日本と海外のモデルの根本的な違い | Kiteのブログ

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アーティスト・モデル・起業家などのプロデュースをしています。
会社・店舗経営、作曲家、インストラクター、プロデューサーとして活動。
起業についてや、日々の学びや思ったこと、プライベートなどをアップしていきます。

こんばんは、
Kightです。

前回ではS級モデルとCクラスのモデル違いを身長やスタイルで分析してみました。
今回はもっと根本的な部分を掘り下げてみていきたいと思います。



なぜ日本のモデルはCクラス止りなのか、
それは日本のモデルのありかたにあると思います。


日本では海外のようにハイファッションのショーがあまり多くありません。
海外のハイファッションショーでは、パリコレ、ロンコレ、ミラコレに始まり、
ブランドはヴィトン、エルメス、シャネル、ディオール、ベルサーチといった
デザイナーが主体となるショーがたくさんあります。

こういったハイファッションのショーでの洋服は基本的に175cm以上のモデルに合うように作られていることが多いので日本人では少し厳しいところがあります。

逆に日本のファッションショーは、
東京ランウェイ、東京ガールズコレクション、神戸コレクション、関西コレクション、ガールズアワードといったトレンドを集めたショーが多いですよね。

私も何度かこれらのファッションショーを見たことがありますが、
言い方は悪いですけど、これのどこがファッションショー?というような印象を受けました。

というかファッションショーではないですよね。
これは、日本のモデルの概念を象徴しているようなものだと思います。

ファッションショーはデザイナーが主役であり洋服がメインです。
ですが日本のファッションショーはなぜかメインがモデル。

洋服のことはさておき、いかにかわいいモデルちゃん達がキラキラの笑顔でランウェイを歩くか、みたいなところがあります。
人数も異様に多いし、ウォーキングもポージングもへたくそ。
ファッションショーではなく、有名人が集まるただのエンターテイメントですよね。
日本を代表するファッションショーがすべてこれですよ。

最近のモデルを目指す子たちがみんなそのようなモデルを目指すのが分からなくもないです。
いかに自分が可愛いく見えるかとかメイクとかばかりをマネして
、ポーズや表現力、洋服やモデルの世界のことをまったく知らない。
感性など皆無です。(海外のモデルは感性、いわゆる表現力も大事)なのです。

感性を磨くためにたくさんの経験や勉強(芸術であったり映画であったりコミュニケーションであったり)をしています。
そういった感性の磨きからセクシーさや優雅さ、テーマの表現ができます。

そして、可愛ければいいだけのモデルや、ジャンルの多角化による読者モデルなどの量産。
事務所も本物のモデルを排出するのではなく、
バラエティやマルチタレント路線でせめています。
(日本のモデルのレベルではハイファッションショーに出せない)

そして、
モデルを目指すその人の考え方の違い

日本ではなく海外のトップクラスのモデルを目指す人と日本のモデルを目指す人では考え方が全然違います。

海外に挑戦しようとしている日本人モデルの多くは、生半可な人とは比べものにならない努力や苦労をしています。
例えば、パリコレに出るために、パリに何度も行って、自分の足でエージェンシー(事務所)を自分の足で探し回って、さらにオーディションを受けまくっています。
しかもすべて実費ですよ。
それプラス英語やフランス語の勉強をしなければならないのです。
一生懸命バイトしてお金を貯めて海外に行って挑戦してまた帰ってきてまた行ってと繰り返し挑戦している方もいます。
パリコレに出れてもギャラなんかでないのに、そこまでするんです。

日本で適当にモデルを目指している子達を見れば、予定が空いていなかったら(彼氏や遊びや学校)平気でオファーを断りますし、なんの競争か知りませんが、
スマホポチポチして私に投票してくださーいみたいなことをやってるのも多くみかけます。
ひどい子はカメラマンやスタイリストに文句を言ったりしますからね。
海外ではスタイリストやカメラマンは当たり前に格上の存在です。モデルはあくまでのオブジェクトでしかないですからね)

そんなことをしている間にトップクラスを目指している人達は惜しみない努力をしています。

なにも日本のモデルを目指す方々が苦労をしていないとは言っていません。
根本的な考え方や信念が違うと思います。

今テレビで活躍しているモデルさん達もポッと出が多い気がします。
これらを含めて私は日本の大多数のモデルをCランクにしました。

しかしながら、海外のモデル並みの実力がないとモデルになってはいけないかといえばそうではありません。
それが日本のいいところでもあります。

身長が足りなくてもルックスが最高によくなくても、モデルはできると思います。
なぜなら日本のモデルのようにモデル自体がブランド化しているからです。
(日本のモデルはファッションショーでは稼げません)

ですから、
バラエティなどでよく活躍しているモデルや読者モデルのように、
あなたがブランドになることによって、商品の良さやイメージを提供していけばいいと思います。

しかし、自分がブランドになるのはそう簡単ではありません。
あなたもモデルになろうと必死に苦労していると思いますが、それよりももっと努力や苦労している人達がたくさんいると思ってください。

自分がブランドになるには自分という商品を売ることができる最高であり最強の営業マンでなければいけません。
事務所に売ってもらうのではなく、自分で売り込むのです。

現状日本のモデル業界はモデルが多すぎますし、供給過多ですから、仕事が少なく競争率が高いですが、まだまだチャンスはあります。

しっかりと勉強をして知識をつけて、正しい努力の方向性を見つけてください。
あなたにもきっと誰にも負けない個性や武器があるはずです。

次回はモデルの世界・仕事とは
について更新したいと思います。

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