冷えた空気を、星が切り裂く

無限に広がる、無秩序でもあり、秩序的な世界


距離も時間もバラバラな星たち

なのに、見上げれば、いつも同じ場所にいる


悠久の時間と広大な宇宙

悩みが、妄想が、思考のすべてが闇に吸い込まれていく

どこかでブラックホールが口を開けているのだろうか

ひとりだけ暗黒の宇宙に取り残されたようで不安になる


あ!流れ星

いや、点滅しながら、東へと移動している

太古の世界に紛れ込んだ、文明の利器だった

圧倒的な自然の中で感じる文明の息吹に一安心


ウチはひとりじゃないんだ


ファインダーの向こう側-星空