の「象徴」という地位になりました。しかし、戦前の制度もそのまま多くが引き継がれました。

                

この明治期以降の新しい制度による天皇は、明治天皇睦仁・大正天皇嘉仁・昭和天皇裕仁・現天皇明仁の4人だけです。

現天皇明仁は、伝説では神武天皇以来125代目ですが、実質上は4代目なのです。

      

そして、年齢等を考慮すれば、将来、天皇を世襲する可能性のあるのは、皇太子徳仁、その弟の秋篠宮文仁、文仁の長男悠仁。

そして皇室典範改正で女性の天皇が可能になれば、徳仁の長女愛子、文仁の長女眞子、文仁の次女佳子も天皇の座につく可能性があります。

もちろん、その時点で天皇制度が廃止されていないことが条件ですが。

          

ここで大切なことは、天皇や皇族は、我々と全く同じ「ヒト」という動物であり、特別一般国民よりも偉いとか尊いとかということは全然ないということです。

古事記や日本書紀に書かれた神武初代天皇の血筋を2千年以上も途切れず引き継いでいる(万世一系)などという話も、全く証明はありません。 仮に血筋を引いていたとしても、現代の社会で、「大昔日本を統治した豪族の親分の血筋」が、何か特別に高い価値を持つことなどあり得ません。

また、これまで天皇が勇敢に英雄的行動をとって、多くの国民を救ったという事実でもあれば話は別ですが、そういうこともありません。

さらに、国民の安寧を祈ることが天皇・皇族の最重要の役割で、国民はその恩恵を受けているという主張があります。 しかし祈るだけで戦争や災害・事故・貧困がなくなれば、こんな楽な話はありません。説得力のない屁理屈です。

むしろ、右翼的強権政治や軍国大国を志向する勢力に担がれて利用される危険性の方を、現在と将来に向けて警戒すべきです。

したがって、天皇や皇族なんかを、天皇・皇族という理由だけで敬う理由も必要も全くありません。そして天皇・皇族の利用をたくらむ勢力の動向に十分警戒すべきです。

天皇・皇族に大げさな敬語を使う必要もないと考えます。

 

今の世の中でも、この天皇や皇族を、敬愛し崇拝しなければならないのだと、不合理なことを言う人物がいます。

こうした天皇崇拝主義者は、いまだに戦前の皇国思想そのままの『日本は天皇を中心とする世界最古唯一の神の国』だという、とんでもないことを平気で口にします。

決してこのような考えに与してはならないと強く思います。 以上

             

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相変わらず、私(平井宏明・日本再生投資(株)代表取締役社長)になりすまし、ネット上のあちらこちら(例えば右翼・保守系ブログや政治家・芸能人等の有名人のブログ・Twitter)に、私の名でくだらない愚劣な書き込みをするケースが多数発生しています。 私に無関係な、嫌がらせ、悪ふざけ、他人を騙る虚偽発言、茶化し、暴言、脅迫など悪質なコメントが多数ばらまかれています。
          

また、私が他の多くのブログやサイト等で、いわゆる「荒らし」を行なっているとか、多数のハンドルネームを使い回して嫌がらせの書き込みをしているなどの虚偽の情報が流されたりもしています。
       

私が政治経済社会問題に関してネット上でやり取りがあったのは、竹田恒泰氏とその支援者1名、百田尚樹氏、櫻井よしこ氏、田母神俊雄氏(2014年4月17日分まで。それ以降の書き込みは私の名を騙る偽者です。)、津川雅彦氏(2014年3月25日分まで。)、大日本皇國氏、衆議院議員長尾敬氏の8名のサイトおよび「BLOGOS」,「NEWS PICKS」,「iRONNA]というオピニオン投稿・議論サイトに限られます。 これら以外のサイトには一切関係していませんのでご注意ください。