ついに…
我が家にもコロナがやってきました。
結論からいうと、いぶちゃんはただ一人
陰性でおわりました。
家族が次々と陽性になる中、本当によく頑張ってくれた…
以下記録です。
11月22日、保育園が学級閉鎖になる。
23日、次男が鼻水を出す。
次男は普段からよく鼻水が出るのと、このところ学級閉鎖が多く私自身緊張感が薄れていたのもあり、この時点では異変に気付けませんでした。
24日、父微熱、鼻水
この時点でおかしいと気付き、自宅にあった検査キットを2回するも、2回とも陰性。
25日、夜中 長男発熱、38.4℃
コロナを疑い翌朝の受診に備えつつ、これまでの流れ(父2回とも陰性)から、もしかするとただの風邪では?というわずかな希望も。
26日 長男、朝にはすっかり平熱に戻りいつも通り元気だが、念のため小児科へ連れて行く。
検査にて陽性確定。
頭が真っ白に…
ここの小児科は伊吹の元往診医でもあるため、我が家の状況をよく知ってくれています。
・すぐに伊吹を隔離すること
・伊吹に移さないために、私が感染してはならないこと
・ここ数日の症状等から、父も次男も高確率で陽性であること(父の2度の陰性を伝えたが、自宅での検査は当てにならないと言われた)
すぐに指示を仰ぎ、自宅の隣の空き家(借家)にメンズ3人を隔離しました。
築年数も経っていてあまり広くはないけど、電気水道Wi-Fiが通っていて、すぐにでも生活は始められる状態です。
伊吹、母
長男、次男、父
我が家の隔離生活が始まりました。
27日
伊吹を守れるのかどうかと、別宅のメンズ3人が心配ながらも、気に病んでも仕方がないのであっさり気持ちを切り替える。
NHKまるごと見放題パックに加入して、過去の大河、平清盛でも見ながらゆっくり過ごそう!と隔離生活を満喫することに。
が昼食時、なぜか箸が進まず、ご飯があまり美味しくないことに気付く。
直後にガタガタと寒気が始まり、身体の節々が痛み始め、夕方頃には39度台まで発熱→陽性。
夫と交代しようかと思うも、立ち上がるのもやっとのこの高熱では、下二人の面倒は到底見られない。
それでも陽性疑いの夫と、陽性確定の私ならば、伊吹のケアに当たるのは夫が正解だろう。
だけど前日からすでに24時間以上、下二人に付きっきりの夫もほぼ陽性確実の超濃厚接触者。
いぶちゃんにとっては、父も母も目◯そ鼻く◯という事だ。
別宅で、下二人の面倒を見る
or
自宅で、いつも通りの伊吹のケア
どちらかを選ばないといけない。
本当ならば陽性確定の私が伊吹のケアを選ぶことなど許されないけど、高熱にうなされ全身がチクチクと痛む中、とにかくゆっくりと横になりたかった。
伊吹のケアは大変といえば大変だけど、感染対策さえ徹底する事ができれば、少なくとも静かな空間で横になれる時間は確保できる。
せめて一晩だけでも… 身体を休めたい。
28日
半年前からお守り代わりに常備していたタイレノールがよく効いて、午後には平熱に下がり食欲が戻る。
数時間おきに伊吹のケアがありつつも、合間合間に一人で深く眠ることができたので回復も早く、夕方にはすっかり元気になりました。
発熱時間は計24時間程。
ピーク時は、発熱、関節痛、悪寒、倦怠感、喉痛などあった症状も、24時間後にはもう咳のみに。
チキンカツ←を食べられるくらい元気に回復しました。
肝心の、伊吹への感染対策をどう乗り切ったのかというと。
伊吹の部屋は仕切り扉でリビングと隔離ができる為、扉一枚を隔てて過ごしました。
伊吹の場合、あまりサチュレーションを下げる事がない為、アラーム音はほとんど頼りにできません。
常に呼吸音を確かめながら、リークの深浅や間隔に耳を研ぎ澄ませていました。
リビング、伊吹の部屋ともに夜間以外はずっと窓を全開にして換気。
このところ一気に寒くなったけど、11月下旬はまだ暖かい日もあり、それだけが救いでした…
小雨の日もあったけど、それでも構わず換気。
部屋に入るときは靴下まで全身着替えをして、防護服代わりにゴミ袋をかぶってケアにあたりました。
部屋に入る前にアルコール消毒、入ってからもアルコール消毒、手袋をした後もアルコール消毒。
触れた所、歩いた所、全て消毒。
体位変換時はどうしても身体を密着させないといけない為、私も伊吹も都度アルコールを全身に浴びる。
(今思うと、私は当然として、伊吹まで全身アルコールを浴びる必要があったのかどうか。
まぁ当時は正常な思考ができないほど死に物狂いだったし、結果オーライということで )
菌は洗剤でいなくなるとの事だけど、食器を洗う元気さえ無かったのと、念には念のため、伊吹に使うものは全て使い捨ての紙コップのみ。
コロナだけでなくその他の感染時の為に、日頃から水とアクエリアスをケースで常備していて、
ペーパータオル、アルコール消毒、ハンドソープ、ゴム手袋、紙皿紙コップ類などの大量の備蓄にも命拾いをしました。
(病的なストック狂の自覚はあり。
非常時に自分がいつでもすぐに買い出しに行ける状態ではない為、食品、日用品など全てが家に揃っていないと不安で )
その後やはり父と次男も検査で陽性が出て、伊吹以外の家族全員がコロナ陽性になりました。
あって助かったものは、アクエリアス、コープの食品類、野菜ジュース。
あとは霧吹きタイプのボトル!
アルコール消毒はポンプタイプしか持っていなかったから、空の霧吹きボトルがいくつかあると、部屋の消毒時に便利でした。
うれしかった差し入れは、牛乳バナナなどの地味に毎日使うもの、火を通すだけの鍋焼きうどん、あとはアイスクリーム。
県の食料品配付も申請し、写真には写っていないけど、段ボールの下の方にはサトウのご飯10パックや缶詰めも入っていて、しばらくは何とかなるという安心感がありました。
私は今日で解熱後10日が経つので、やっといぶちゃんと同じ部屋で寝られる…
頬っぺたスリスリも解禁…
爪切りや耳掃除、お顔の泡洗顔、一つ一つに幸せを感じる…
普段から不自由の多い我が家。
そのため常日頃から些細なことに小さな幸せを感じて過ごせていると思っていたけど、
今回の更なる不自由に、再確認する事となりました。
当たり前の日常って有り難い。
自分がまだ陰性だと思っていた時に加入した、NHKのまるごと見放題パック…月額990円。
加入後すぐに陽性になり、当然大河など観る気力もなく、数日後には翌月に切り替わってしまった…
もったいないけど、伊吹が陰性で済み、家族みんながこうしてまた元気に過ごせているんだからいいじゃないかと言い聞かせて。笑
残りの12月は『平清盛』をゆっくりと楽しみながら、壇ノ浦へと沈んでいく所存です。
いぶちゃん。
あんたって子は…
えらかったね…
みんなも心の中でブラボー!と伊吹を褒めて下さるとうれしいです