【前回までのあらすじ】
カバがいない
カバがいない!!!!!
不肖石川、カバを見に生まれて来たと言っても過言ではないというのに
カバがいない動物園なんてフォルゴレのいないガッシュみたいなもの
ちくしょう……
大阪人「あれカバちゃう?」
んんん???
言われて見れば、確かに水底に黒い影のようなモノが。
カバと言われればカバ、岩と言われれば岩な気もするけれど…
70%岩、30%カバのキメラでも作ったの?この動物園は…
まぁいなかったよりマシか…トホホ…
失意の石川、ふらふらした足取りで順路を進みます。
おるやんけ!!!!!!!!
裏に回れば別のゾーンをガラス越しに観覧できるようになっとるやんけ!!!!!!!
なにが「カバちゃう?」じゃ!!!!!!
岩じゃ!!!!!!!
どう見てもただの岩じゃ!!!!!!
生カバじゃあ~
ええのお、ええのお~
でもあまりにガラスが汚い+カバの色も地味なせいでうむむ…
しかも写真が微妙すぎて、カバの顔の上に頭のおかしい芸者みたいな心霊が見えるね
でも見れてよかった!!!!
やっぱりカバは偉大だ!!!!!
満足。
帰ろ。
ってサイじゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!
サイといえば男のロマンですよ!!!!!
ちなみに俺はサイに対して思い入れが他人の1.5倍あります。
~回想~
昔、美術の授業で粘土細工作らされたんだけどさ
俺「出来たぁ~!」
先生「おっ、これはすごいじゃないか!」
そん時にサイを作ってね
わりかし先生に誉められてから
サイかなり好きなのよね
~回想終わり~
まぁ1.5倍だからね。
でも提出してしばらく経ってから返されたその作品を見たら
見事に角ポッキリ折れててその先生大嫌いになったのよね
俺の中では先生が俺の才能に嫉妬して
「ハァ…ハァ…わ、若者に現実を教えてあげるのも先生の務めだよなぁ?ハッ、ハハッ、ゲヒャヒャヒャァァァーーッ!!!」
と折ったことにしてるよ。
その件に関してはサイ関係ないけど他人の30倍くらい思い入れあるよ。
先生は一言俺に言うべきだったよね
ごめんなサイって。
あ!!!!!!!!
ちなみに今書くことじゃないけど
この動物園、扇風機がシャレにならないくらいボロかったよ!!
写真で見るとそうでもないけれど
あまりのボロさに写真撮るくらいボロかったよ!!!
いつ落ちて来てもおかしくないよ!?
秋頃には落ちるんじゃないの!!?
落葉樹か!!!
落葉樹か!!!!!!
そうそう
ちゃんと動物園の王子様
キリンちゃんにも会ってきたよ。
ほら
頭がおやつになっちゃったキリンちゃん
ってうそうそ!!
こんなクソ微妙な写真しかないわけないじゃん!!!
ちゃんと撮ってるよ!!
動物園の王子様だよ!??
そして俺はアニマルラヴァーだよ!??
なめんな!
ほら!!!!
ね!??
決して歩き疲れて集中力が切れ始めた訳じゃないんだからね!!
もう、見くびってもらっちゃ困るよ~ほんと
そろそろ終盤。
駆け足!!
こちらはやたら展示個体数の多かったオオカミちゃん!!
かっこかわいい!!!
あ~従えて~
オオカミ従えるってめっちゃかっこいいよね~
やっぱね
社会に出るといろいろと真理に気付くわけですよ
背の高い奴がモテる?
ノン!
走るのが速い奴がモテる?
ノンノン!
バスケの上手い奴がモテる?
ノンノンノン!
オオカミ従えてる奴がモテるに決まってんでしょ!!!!!!!
俺「帰り乗ってく?」
女「え?でも車なんて…」
俺「ピューーー」
狼「」スタタタタタ
俺「こいつにさ」
女「送り狼ッ!!!」(鼻血ブーー
でもね
あんまりワイルドなのも考え物だからね
あらゆるバランスで一番良くて
一番かわいかったのはこやつだわ
レッサーパンダちゃん!!!!!
かわいすぎでしょ。
規格外でしょ。
あ~レッサーパンダになりて~
俺「うっ!!!」
女「どうしたの!!??」
俺「いかん薬が切れた!!元の姿に戻っ…!」シュウゥゥゥ
ボワッ!!
レッサーパンダ俺「くぅ~ん」
女「フレデリック•キュヴィエ!! 」(鼻血ブーー
さ、最強だ!!!!!!
動物園に行って分かった真理
「レッサーパンダになるのが最強」
ちなみにリスもいたよ
おわり。