こんばんわ。バンブーです。
また、新仕様ネタです。
本土では、オーバースペックのため、トリプルサッシ不要?との声がちらほら見受けられます。
しかしながら、私は、声を大にして、異論をとなえます。
私が住む茨城は、十分に寒く、現行のサッシでは、性能不足のため、トリプルサッシが必須です\(^o^)/
かく言う私ですが、何も闇雲に無い物ねだりをしているわけでは、ございません。
(とりさんのご指摘の通り、男のロマンも若干ありますが^^;)
キチンとした根拠があります。
昨年末、茨城県日立市のi-cubeに宿泊体験しました。結果、「高気密+高断熱+床暖=春の心地良さ」に惚れ込み、契約に至った次第です。
一方で、この際、i-cubeの短所も明らかになりました。それは、結露と過乾燥です。(今回は、結露に焦点をあてて、進めます。)
下の写真は、ハニカムシェードを一晩閉め切った朝の状態です。
ご覧のように、窓の下部に、結露が発生している事が、確認できます。
結露は、カビ及びダニの発生の原因で、アレルギーの大敵です。健康的な生活のために、排除すべきもの。
宿泊後の朝、営業さんに確認したところ、この事象は、茨城エリアにおいて、頻繁に発生しているらしく、結露を嫌がるお客さんには、シェードを開けることを薦めているそうです。
、、、ん?おかしくないですか?
i-smart、i-cubeの自慢のQ値は、シェード閉めた状態で計算されていますよね?
にも拘らず、その状態では、結露が発生する事を認識し、
そのうえで、その解決策として、鼻高々のQ値という性能の犠牲を提案しているのです。
矛盾してません?←私の心の声
でもまぁ、私も、エンジニアの端くれ。
家庭用サッシでは、最高性能の樹脂サッシ+アルゴン充填のペアガラスをもっても解決出来ない課題では止む無しと、あえて、突っ込むことは控えました。
時は流れ、今回、クリプトン充填トリプルサッシが、登場したわけです。。
一条工務店さん、このサッシの導入こそが、矛盾しているQ値の説明を解決する方法ですよ\(^o^)/
もう一度、声を大にして、主張します。
茨城の冬は、十分に寒く、現行のサッシでは性能不足で、アレルギーの要因となり得る結露が発生します。
一条工務店さんが、施主とその家族の健康を第一に願う住宅メーカーであれば、今回開発されたトリプルサッシのⅲ地域以南への導入は、必須です。(少なくとも茨城県へは)
余談ですが、アルゴンとクリプトンの熱伝導率を比較してみました。
以下の通り、クリプトンは、アルゴンより、室温で、約2倍熱を伝えにくい性能がある事が分かります。
~ウィキペディアより~
アルゴン (300 K) 17.72x10-3 W·m-1·K-1
クリプトン (300 K) 9.43×10-3 W·m-1·K-1
さらに、トリプルサッシの気体層が、単純に、ペアガラスの2倍と仮定すると、熱を伝えにくい性能が約4倍改善される見通しですね。
これだけ性能が改善されれば、結露は撲滅できそうですね。ワクワク。
にほんブログ村
iPhoneからの投稿