⬆️このお話の続き




ある日、冷蔵庫の中が空っぽなので近所のスーパーに買い物に行くことにした。



当然、ケントを連れて行くつもりだったが、「絶対に行かない」と言って、動こうとしない。



多分、あれやこれやと説得したと思う。



でも、「行かない!!」と言い続けた。



スーパーは近所だったし、「直ぐに帰ってくるから絶対に家から出ないでね」と言って、ドアも窓も全て鍵を閉めて買い物に行った。



そういうことが毎日続いているので、このときもかなりイライラしていた。




さすがに、短時間で買い物を済ませて直ぐに家に戻ったのだが、帰ってみるとケントは家にいなかった。




血の気が引いた。



激しい後悔と恐れと胸の痛みを感じながら、

なりふりかまわず「ケント〜、ケント〜」と叫びながら半泣きで近所を探し回った。



しばらくしてようやく見つかったが、そのときに感じた安堵感と感謝を忘れない。



なんであれ、まだ2歳の子を家において出かけることはネグレクトだ。




わたしはやってはいけないことをしたと強く思った。



それからそういうことはしなくなった。



つまり、ケントを絶対に連れて行くか、もしくは買い物をあきらめるか‥



今は好きなときに買い物に行くが、あの当時は、買い物に行くことが、ほんとに大変だった。



週末にパパがいてくれたらと思うのだが,急な仕事が入ったからとよくすっぽかされた。



つまり、あてにはできなかった。



生協の宅配を利用し始めたのは,東京に戻ってからだった。




あのときに宅配サービスを利用していたら‥と思ったが,そもそもそのときに宅配が身近にあったのかと思って調べてみた。



「生協の宅配は、1981年にコープさっぽろで始まった」とあったので、コープ神戸は、その後のことだろう。



生協のお世話にはなっていたが,宅配については知らなかった。



ところで,関西にいたときは生協のことを「コープさん」とさん付けで呼んでいた。



そのコープさんや買い物のときの事件は、次男、三男が次々と生まれる中で更に増した。


続く





次回,zoomお話会は、

4月18日(木曜日)です。

丁度,新学期が始まっていますので、ご質問のある方はぜひご参加くださいね。

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