女性のための保護施設視察
先日、東京都連男女共同参画委員会主宰
DV被害者女性の保護施設に視察に行ってきました。
施設の位置や名称などは書けません。
と、いうのはそれにより加害者である人が、
施設の中で生活をしている被害女性を探し、
連れ戻してしまう可能性があるからです。
夫婦間の家庭内暴力や、
人身売買、売春や性的虐待。
耳をふさぎたくなるような出来事が
実際におこっている現状と、
それにともなう保護施設の役割や、
施設の方々が被害女性のケアにあたられる様子や工夫などを
自分の眼で実際に見ることが出来ました。
職員の方は、保護施設の中にいるときだけは
安心して快適に暮して欲しいと工夫を話して下さいました。
被害女性の何人かはまた、
経済的理由などから元の家や、性産業に戻り、
また同じ経緯で施設に戻ってくることが
少なくないそうです。
見学にいった施設では昨年、
部屋数に対して入居数が112%
満員の状態が一年のうち200日以上ありました。
施設の不足?
施設をより利用しやすいようにする?
必要としている人に、どのように利用してもらう?
…想いは、施設がなくても大丈夫な
安心、安全な町にしていくこと。
まだまだ課題が山積みの問題であると感じました。