バンテージの巻き方 (意外と知られていないコツ) | 飯田覚士のChampion Choice powered by Ameba

バンテージの巻き方 (意外と知られていないコツ)

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見習いトレーナーの笹原さんが、

生まれて初めてバンテージを巻きました。


“人生初”にしては、かなり上出来!


実は、俺の所に「巻き方教えてください!」ってきたんだけど、


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「とりあえず試行錯誤して巻いてみ!」と冷たく?厳しい会長。

(「何にも知らないのに試行錯誤のしようがないんですけど…」とブツブツ。)


そしたら私の監修本の「ボクシング・パーフェクトマスター」を出してきて、見ながらなんとか巻き終えてた。



よくナックルより手の甲に厚みがある人多いよね~。

骨折(中手骨骨折)防止には、掌(てのひら)と手の甲をグルっと一巻きするべき。俺はトルクを加減して二回は巻くけどね。

(ナックルから伝わる衝撃・エネルギーを、簡単に外(横方向)に逃げないようにする為。テーピングも横に巻く時の力加減が一番神経使うね)

手の甲側を巻く時は、手をグーにして握った状態で強めに巻くこと。(掌にバンテージを通したらグーして強く握り、手の甲をわたす時に強く引っ張りながら巻く)

→これがバンテージが硬く巻けるかどうかの決め手ですよ!


手の甲の部分はきつめに(握った状態で巻く)、手首は緩めに巻くのも鉄則。

更に、手首を巻く時は、手をグーじゃなくてパー(手の力を緩めた状態)にして巻くこと!これも鉄則。


その理由は、グーにして巻くと手首を締めすぎるから。


<チェック方法>

手をグーにして力強く握る。反対の手で手首に近い部分の腕(前腕の一番細い部分)を握ってみる。そして手をパーにすると、手首が太くなるのが分るよね。

人間の手首は、グーにすると細くなり、パーにすると太くなる。

グーの状態で巻けば、パーにした時に「血が止まる~…」ってなる。


手首を巻く時にグーしてる人、掌・手の甲の部分を巻く時にパーにしてる人。

これではいつまで経っても硬くカッコ良いバンテージになんないよ。


このコツを気にしながら巻くと、

少しだけパンチ力アップ(笑)、インパクトの瞬間の感触まで変わるよ!