大阪・堺の片隅で、
物憂い僕らの日常を歌う
"90年代日本語ロック"の現代的金字塔。
MOTHER2「a picture book」
7曲入りCD 500円
購入はこちらから
http://holiday2014.thebase.in/items/1089511
大阪・堺のスリーピース、MOTHER2の2014年春発売ミニアルバム
「a picture book」入荷しました!
高校時代よりMOTHERとして三国ヶ丘FUZZをホームに活動を開始した彼ら。
ミニアルバム「さよならマザー」発売後、
名前をMOTHER2と改め、
以後も断続的にライブ活動を行う中で
2014年にドロップされたのが「a picture book」。
手前味噌な話にはなるんですが、僕こと前田エモDTMもSUPER MIXERとして、
ライブ音源のミックスと全体のマスタリングでこっそり参加してます。
ということで音源から4曲のダイジェストとM1/二階を、Soundcloudから。
https://soundcloud.com/mother2band/a-picture-book
https://soundcloud.com/mother2band/i7nnnign5sa6
ちょい聴きでもう好き!って人とはきっと良い友達になれるって思ってます。
はっぴいえんど影響下にある、日本語ならではのロック。
「さよならストレンジャー」「図鑑」の頃のくるりや中村一義、
多少趣は違えどナンバーガール・スーパーカーなど
90's後半のアーティストの雰囲気がムンムン。
個人的にはM2/2011のコードワークが絶妙でもう辛抱たまりません。
不穏なのに身体が自然に揺れてくるっていう、
この手のバンドではなかなかない感覚。
くるりは2014年、
「Liberty&Gravity」という発明じみた狂気の人間賛歌を世に産み落としましたが、
それよりもっと前に、
この2011という曲を聴いたときに受けた衝撃はちょっと生涯忘れられないかも。
詞から受ける印象や歌い方、"ねえなんだっけ?"の問いかけなど、
斜に構えて小馬鹿にして全てを見据えてるような一面は、
ある意味ちょっとフリッパーズ時代の小山田・オザケンっぽさ感じます。
未発表楽曲(!)のマンガ、そしてキラーチューン2011のライブ映像!
アンニュイな雰囲気からサビでパッと花開くM3/cokeのメロディ、
こういうのは日本人にしか出来ないだろうなあ。
スタジオ音源パートラストを飾るM4/空っぽの部屋は、
流行りスタイルの4つ打ちがカタルシス的に解釈されてて確実にライブで映える1曲。
ライブ音源3曲も、
めちゃくちゃブートレグ的ではありますが
正規音源も収録されている「二階」、完全新曲の「街」、
初期のレア楽曲「エンドロール」とグッドメロディ目白押し。
Vo.Gt.の村上真平氏曰く、
"ピクチャーブックは全てラブソングで、
すれ違いざまの女の子、夏の終わり、放課後の雨と急行、あの子の髪の毛……
忘れられないあの時の記憶たちは全て紛れもなくラブであり、そんなソングのアルバムです。
そして、音楽文学映画、なんにも参考にしてません。村上の経験とフェティシズムの集大成です。"
とのことで、
ソングライターの身体と心に沁みついた日常が音楽になってるからこそ、
僕らリスナーの日常にスッと溶け込んで血肉になってしまえるような
魅力と素質に満ち満ちてるんだなと。
スタジオ音源4曲とiPhone録音のライブ音源3曲の計7曲入り500円で、
90年代後半の"あの頃"感を完全にコンパイル。
リアルタイムで刺さる人はもちろん、
僕のような後追い世代にもこの音は絶対届く、本当に金字塔みたいな作品。
「教室の隅っこにいる君へ、そしてそれ以外のお前らへ。」
この一文にグッときちゃうそこのあなた、これはマストです。
MOTHER2「a picture book」
1.二階
2.2011
3.coke
4.空っぽの部屋
5.二階(Live)
6.街(Live)
7.エンドロール(Live)
購入はこちらから
http://holiday2014.thebase.in/items/1089511