8月23日「アイスリボン748」試合結果 | プロレスでハッピー!アイスリボン!!

プロレスでハッピー!アイスリボン!!

アイスリボンの試合の見どころや試合結果など、自由につっかが書いていきます♪

夏の上野プロレス祭り2016
「アイスリボン748~藤本つかさ&松本都デビュー8周年プロデュースDay」
2016年8月23日(火)18:00開場/18:30開始
観衆185人

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○つくし vs 尾崎妹加×
(6分47秒 体固め)
※ダイビングダブルフットスタンプ





20日の道場マッチでアイスリボン参戦後初めて勝利をモノにした妹加が、つくしとアクトレスガール時代以来のシングルマッチ。開始早々におてんばダッシュ(途中、レフェリーのMIOにも強制)を仕掛けるなど、スピードでかく乱しようとするつくしを、パワーで押し込みたい妹加は、強烈なタックルでつくしを吹っ飛ばし、エルボーを放つ。さらにラリアットからアルゼンチン・バックブリーカーに決めるが崩れてしまいチャンスを逃す。組み合っては不利とみたつくしは飛び技で勝負。妹加のダイビング・セントーンをかわすと、串刺しドロップキック、額への低空ドロップキック、ミサイルキックの3連発を決め、最後はコーナーからのダイビング・フットスタンプでフィニッシュ。

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
世羅りさ&×235 vs 柊くるみ○&長崎まる子
(8分19秒 体固め)
※ダイビングボディプレス





世羅と235の同期タッグ。水鉄砲を持って入場してきた世羅は、試合で水鉄砲を使おうとするがレフリーのMIOに止められ仕掛けることが出来ない。まる子を場外に誘った世羅は客席を引き回し、水鉄砲でまる子を襲う。しかし、その間リング上ではくるみと235が一騎打ち状態。リボンタッグへの挑戦も決まり、勢いづくくるみは圧倒的なパワーで235を追い込んでいく。慌ててリングに戻った世羅を、くるみはまる子と、世羅をも自分の背に乗せると、2人をおぶった状態でのボディプレスを235に見舞う。苦悶する235にダメ押しのダイビングボディプレスを決めたくるみが3カウントを奪いくるみ&まる子組が勝利した。

◆第3試合 コスチュームマッチ タッグマッチ20分1本勝負(藤本組vs都組)
星ハム子&×弓李 vs 宮城もち○&雪妃真矢
(10分26秒 みやここクラッチ)





出場する選手が藤本と都のコスチュームに着替え、藤本と都の技でのみフィニッシュが認められるコスチュームマッチ。注目のハム子だったが、藤本がデビュー直後ハムとの初対戦の時に18秒で勝利した時のコスチュームを着用。コスチュームからはみ出るほどの重圧なボディを駆使しながら、なんとか藤本の技に挑む姿は会場をどよめかせた。一方、都のY字バランスポーズも、都以上にきれいに決める雪妃、そして藤本のサッカーキックやエースクラッシャー、極楽固めを積極的に仕掛けていくクローズコスを着用した弓李も試合を大いに盛り上げ、最後はほぼ体重で押し潰す形でのみやここクラッチを決めたもちが弓李を下した。

