突然ですが、
皆さまが世の中に提供している、
例えば:クラフト雑貨、カフェでのランチ・スイーツ、
エネルギーワークやヒーリングセラピー、
さらにはアート系の絵画・演奏・舞踏・ダンスなどなど・・・
 
 
 
それらの提供物やサービスが、
自分が決めた価格ではなく、
買い手が好きに値付けするとしたらどう感じますか?
(・∀・)
 
 
 
 
「ランチの値段はお客が決める」というスタイルです。
 
「そんなナンセンスあるわけない!」
(≧∀≦)
・・・と思いますよね。
 
でもね、あるんです。
ものすごく大きな分野で、長年に渡り続いていますよ。
(・∀・)
 
 
 
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それが「農家と農協:JA」の関係です。
農家は自分が育てた野菜・加工品の価格を
自由自在に決められません。
 
 
 
 
農協が決めた値段で、
農協が農家に販売する化学肥料と農薬を指示量使い、
農協が決めた作付けプランで、
農協が決めた企画:
量・形・梱包・提供量に沿うよう努力します。
 
基本的に農協側に主導権があり、
極端に言うと農家は小作人のように従う主従関係です。
 
 
 
 
 
 
「流通を安定させるため、このやり方は妥当だ」
「農家も守られる時もある」
・・・と言う意見もあるかもしれません。
 
 
 
 
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      =畑の画像は全てウタマロ畑です=
 
 
しかし、
自分で育て収穫・選別・梱包した商品に対し、
価格を決める権利がないシステムは、
農家が尊重されていません。
 
 
 
 
冒頭で書いたように、
「自身が時間と労力と工夫を費やして作ったものに
自身で価格が決められなかったら、
あなたはどう感じますか?」
(・∀・)
 
 
 
しかもそれが長い間続いたら、
あなたの精神はどうなりますか?
(・∀・)
 
 
 
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どの仕事であっても、
自身に対する誇りが失われて行くのです。
(サラリーマンも近いものがあります)
 
「全て農協が決めてやってくれるから楽だ」
・・・と思う人がいたとしても、
 
その状態がずっと続き、これからも続くとなれば、
仕事へのやりがい、誇り、新しいチャレンジへの意欲、
商品に対しての責任感も薄れます。
 
よほどのミスがない限り、
「出荷してしまえばそれで終わり、あとは入金を待つだけさ」
そうなります。
何しろお客と直接繋がっていませんから。
 
 
 
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しかしながら、自分が決めた価格で、
自分の手で直接販売していたらそうはなりません。
 
自力直売している農家のニンジンが1袋200円で
たとえそれが農協と同じ価格であっても、
組織が勝手に決めたのと、
自分自身で決めたのでは違うのです。
わかりますよね?
(・∀・)
 
 
 
 
当然ですが自身が直接値段を決め、
自身の手で売ったものに対し、
その農家は責任を持ちます。
 
「農協だって責任を持っているよ」
・・・との意見もあるかもしれませんが、
それはあくまで「組織としての責任」であり、
自力直売している農家の責任感と違います。
 
自力直販農家にとっては責任を持つと同時に
お客との信頼関係存続は必須なのです。
 
 
 
 
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昭和時代から続いた大規模な農協主導のやり方で、
農家の誇りとやる気は徐々に失せました。
農家と消費者は互いの顔を知りません。
 
 
動いているのはお金だけで、
そこに互いへの尊重やありがたみ、
信頼の循環はありません。
 
 
そして、そんな農家の子どもたちも
農業を継ぎたいとは思わないのです。
 
 
補足すると、
悔しい思いをしながら
疲れた気持ちと体で栽培される作物は
エネルギー的に良質とは言えません。
 
 
 
***
 
 
 
「自分が携わったものに、自分で対価を決められない」
・・・と言う決定的な規定は
 
農家の誇りと希望を損ない、
日本の農業を脆弱(ぜいじゃく)にし、
食糧自給力を減弱させた大きな要因です。
 
 
 
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私たち消費者はそのことを念頭に置き、
農家が誇りをもち、
希望をもって仕事できる世界を目指すべきです。
 
 
そして、
そんな未来を皆で創るべきだと思っています。
 
 
そこにこそ
本当に幸せな気持ちで育てられた
良質で愛情のこもった食料が提供される未来があると思うのです。
 
 
作物には農薬(農毒)化学肥料のみならず、
人間の気持ちが影響するのですから。
 
 
 
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***
 
 

実のところ私は、小学校に上がった頃

「農協はこの国の農業と大地を破壊している!」

・・・と実感しました。

 

農薬(農毒)の多大なる散布、農家自身の被害、大地の汚染、

食べた消費者の被害、

そして金銭面から始まり、全てを統括する農協。

 

 

 

「農協は日本の農業を守り進化させるための組織ではなく、

健康、大地、食料自給、農業そのものを破壊する組織である」

 

 

 

・・・と認識し、

幼い私は悔しくて奥歯を食いしばっていました。

 

 

 

 

「農協のいいところもあるよ」と言う人もいるとは思います。

でも、根本的な部分で「大地と日本人の健康を増進したい」

と言う願いのもとに創立されていないのです。

 

 

 

だからこそヨーロッパが使用禁止にしている猛毒も

日本では相変わらず売られています。

本来なら農協が率先してそれらを止めるべきなのです。

 

 

 

 

それでもまだ

「農協は日本のために機能している」

・・・という人もいるでしょう。

その個人の認識や価値観はそれでいいです。

 

 

 

しかしながら現実は・・・

 

 

農協は政府・医療・銀行と同じく、

闇側の支配下にあり、

日本と国民を搾取し大地と健康を破壊してきました。

 

 

政府は膨大な税金を徴収し、

国民の暮らしを豊かで楽にしていますか?

ウクライナには約1兆2000億円の支援。

能登の被災者は相変わらず悲惨な避難生活です。

 

医療は多大なる医療費を使い国民を健康にしましたか?

抗癌剤やワクチンで国民は健康になり病気が減りましたか?

 

銀行は儲けていますが家庭経済に何の恩恵を戻していますか?

 

農協は日本の自給率を上げ、

農家の後継者を育て、自活できる農家を育て、

大地と収穫物の健康を増進していますか?

 

 

* 

 

 

闇側の支配を脱したロシアでは

自給率は180%

遺伝子組み換えの農作物栽培を禁止。

農薬使用なくした。

希望する人にはシベリア農耕可能な地域の土地を

1家族1ヘクタールを無償で与えています。

 

 

これが本来の大地と国のための農業指針です。

 

 

 

 

私が住んでいる隣の市、

茅野市では新規農業を立ち上げる農家に助成金を出すシステムがあります。

しかし、オーガニック農家には出しません。

 

要するに、農協の指示に従い、傘下に入り、

農毒と化学肥料を定期的に買って使わない農家にお金を出さないのです。

おわかりですよね?

この事が全てを物語っています。

 

 

 

***

 

 

 

今回は長い記事になりました。

お読みくださりありがとうございました。

 

 

 

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