一年前の今日は、次男の筑駒の試験日でした。
今日終わればとりあえず一段落、後は結果待ち。
次男を校門で見送った後、東大駒場キャンパスのカフェで、
冬休み最終日のことを思い出しつつ、1人お茶
してました。
あの、めちゃくちゃ激怒した日のことを
12月に第一志望から合格をいただいた次男。
家族みんなで合格を喜び、ほっとした中、
「2月の受験はどうする?」と聞きました。
すると即座に「受ける！」と次男。
「そうなんだ。なんで？」
「受けてみたいし、塾のみんなと最後までがんばりたいから」
「わかった。じゃあ、やるからには合格を目指してね。
ママも塾のお弁当作りや送り迎え、受験申込みもあるんだから」
「うん！」
ということで、2月まで延長された受験生活。
・・・とはいえ小学6年生。
合格後1週間は、その喜びで開放的になっていました。
私もここまでがんばってきたんだし、
2月の受験を自分で決めたのだから、どこかで戻るだろうと。
そんな中、12/23に塾生活最後の全国公開模試があり。
「今回で全国公開も最後だね～」
と声かけしていたものの、本人あまり自覚なく、
やっぱりな結果に。
さすがに本人、これはやばい! 
と思ったようで。
「自分で2月受験を決めたんだから、最後までやりきってね。
冬休みもこの一週間のようなら、もう冬期講習も行かなくていいよ」
「冬期講習は行く。ちゃんとやる」
「じゃあ、冬休みはどう過ごすが自分でちゃんと計画立ててね。
過去問のコピーとか、準備しないといけないから。」
言われた分の過去問をコピーし、私が仕事でいなくても自分でできるように
セットしておきました。
それ以降は「過去問、進んでる?」と時々声掛けしてたくらい。
・・・ほんとは全然やってないこと、気づいてたけどね
。
そして迎えた冬休み最終日。
その日は塾の最終保護者会でした。
塾長に、「すみませんお母さん、ちょっといいですか?」
「実は、この冬休みどこか浮ついた感じで。
今週末から他の子は本番が始まるので、
さすがに今日は怒ってしまいました」
「すみません、やっぱりそうでしたか。
私も冬休み、自分で立てた計画通りやってないなー、と思ってたんです。
他のみんなはこれからなんだから、邪魔だけはしないでね、
と言ってはいたのですが…。
本当に申し訳ないです…
」
そして帰宅後、次男に早速。
「今日ママね、先生に冬休み浮ついてたこと、
他の子の本番前の雰囲気づくりによくないから怒ったって聞いたよ。
他のみんなの邪魔だけはしないでね、って言ったよね?
他のみんなと一緒にがんばりたいから受験する、って言ったよね?
なのに逆のことしてるの?
」
「ごめんなさい
」
「2月受験する、って言ったの、Tだよね？
ちゃんとやる、って言ったの、Tだよね？
冬休み前にママは約束通り過去問コピーして用意しておいたけど、
計画どおりちゃんとやったの?」
「ごめんなさい、やってない…」
「2月受験する、冬休みちゃんとやる、合格するって言ったのにこんな状況なら、
他の受験生に失礼だよ。
合格するために今、必死にやってる人たちとサボってるあなた、勝負になるの?
自分で決めたことには責任持って!!
こんな状況なら、開成、筑駒両方受からなければ、
合格した第一志望にも行かせない！！」
「！！！！！はい…」
「冬休み前に立てた計画はどうなってるの？」
「ごめんなさい、全然やってない…」
「じゃあ、やれなかった分、どこでやるのか、試験まで残り1か月弱、
時間洗い出して。」
次男、さすがに顔が青ざめてました
そりゃそうですよね。
自分がちゃんとやらなかったばっかりに、合格しないと、
既に合格しているところにも行かせてもらえない。
でも、実は何を隠そう、言ってしまった私が一番ドキドキしてました。
試験は水もの。
ほんとに、万一合格できなかったときにどう対応するか。
だけど、私が次男に伝えたいことは、
「自分で決めたことはちゃんとやりきること」
それが今の時点でできていないんだから、やっぱりそれは伝えないと。
きっと次男はこれでちゃんとやる。
そして、ちゃんと結果を出せるはず。
そこは私が信じないと。
そして私も、母として試されてる。
その後、塾の先生に電話してやり取りを報告し、
お詫びと改めてお世話になる旨、お伝えしました。
そこからは次男も計画通り、いや、それ以上にハイピッチで進め、
前日の1/31になんとか予定をクリア。
最終日はゆったり過ごすことができました。
そして迎えた2/1 開成、2/3筑駒。
筑駒入試のあと、二人で一緒に開成の発表を見に。
視力がいい私が先に受験番号を見つけ、
つい「あった！」と言っちゃった笑
そして2日後の2/5。
雪の降る中、仕事帰りに私が筑駒へ1人で発表を見に。
…無事合格。
今思えば、待ち合わせて一緒に見に行けばよかったな。
次男にすぐに電話、「おめでとう♡」
帰宅後、次男はホッとした表情でした。
「これで僕、ちゃんと第一志望に行けるね
。」
「うん。ほんとによくがんばったね、おめでとう
」とハグ。
「第一志望の合格発表のときより緊張したー」
「自分で苦しい道にしちゃったもんねー」
でも。
このやりきった感と、２つの難関校合格、
この1ヶ月間で学んだ精神的プレッシャーや時間の使い方、学力は、
今後の次男の人生で必ず役に立つ。
12月の合格で終えていたら、学べないことでした。
そして私も、改めて「信じて見守る」ことの苦しさとパワフルさを知りました。
本当にありがとう♡
ただ、この関わり方は次男だからできたこと。
長男だったらまた対処は変わってました。
性格が違うので。
そしてこの後、次男はどこに行くか、一つの大きな決断をします。
長くなったので続く。笑