◆第4試合 ICEx∞選手権試合30分1本勝負
○藤本つかさ vs 松本都×
(18分09秒 片エビ固め)
※マンマつっかZ









8年前の同日デビューの藤本と都の8周年記念マッチは、ICEx∞王座を賭けたタイトルマッチ。開始早々は静かな探り合い、タイトルマッチらしい重厚な流れになるかと思われたが、いきなり場外でマイクを手にした都が場外戦を藤本に申し出た。「タイトルマッチで場外戦なんかやるわけが…やるに決まってんだろう」と受けて立った藤本は、都の上をいく弾けっぷりをみせ、会場内に水をまき散らす。セコンドのハム子や止めに入ったレフリーMIOにまでバケツの水を頭からぶちまけた。戦場をリングに移すと都が大善戦。観客、さらにセコンドの大都コールを背に受け、得意にムーブに、タイガードライバー、レインメイカーなど大技も決めていく。勝負を賭けた藤本のジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスを2度も逃れる粘り、みやここクラッチではあわやカウント3かと思わせたが、藤本もここで負けるわけにはいかない。最後は片足を取られてのハイキックを放った藤本が、コーナーに駆け上がってのビーナスシュートをクリーンヒット。そしてカバーにはいかず、再びコーナーに上がった藤本はMIOを呼び、Y字を決めてのボディプレス。マンマミーヤZならぬ、マンマつっかZでフィニッシュした。
試合後、マイクを手にした藤本は「やっぱり都は鬼門だった」と苦笑い。都に向かって「8年前はうちらナチュラルヒールで、すごいプロレス界から厄介者扱いされていましたけど、相変わらず(都は)今もその通りですけど。8年前の今日、私たちは新木場1st Ringでデビューしました。まさか8年後もこうして2人で試合をしてるなんて全く思っていませんでした。途中で紆余曲折ありましたが、こうして同じ団体でやっている奇跡。こうして都と一緒に戦えて良かったと思います」と語ると、都は「つっか。強くなったね。最後の技、めっちゃ効いた。あれがあればプロレス界でも負けなしだと思うし、アイスリボン安泰だね。あの技があれば。そして8年間もまさかプロレスを私たちが続けるとは思ってなかった。お客さん、応援してくれた人のお陰だし、私が8年間頑張り続けたお陰だと思います。ほんと、次10年、15年、20年とね!頑張ろうね」と語った。藤本が「そうだね。じゃあこうやっていい感じで、キリが良いところで締めますか。」と締めに入ろうとすると、都が「つっか。終わろうとしてるけど、私たちのデビュー曲『いつかきっと』踊るって言ったでしょ?お客さんみんな今日これ見に来てるんだから頑張ろう」と2人のデビュー曲でもある『いつかきっと』を振り付きで歌うことを約束していた事を切りだした。「上手く切り抜けようと思ったのに。みんな見たい?本当に?本当に聴きたい?」と藤本。




観客の大歓声を受けて、2人で『いつかきっと』を歌い上げた。そしてスペシャルゲストとしてhy4_4yhが登場。大会エンディング曲である『ぉめでとぉ!!毎日が記念Be→』を生で熱唱。エンディングを盛り上げ藤本と都の8周年を祝った。





