時刻の残照(トキノザンショウ)

時刻の残照(トキノザンショウ)

太陽が落ちて残る空の紅・・・それが残照。
刻一刻と流れる時間。
消えゆく一秒。
そんな中で、心に残る一瞬は、
私にとって「時刻の残照」。
そんな気持ちで綴るブログです。

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人は考える葦である というパスカルの言葉があるが、私は 考えることが好き らしい。

車や電車などから見える家々を見れば、そのそれぞれに人が住み、それぞれの人生があり…などと考える。

高速道路から見下ろす道を行き交う車を見れば、その中には必ず人が乗っていて…などと考える。

大きな木を見れば、その木が小さかった頃のその辺の景色を空想し、渡り鳥を見れば、彼らが見下ろす海を空想し、ご年配の方とすれ違う時にはその方の子供時代の姿を空想したりする。

時計を見れば数時間後の自分を、そして24時間前や24時間後や一年後の自分の姿を考え、事あるごとに自分が今まで歩いてきた道や出会った人を振り返り、その人達の今を想い…と、とにかくそんな繰り返しである。


先日、かなり久しぶりに友人と会って、なんとなくそんな話になった。

友人は「そんなに色々考えているんだ」と驚いた。


みんなそうだと思っていた。

けれどたぶん、誰しも必ず何かを考えてはいるはずで、それならみんなは どんなことを「考え」ながら過ごしているのだろうか?


たぶん私より、きちんとした「必要」なことを、考えているのかもしれない。

他の人の頭の中を覗いてみたい。