WOWOW鑑賞


つなぎ作ならそう言ってよ

アーサーと魔王マルタザールの逆襲


おばあちゃん(ミア・ファロー)の家の庭にいるミニモイの危機と捕えられていたおじいちゃん(ロナルド・クロフォード)を救ったアーサー(フレディ・ハイモア)。女王セレニア(セレーナ・ゴメス)と再会するために満月の日に再びおばあちゃんの家にやってくるが、アーサーのもとに「HELP」と書かれた伝言が届く。



ベッソンのCGアニメシリーズ第二弾。少年が小さい大冒険の中で成長した前作。女王セレニアとの再会を誓って終わったわけだが、本作、その再会、いや再会しようとするから始まる。スクリーン鑑賞したはずだが、おかしい、ほぼ記憶なし(笑)


エンドロールは覚えてた(笑)。これ観て「次はいいや」と思った記憶。この終わりかたならそうだろうと再認識。本作、悪役マルタザール(ルー・リード)の計画が最後に披露されて幕が下りる。つまり「次回につづく」のつなぎ作品。



謎のメッセージ→ミニモイの国→アウトサイダーのマックス(スヌープ・ドッグ)のラップ→セレニアの弟ベタメッシュ(ジミー・ファロン)との逃走→セレニアの日常→マルタザールの計画、と流れもコマ切れ。何某かのテーマもみつけられず。


リアル世界の両親(ペニー・バルフォー/ロバート・スタントン)の存在が前作よりもブラッシュアップしている気配。ただ気配だけなので次作(未見)を観ないと何とも言えず。本作単品だけでは成立してなく、評価云々も通して観てから、ということ。



フレディくん、ファローさん、クロフォードさんはじめリアル世界の面々は前作から続投。フレディくん、当たり前だけど少し大きくなってるよね。バルフォー、スタントンのアーサーの両親は前作よりも露出多め。次作は注目しておこう。


声優陣は大きく変更。続投はベタメッシュのファロンとマックスのスヌープ。セレニアはマドンナからセレーナ、マルタザールはデヴィッド・ボウイからルーに。共に音楽業界内での人事異動。リードは2013年に亡くなっているので晩年になるのかな。



完結しないのはありだと思うけど(事前告知はあったほうが良いけど)、本作の上映時間は約90分。次作は未見だけど、ちょっとした工夫で2と3で一本にできるなら、多少尺が長くてもそのほうがベストだったかもなー。


いずれにしろ3作目を観てから。満足のいくエンディングなら2作目の出来も帳消しになるしね。ということで、3作目レビューにつづく。



 DATA

監督・脚本・製作:リュック・ベッソン/音楽:エリック・セラ

出演:フレディ・ハイモア/ミア・ファロー/ペニー・バルフォー/ロバート・スタントン/セレーナ・ゴメス/ジミー・ファロン/スヌープ・ドッグ/ステイシー・ファーガソン/ルー・リード/ロナルド・クロフォード



hiroでした。



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