2021年明けましておめでとうございます。
変化と新しい波のうねりの狭間で大変な年になる予感がしています。
さて、新年恒例の振り返り。
2020年。
私は、中止となった舞台が二本、無観客上演が一本ありました。
また、表にでることもなく中止になったイベント、舞台もあります。
上演できた舞台は、客席が半数だったり、検査や感染症対策に追われましたが、どれも千秋楽を迎えることができました。
スタッフ、キャストともに気苦労が絶えない時代になりました。
舞台やリアルイベント開催がシビアになっていく中、配信コンテンツをプロデュースしました。
オカルト研究部からはムーさんの配信コンテンツをお手伝いする流れが生まれ、
スポティファイのポッドキャスト #聴くマガジン の制作や TickTockでのライブ配信制作を
しました。
DSPM人狼部もLineLiveでの出演者獲得オーディションを開催するまでになりました。
あと、ライブ演出。
CYNHNのライブ、Mi☆nA、星咲花那のライブを演出しました。
(閃光プラネタゲートの解散ライブも演出しました。すごい昔の気がしてる)
有観客のライブは、着座、声が出せないという制約がでてきました。
そんな中、ライブにも「物語」や「世界観」「演劇的な演出」が必要となってきているのでは、と感じました。
というわけで、コロナ渦で舞台が減ったのですが、配信やライブが増えた分、なんだかんだ忙しくしていた2020年でした。
🗓2月
「Cutie Honey Emotional」脚本・演出
(2020年2月6日~9日 サンシャイン劇場)
永井豪先生の言わずと知れた名作。
原作の設定から、新たなストーリーをつくりました。
舞台とライブの二部構成が、ガールズならではの華やかさに溢れていました。
「youは何しに日本へ」に取り上げられた外国の方が、観劇されてました。
この後、コロナがどんどん大変なことになって行きました。
「閃光プラネタゲート」
『SPECIAL THE SHOW「アザラシは時空を超えて」』
(2020年2月23日 大久保Rsアートコート)
ディアステージを引っ張ってきてくれた、愛すべきユニットの解散ライブ。
笑いに包まれた素敵なライブになりました。
太郎くんは改名し、劇団ディアステージ入りしました。
自粛の波が始まる一歩前でした。
🗓3月
舞台「ヨルハ Ver1.3aa」演出
(さくらホールにて撮影・3月29日配信)
「ヨルハ Ver1.3a」の再アレンジ版。
演出もバージョンアップさせて準備していたのですが、諸事情で無観客公演へ。
あの頃、毎日のように政府発表を見ては落胆していた。
どうしようもない悔しさは忘れられません。
撮影は、キャストの集中力が高く、すごいものが撮れました。
🗓4月〜5月
緊急事態宣言発令
とんでもないことなったことが起きたと思いました。
備忘録として、記しておきます。
「真・白キ肌ノケモノ」中止。
「プロジェクト東京ドールズ THE GARDEN」中止。
人のいない秋葉原、東京駅の景色はいまだに忘れられません。
舞台やライブもすべて中止となり、配信番組を立ち上げることを模索。
劇団ディアステージの「劇デちゃん」や、「DSオカルト研究部」「DSPM人狼部」で奔走。
🗓6月
はなしばい「世界ノ終ワリノ始マリノ」監督
ワンカットドラマとでもいうのでしょうか、それこそワンカットで役者が演じきるドラマを撮影しました。
「世界ノ終ワリノ始マリノ」です。
キャストが演じ切ってくれました。
緊急事態宣言下の世界をモチーフに、三部作がリンクしていくストーリー。
行き場のない怒り、悲しみを描きました。
これ、まだストーリー続きがあるんですが、いつかどこかで発表できるといいなあ。
Mi☆nA 3.5th LIVE
「オンラインでも いくぜミーナ!」演出
HAREVUTAIを使っての配信ライブ。
舞台やってる二人ならではの、殺陣の演出もいれてみました。
🗓7月
舞台『We are RAISE A SUILEN〜BanG Dream! The Stage〜』
(2020年7月15日〜19日 天王洲銀河劇場)
バンドリの初の舞台化を演出しました。RAISE A SUILENのストーリー。
大変な実力派バンドで、ライブもあり、熱量高いステージになりました。
開催には大変な判断のあった時期。
この後、いろいろと舞台が再開されていった気がします。
CYNHN
3rd ONEMAN LIVE『Ordinary Blue-AM2:00/PM2:00』演出
(7月25日 配信)
CYNHN(スイーニー)のライブ演出を。
フュージョンスクリーンでのライブを本格的に進めたライブ。
曲と映像が相まって、没入観ある世界観がつくれるようになりました。
🗓8月
オカ研、人狼部、劇デの夏フェスなど配信。
🗓9月
舞台「キューティーハニー The Live~秋の文化祭~」脚本・演出
シーズン2の予定が、感染症対策のために諸事情を鑑み、ライブ中心のステージへ。
それでもストーリーは被せていきたいので、三部構成。
透過スクリーンと、紗幕の二枚使いへと進化しました。
🗓10月・11月
DSオータムフェス プロデュース
音楽朗読劇「えんとつ町のプペル」演出
(2020年11月7日 ~8日 大久保Rsアートコート)
西野さんの名作絵本を朗読+バイオリン演奏+ダンスパフォーマンスで見せた作品。
楽曲はCYNHNのものを使って。
白須さんのバイオリンの音色とまたプペルの物語があって・・・壺阪の衣装がまた良くて・・・
素敵な作品になりました。
🗓12月
『舞台 少女ヨルハ Ver1.1a』 演出
(12月3日(木)~ 12月6日(日) 東京建物 Brillia HALL)
ヨルハ、最終作は、「少年ヨルハ」のアレンジバージョン。
全員、女性・・・!
劇場規模も大きく、美術、音楽、映像演出、すべてにおいて、グレードアップ。
劇場入りしてからの一週間の密度が濃すぎた・・・。
少女達の叫びがいまだに耳に残ってます。
2021年は「東京ドールズ」二期、三期、同時公演というこれまた熱量必要な公演から幕をあけます。
それから、ヨコオさんとの「爆剣」、そして4月は・・・未発表のものが多いですが、いろいろと進めています。
配信もやっていくと思うし・・・ASSHもね、何かしたい。
あっと、個人的にも新たなことを初める予定。
「風の時代」
風に流されるのでなく、風に乗って、進んでいきたいですね。
2021年もよろしくお願いします。
松多壱岱