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アドベンチャー+ハイパーアクション

アンチャーテッド


偉大な探検家ドレイクの子孫ネイサン(トム・ホランド)は幼い頃から兄のサムと共にマゼランが隠した財宝を探していた。サムは行方不明となり、大人になったネイサンはバーテンダーとして暮らしていたが、ある夜、サムを知るというトレジャーハンターのサリー(マーク・ウォールバーグ)が現れ、マゼランの宝探しのパートナーに誘う。



初見。ベースが大航海時代の財宝伝説。「ダ・ヴィンチ・コード」みたいな謎解きあり。「インディ・ジョーンズ」シリーズみたいな冒険あり。大富豪も最強美女ハンターも。見たいもの全部詰め込んだ、玩具箱みたいなアドベンチャー。


逆にいうと既視感。見たことあるシーンの連続なので新鮮味にはやや欠けた。前述の他「トゥームレイダース」とか「ナショナルトレジャー」とか。ハラハラドギドキのアドベンチャーの定型にはまっているので面白いことは間違いない。



そうしたなかで本作のカラーを出したのはネイサンの身体能力。体操選手ばりに走って飛んで壁を走って、矢継ぎ早のピンチを回避。そのポテンシャル、まるでスパイダーマン! スパイダーマン役やればいいのに←もうやってるわ!


ゲームソフトが原案? うーん、知らないな。謎解きプラスロールプレイって感じなのかしら。バイオにモンハンにグランツーリスモ…もはやゲームは小説、コミックと同レベルのコンテンツ。映画とのクロスオーバーは今後も増えるんだろうね。



ということで、トムホのポテンシャルが本作の命。ブルーバックは使ってるけど、運動能力は本物。それを活かすためのバディポジョンのウォールバーグがいい塩梅。適度な華、適度なアクション、適度な加齢加減(笑)。オッサン役が板に付く。


富豪役が多いしフィットするアントニオ・バンデラス。最近のこの手のキャラの役割に変化? どう変わったか気になる方はご視聴を。ソフィア・アリタティ・ガブリエルと美女ハンターが二人。もちろん強い。競合が多いジャンルで生き残れるか。



「インディ」シリーズが現在のアクションアドベンチャーの基本形。それ以降、前述のような人気シリーズや単発作品は数知れない。CGの進歩と共に生身のアクションも格段の進化。そんななか、作品のカラーを出そうと製作陣も頭を捻っている。


「インディ」シリーズは2023年に幕を下ろした。完成されたシリーズだっただけに、これを超えるのは至難の業。本作、続編を匂わせたラスト。続けるなら、新時代のアクションアドベンチャーの旗手になる、くらいの作品を期待したい。



 DATA

監督・製作総指揮:ルーベン・フライシャー/脚本・原案:レイフ・リー・ジャドキンス/脚本・製作総指揮:アート・マーカム/マット・ホロウェイ

出演:トム・ホランド/マーク・ウォールバーグ/ソフィア・アリ/タティ・ガブリエル/アントニオ・バンデラス



hiroでした。



スパイダーマン←トムホの看板シリーズ


ヴェノム←フライシャー監督のヒット作


インディ・ジョーンズ←終了が転機に