こんにちは
ホルモンとからだの学校il-mano(イルマーノ)代表の助産師 赤堀眞里です。
「婦人科にかかろう!」シリーズ書いてます。
婦人科にかかる理由として多いものの1つに不正出血があると思います。
生理ではない出血が全て不正出血と表現されます。
その理由として考えられるものには、子宮頚がん、子宮体癌、子宮頸管ポリープ、ホルモンバランスの乱れ、排卵期出血、萎縮性腟炎などがあります。
今日はその中で子宮頸管ポリープについて書いていきます。
前回の婦人科診察の解説の、膣内の視診で簡単に見つかる事が多いです。
子宮頸管ポリープは子宮の膣に飛び出している部分、子宮頸部、いわゆる子宮口付近にできるポリープです。
これは、粘膜の過形成によるキノコのようなできものです。
米粒大から親指大くらいまでと大きさは様々、そして、一個じゃなくて2個3個と出来たり、ぶどうの房状に複数個出来ることもあります。
ほとんどが良性だと言われています。
子宮頸管ポリープがある人は珍しくありません。
小さくて出血が無ければそのまま様子観察していきます。
子宮頸管ポリープがあっても必ず出血するわけではないんです。
切除する場合は、茎の細いものは外来で、捻って割と簡単に取れます。
痛みもありません。
茎が太く根が張った感じのものは簡単には取れないのと出血する可能性があるので、無理に取らないで様子観察することがあります。取る必要がある場合は、入院施設がある病院での対応が必要になります。
先程、ほとんど良性ですと書きましたが、きちんと診断するために取ったポリープは病理検査に出します。
また、子宮頸管ポリープは体質的に出来やすい人がいるので、取った翌年の検診でまたポリープが出来ているって事もよくあります。
子宮頸管ポリープが不正出血の原因であれば、切除すれば不正出血は止まります。
< ホルモンとからだの学校il-mano(イルマーノ)>
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