今夜は復活祭
スパイクナードに思いを馳せてみました
スパイクナード=ナルドの香油
「ナルドの香油のおはなし」
キリストの最後の晩餐の前
マグダラのマリヤが「キリストの足に塗り、それを自らの髪で拭いた。香油の香りは家一杯に広がった。」
この場面の絵や文献はとても多く
アロマの本にもよくありますね
このスパイクナードの精油の香りを漂わせながら
最後の晩餐の前に香った
ナルドの香油のマグダラのマリアの行為に思いを馳せてみました
スパイクナードは和名を甘松香といいます
甘く優しいそして深い鎮静作用の強い精油です
当時のナルドの香油はとっても高価で
マグダラのマリアが用意した香油は300万ほどの価値があったといわれております
なので、最後の晩餐にいた他の使徒には
「もったいない」「他の使い道もあったのに」
そのように言われたそうです
ですが、私はマグダラのマリアの行為は
誰よりも1番にイエスキリストに寄り添う行為だったように感じます
「もったいない」「他の道もあったのに」
それは、これからも生きる人の言葉です
最後の晩餐
死に向かう前
予言者であり、まだ人であるイエス様
復活すると言っても死が待ち受けています
強大な敵の前に
凶悪な悪の前に
無実であるという誇りを持っていても
死は…
そう思ってしまいます。
マグダラのマリアはお金持ちという話はききません
身体を張って働いていたような事が書いてあります
マグダラのマリアにとって300万の価値がのあるナルドの香油を買うのは何もかも全て投げ出すくらいの事だったのかもしれません
全てを失ってもいいから
敬愛、貢愛している人の今の悲しみを救いたい
手を使い髪を使い香油で足を拭う姿に
沈黙を感じます
とても深い深い優しさ
とても深い深い愛
いたわりの献身さを感じないではいられません
ナルドの香油は鎮静です
マグダラのマリアの行為は誰よりも
寄り添う心を感じます
復活を信じていても
死と同じように「無」になる
それがナルドの香油を買うこと
全身を使いナルドの香りで癒したい
信じております
そんな気持ちを感じないではいられません
イエス様は感謝したと書いてあります
マグダラのマリアの心が伝わったのでしょう
磔の後に1番最初に近づき
復活の時も側にいたといわれている
マグダラのマリア
マグダラのマリアの愛の深さに想いを馳せて
復活祭の夜
スパイクナードの甘い香りを焚きながら私の中でナルドの香油について考えてみました。