最近こちらの書籍を読みました
序章 子どもの才能を花開かせる育て方
第1章 6歳までの育て方が子どもの学力を伸ばす
第2章 子どもが自分で勉強するようになる
第3章 小学生からの頭がいい子の生活習慣
第4章 模試も宿題も無視!ひろつる式<非常識>受験メソッド
第5章 家庭学習はビジネス感覚でマネジメント
第6章 「文化資本」と「問題解決力」メソッド
第7章 学校教育で”使える英語”が育たない理由
第8章 ひろつる式英語学習メソッドで使える英語が身に付く
第9章 地方県立高校からハーバード大学現役合格へ
第10章 ハーバード流のズバ抜けた結果を出す行動術
読みながら「うーーーん、すごい。このお母様は本当にすごい方だ・・・。私はまだまだ甘いな・・・。」と、思わず唸ってしまいました。
教育に対する価値観を揺さぶられ、「もっと頑張ろう」と奮起を促された、お母様による執筆本としては、
「私はリトル・アインシュタインをこう育てた」⇒★
「5歳からでも間に合う英才教育」⇒★★
以来、3冊目です。
著者の廣津留真理さんについては、お子さんを塾無しでハーバード大へ入れた手腕もさることながら、私が「素敵だな」と思ったのは、その人並み外れた行動力でした。
四の五の言わずに、行動する
でも、その裏には読書などを通じて蓄積された膨大な知識と、それに基づく綿密な戦略がある
という、私の”憧れの母親像”がそこにありました。
こんな風に自分の人生を切り拓いて生きてゆくことが出来たら、楽しいのではないかと思うのですよね。
そういう意味では、”憧れの生き方”といったほうが正確かもしれません。
子どもを授かって以来、「自分のキャリアを諦めざるを得ない」等々、沢山の言い訳をしてきましたが、自分が今出来ることから着手して、今いる場所で高みを目指して先ずは頑張ろうと思いました。
最近、よく思うのですが、”今いる場所で美しく咲く”生き方をしている方は、本当に素敵ですよね。
直近では、親子で楽しむ狂言の会を主宰している奥津さんという男性に対して、それを感じ、尊敬の念を抱きました。
廣津留さんに対しては、「これだけ強力なリーダーシップを発揮するお母様がいらしたら、反抗期も無いだろうな・・・(←私は反抗期が無いことは良いことだと思っていません)」等々、全面的に称賛するのとは少し違いますが、それでも、冒頭に書いた行動力、そして既存のものをそのまま受け入れない/流されない生き方等々、見習おうと思う点が沢山ありました。
また、子どもの英語教育も、目から鱗で、”逆算からの英語教育”というのは、私も少し模索してみたいと思いました。
以下、備忘録のメモ書きです
家庭学習では、親が得意なことを子どもに伝授するのが基本です。
~
仮に「ママ、英語やりたい」と言われたのに、親は英語が不得意だったとします。
そんなときは、親も子どもの頃を追体験するつもりで一緒に学べばよいのです。
~
まずは先入観を捨てて我が子と一緒に学び直すつもりで、自らの不得意を得意にする絶好のチャンスにしましょう。
母国語(第一言語)で語彙が豊富な子どもは、外国語(第二言語)でも語彙が豊富になり、母国語に引っ張られる形で外国語も得意になるという傾向があります。
私の子育ての基本の1つに「大きくなったら誰でもできるようになることを焦って早くからさせない」ということがあります。
書くことは筆圧が上がるにつれて上達しますし、小学生になったら嫌でもアルファベットや英単語を書かされますから、焦らなくてもいいです。
一般常識はいったん脇に置き、親の思い込みで子どもの可能性の芽を摘むようなことをしないで、能力を伸ばしてあげるべきです。
小学生になったらぜひ活用してもらいたいのは、こなすべきタスクを簡潔にまとめた「ToDoリスト(やることメモ)」です。
6歳までは親が子どもの代わりにやるべきことに優先順位をつけたり、スケジューリングしたりしますが、小学生になったらToDoリストを使って子どもが自分でやるべきことをマネジメントするよう導きましょう。
~
ハーバードにいる人の大半は、子どもの頃から「ToDoリスト」でスケジュールを自己管理して育ってきた。
子どもの不調を招く3つのサイン
①前もって失敗の言い訳をつくる
⇒どんな些細なことでも構わないので、褒めてあげる。
褒めてもらうと”小さな勝ち癖”が身に付き、それが自己効力感(自信)につながって、「自分ならできる」という平常心を引きだしてくれる。
②課題の先延ばし
⇒課題をこなす能力が無いと恐れている子ども
とりあえずやってみて課題解決のために必要な能力がどれくらいあるかをチェックしてみる。
能力があまりに不足している場合は、身の丈に合った課題から始める。
⇒ストレス耐性が低い子ども
親の”褒めパワー”で自己効力感高める
⇒時間管理能力が低い子ども
ToDoリストを活用する。
③肉体的に具合の悪いところがある。
ひろつる式英語学習
①はじめから高いレベルの英語にチャレンジすること。
ゴールから逆算して、英語を学んでいくというスタイル。
そのゴールとは、18歳になったとき大学入試に出るようなアカデミックな長文の読み書きが出来るようになると共に、プレゼンテーションやディカッションをこなせる表現力をつけ、実践的な英語を体得することにある。
(知識ゼロから始める小学生にも、レッスン初日から英語の長文を読ませる)
~
慣れたら誰でも英語は話せるようになるけど、英語が話せてもハーバードの問題は解けない。
だから子どものうちから、大学入試レベルのアカデミックな英文を読み解く訓練が必要。
②文法は教えず、日本語でも英語でも、とにかく沢山の文章に触れることが先決。
更に言うと、長文を読んで書けるようになることが先決。
そうすれば結果とし文法は身に付きます。
③英文と英単語を切り離して、英文は分からないなりに読み進めれば良い。
そして、分からない単語を覚える時は、「単語帳」を使います。
単語は単語として、集中して語彙を増やしていく。
④定型文(テンプレート)を沢山覚えると、いくらでも応用が利くようになりますし、読んで中身を理解するうちに英語がみるみる身に付きます。
言語を頭に入れるインプットの初期段階では丸暗記も重要な意味を持つ。
⑤スピーキングはうまく話そうとしないことがポイント。
⑥ざっくり読めれば良い。
枠組みがわかるとスラスラ読める。
第1段落(序論)
第2~4段落(本論)
第5段落(結論)
(日本は)問題はただ1つの正解を求めて1人で孤独に解くものという認識で、親子で楽しく話し合いながら学ぶという発想がない。
議論も親子の話し合いも、考える力を育てる絶好のチャンス。