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タイムトラベル、アルアルのSFアクション

アダム & アダム


母(ジェニファー・ガーナー)と二人暮らしの12歳のアダム(ウォーカー・スコベル)は学校でいじめられ、問題ばかり起こしている。母が出かけて愛犬と留守番をしている夜に停電が起き、見知らぬ男(ライアン・レイノルズ)が亡き父のガレージに隠れていた。男は教えてもいないアダムや愛犬の名前を知っていた。



今さらだがライアン・レイノルズにハマっている。2022年配信開始のNETFLIXオリジナル作品を初見。「ヒットマンズ・ボディガード」「6アンダーグランド」「レッドノーティス」…NETFLIX作品の出演作が多いレイノルズ。なかなかの相性。


タイムトラベルものとしてアルアルな話。パラドックスのクダリもあるが粗め。辻褄は気にせず、サラッと流してよい。俳優次第ではスリリングになる展開も、レイノルズにかかればライト。タイムトラベル「アルアル」もネタにしちゃう(笑)



後半は「バック トゥ ザ・フューチャー」展開。わかっててあえて定番を放り込んだようなので潔し。未来の妻、現在の母、過去の父などもわかりやすく配置。ひとつひとつが伏線にもなっているので、最後まで楽しめる。脚本がうまいなぁ。


エンタメに寄せたため、少年が主人公ながらメッセージが物足りない。少年と父との関係性はもう少しロマンチックにもできたかな。「ストレンジャー・シングス」で製作総指揮やってるショーン・レヴィが監督なだけに期待しちゃうよね。



笑わせポイントを熟知しているレイノルズ。レヴィ監督とは「フリーガイ」に続くタッグ。本作のコメディレベルは控えめながら不足感なし。本作の相棒はスコベルくん。映画好きの二人の会話が映画好きの方々にはツボかと。


ゾーイ・サルダナのガンアクションがカッコいい。ロザリオ・ドーソンの後継者はサルダナで決まり。そしてハルクことマーク・ラファロが登場。物語のキーになる重要な役。ママ役が多いガーナー、悪役が多いキャサリン・キーナーら実力派も揃う。



二人のアダムが主人公(ネタバレじゃないよね)、なのだが主観は大人アダム。幼い時の自分への後悔と叱咤。「起きたことは変えられない」範囲はギリ守られているかと。もう少しこどもアダムを広げれば監督の個性もバッチリハマってたかな。


「複雑、難解」の印象があるタイムトラベルものだが、お子様でも理解できるレベル。過激シーンも少ないので、休日に観れるファミリームービーのゾーン。鑑賞後はお子様相手に昔の映画の蘊蓄でも披露してコミュニケーションをとるというのも一興。



 DATA

監督・製作:ショーン・レヴィ/製作:ライアン・レイノルズ

出演:ライアン・レイノルズ/ウォーカー・スコベル/ゾーイ・サルダナ/キャサリン・キーナー/ジェニファー・ガーナー/マーク・ラファロ



hiroでした。

*画像は映画.comから引用


BTFシリーズ←をリスペクトしてるね


ターミネーターシリーズ←もね。


ヒットマンズ・ボディガード←ネトフリが多いレイノルズ