百万円と苦虫女  蒼井優の為の蒼井優だけの魅惑の世界に、ようこそ!! | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。


                         

2008・邦画     ★★★☆☆(3.6)

                              

監督:タナダユキ

出演:蒼井優  森山未來  堀部圭亮  ピエール瀧  佐々木すみ江  笹野高史  モロ師岡

                              

                             

とある事から、臭い飯を食わねばならなくなった佐藤鈴子・21歳(蒼井)。

罰金20万円も自腹で払い、出所する事に…。  「もう、2度とこんな所に来るんじゃないぞ」映画の台詞か!

                

ケロッと、まるで何も無かった様に美味しくて眩しい“シャバ”の空気を吸うと、思わず「♪シャバダバ~」と

口をついて出てくる。


                  

自宅に戻ると、壊れ物を扱う様に鈴子に接する両親。  

小学生の弟・拓也には、「俺の受験の邪魔をする気か!」と言われたのをきっかけに

「100万円貯まったら、家を出て行きます」と宣言してしまう…。


拓也は学校で虐めにあっているけれど、誰にも相談できずに「受験してあいつらとは違う中学に行くんだ」と

決めていたのだが…。

                          

                                     

地元では、前科者呼ばわりで充分に近所の者達から白い目で見られている鈴子。

拓也が聞く。 「おねーちゃん、恥かしくないのかよ」  「何にも恥かしくないよ…」そう、強がってみたものの。


清掃業のバイトやら、新聞配達やら…、100万円を貯めるまで、必死で働く鈴子だった。


                

ある日のこと、近所からの買い物帰り…、同級生にばったり出くわす鈴子を物陰に隠れて

そっと見ている拓也がいた。

前科の事で馬鹿にされたり、気味悪がられたり、からかわれる鈴子だったが、微動だにしない強い姿勢で

馬鹿にする同級生達を払いのける。


その時、何時もやられてばかりいる自分を恥かしく思った拓也は、「ねぇーちゃん凄い!」と思ったんだ。

やっと、姉ちゃんの良さに気付いた拓也だったが、100万円が貯まったからと鈴子は家を出て行った。


卓也は、出て行く姉ちゃんと約束する。  「手紙を書いてよ。 ボクも書くからさ…」



                   

先ずは海へ…。  手紙にはこう書いた。  「カキ氷を作る才能があると言われました…」

でも、此処でも貯金が100万円になったら、次の場所に行ってしまう鈴子。

                 

次は、山へ…。  「此処では、桃もぎの天才と言われました…」と。

でも、此処ではちょっとした事件が勃発してしまい、泣く泣く次の場所へと移る鈴子。


                           

次に訪れたのは、地方都市。  其処で、鈴子は恋をするのだが…。




《***》

劇場予告を見ていて、凄く見たかった作品。  

何と、前に参加していたブログのお友達(勝手にそう思っている?)Sさんが、「行けないので行きます?」と

試写状を譲って下さりました。  本当に有難う御座います~。  遠慮無く、勇んで試写会で見て来ました。

                         

何と言っても、「苦虫女」の蒼井優が主人公。

笑うと結構可愛いし、独特のファッションセンスと考え方が、どの作品にも見え隠れするのだが。

この作品は、監督が「蒼井優」を思い描いて、脚本を書いたと言う、蒼井優の為の作品でした。

                          

「自分探しの旅に出てるの?」と聞かれると、「いえ、しいて言えば自分は探したくないです」

「自分の事を誰一人知らない所にいって、暮らしたい」と望む鈴子。

人前に出るのも、人付き合いも苦手で、拓也に「どうして、携帯持たないの?」と聞かれたら、

「ねーちゃん、友達いないし」って、あっさり答えておりましたが…。



                               

でも、ちゃんと自分の主張を言わねばならない時には、きっちり言える人なんですよね、鈴子ちゃん。

                           

だから、別にお勧めする訳では有りませんが、彼女の「前科モノ」って、ちょっぴり“ハク”のある肩書きに

憧れたりして…。

叩けば、目茶目茶埃の出る身体ですけど、「前科」は私には有りません!

(幾らそう言っても、男前は嘘や!と言いますが…。 どんなかーさんなのか?叫び


所々に、「プッ!」と笑ってしまう台詞も有って…。  お楽しみはバラしませんが…。



でもなぁ~、私がイメージする普通の蒼井優だったしぃ~、鈴子ちゃんは。

やっぱり此処は、蒼井優の為に脚本を書くのだったら、「え?うっそ~~!」と言う様な蒼井優も

見せて欲しかったなぁ~。


何時もの「ガラスのハート」を持つ繊細な感じの彼女も好きだけれど、私は案外「亀は意外と速く泳ぐ」の

クジャク役が気に入っているんだなぁ~。

亀は意外と速く泳ぐ デラックス版
森山未來の使い方も、もう一つだったなぁ~。
                     
でも、ねぇーちゃんの凛とした態度に感動した拓也は、あんなに嫌っていたねぇ~ちゃんの事が好きになって
嬉しかったね。
あの夕日の中、手を繋いで帰る風景は「姉弟」っていいなぁ~って思った。
                        
鈴子の生き方が、かなり羨ましく感じた一人暮らしの経験の無い私。
あぁいう風に、流れ者になるのも「良いよなぁ~」と…。
                         
                            
蒼井優ファンは必見!  そうでない方でも、鈴子ちゃんに一緒にエールを送ろうよ!
「百万円と苦虫女」は7月19日より、上映開始で御座います。


《+++》

遂に、私の喜びの日々は終了してしまいました。 (また、来月もあるんだけどね!ぶふふ)

男前が、洗濯機2杯分の洗濯物を持って、帰宅されました。

相当に楽しかった様で、延々話してくれましたが…。

                  

この、4泊5日の間の5日間に8本の映画を見ました。

まぁまぁの成績でしょうか?

後、1週間遅かったら、もっと見たい作品が一杯有ったのですが…。


ダイエットも…、と思っていたのに。  殆ど食べなかったのに、1キロぐらいしか減りませんでした。叫び(泪)

まぁ、良しとしておこう…。