〈試合後の藤本と都〉



 悔しい。あとちょっと~。
藤本 上野ならではのタイトルマッチだったね。
 はい。もうめちゃくちゃで酔っ払った感じで試合しました。
藤本 控え室戻ったらまず一番最初に言われたのは、MIOさんに「ふざけんな」でした。
 MIOさん激おこです。
藤本 激おこでもう帰るって言われて、ちょっとどうしよう…
 もうクビだね。はい。クビです。は~悔しい!でも凄い悔しいですけど凄い楽しかったです。
藤本 楽しかったね。
 楽しかった-。夢中で、もう今までで8年で一番楽しかった。人生で。
藤本 まじで?
 うん。楽しかったです。お客さんも楽しかったはず。悔しいですけど。
藤本 何ですかね。不思議ですよね。松本都と8周年でタイトルマッチですよ。デビュー記念日に。プロレス知らなかった人たちですからね。私たち。一歩でも間違えてれば一生(プロレスを)知らないまま終わってたかもしれない人たちが、凄いなんか人生の運命を感じます。(都が)崖のふち所属の頃に、突然夜に電話がきて、「実は今つっかの家の最寄り駅にいるんだけど、家入れて」って言われたことがあったんですよ。
 結構、最近(笑)
藤本 え?「いやいや、今?」「うん。もう、たぶんすぐそこ。目の前」って。「無理無理無理」みたいなのがあったんですけど。
 寝てた。
藤本 「いいから早く案内して」って言われて、本当にうちに来て、なんだろう?なんか悩んでるのかな?って。その時、私ちょっと寝落ちしてたんですけど。話を聞いてあげようと思ったら、なんか、なんの話だったの?
 えー?ちょっといろいろ。ああああああなんですよ、はい。ね。はい。
藤本 いろいろあって。
 いろいろあってここまでたどり着いてるので。
藤本 こうやって見えて、色々悩みとかもあるので。
 そうですね。
藤本 でもその悩みがとてもくだらない。
 そんなことないですよ!!
藤本 とてもくだらなくて説明するのもバカバカしい程なんですけど、その紆余曲折があってこうしてまた同じアイスリボン所属。ほんと他人の悩みはうんざりするほど月並みなんですよ。
 そんなことないんですけど。
藤本 なので、またこうしてタイトルマッチが出来る仲になって。アイスリボン所属として頼みますよ。
 ねえ!マンマつっかZももうあげてしまったので最強です。もうずっと負けないと思う。あの技があれば。
藤本 だそうです。
――あえて最後あれを持ってきたという。
 マンマつっかZ!
藤本 あれですね。上野の場所が私をおかしくしてしまいました。
 そうですね。上野なんか磁場がありますね。
藤本 プラス、対戦相手が松本都っていう奇人?との対戦だったので、おかしくなっちゃいましたね。テンションが。でもまあ最後、無事防衛できたので、今となってはホッとしてます。
 マンマつっかZ…。
藤本 マンマつっかZ。勝手に(名前)つけてるけど。
 凄いなー。さすがですね。
――2人が8年間続けてこれた支えみたいなものってありますか?
藤本 一緒にい過ぎず。
 そうですね。プロレス界にそんなに友達が私はいないので、べったりし過ぎず良い距離感。
藤本 良い距離感ですね。べったりし過ぎず、たまにこうお互いの近況を話しつつ、間に星ハム子という良いクッションがあるみたいな。
 星ハム子(笑)はい。ハムさんも同期ですもんね。凄いね。3人で。凄いバランスの。
藤本 今日松本都のお母さんが来てて、都のお母さんと電話友達なんですよ。
 はい。LINE友達。
藤本 「うちの都がまたおかしなことして本当すみません」っていつも謝ってきて、都はお母さんにブロックされてるので。
 そう。LINEブロックされてるの。
藤本 なぜか私にいつも連絡が来るっていう。
 不思議なママ。
藤本 不思議な関係です。
――ではこの不思議な関係のまま、またさらに9年10年と。
藤本 はい。そうですね。一生変わらないと思います。この仲は。
 マンマつっかZ(笑)。はい。改名してください。マンマつっかZ。頑張った。
――2人が同期でよかったなーという気持ちがあったりするんですか?試合後抱き合うシーンもありましたけど。
 でも今日は良かったなって久しぶりに思った(笑)10年ぶりぐらいに思った。
藤本 10年前会ってないから(笑)
 たまに思います(笑)
藤本 たまにですけどね。
 はい。たまに。
藤本 ごくたまに。今もう思わなくなりました。
 まあ、またしばらくいいかな。
藤本 はい。しばらくいい。
 頑張った。頑張りました。頑張りました。
藤本 ほんと、こんなに真逆な二人がよく一緒に。
――藤本選手の次の防衛戦は?
藤本 次どうしましょうね?とりあえず、でも意外と時間がないというか、大会数が限られているので。年末の後楽園っていうのも私の中ではビッグマッチなので視野に入れてるので、そこで全員達成したいんですよ。だからまだやってない。次は道場マッチになるのかな?9月なので。次(の横浜は)ベストフレンズでつくし&くるみ(とのタイトルマッチ)が決まってるので。まる子、弓李、235、もち、つくしとか。やりたいですね。でも意外ともう(日程が)いないんですよ。
――じゃあ次もフィニッシュはマンマつっかで。
 マンマつっかZ!
藤本 嫌だ。
 ダメ!
藤本 やだ!
 ダメ!ダメだよ。アレで私から勝ったんだから。
――中盤戦でエルボー合戦激しくやってるシーンがあったんですけど、特別な気持ちとかあったりするんですか?昔を思い出したりとか。
 特にないです。夢中でした。
藤本 私は昔のコスチュームと…
 ハム子。
藤本 そう。昔のコスチューム(第3試合で)いろいろ着てたじゃないですか。で、あのハム子さんのコスチュームは私の元コスチュームですからね。
着られなかったんじゃなくて、あれは私のコスチュームです。ハム子さんを秒殺した時のコスチューム。コスチュームもいいとして。(都を見て)このコスチューム?とか思いながらもエルボーしてました。でもなんか昔さあ、マッスルビーナスのときにエルボー弱いとかって凄い怒られていたから、それは思った。
 あー。そうだね。
藤本 エルボー弱いって先輩たちに凄い怒られたから、それは込めたかもしれないですね。
 8年分の。
藤本 マッスルビーナスっていうだけで叩かれてたので。
 なんだそれみたいな。プロレス見たこともないのにみたいな。テレビのためにみたいな。思い出してきちゃった!
藤本 でもあの時に、そういう風に「マッスルビーナスなんて」って言われないようになろうってみんなで言ってて、今誰も言わないもんね。
 そう。今誰も言わない。うん。
藤本 だから嬉しいですね。