指は、何かものを触る一番の場所で、いつも刺激が多く外傷などの危険がある場所。たとえば、爪の周りの皮が剥けてしまうささくれ。つい気になって引っ張ったり、剥がそうとしてしまいませんか？
何気なく剥いたささくれが、爪を切開しなくてはいけないくらい重症になることがあるのです。
■ささくれ”はばい菌の入り口
ささくれで傷ついた指は、そこからばい菌が入り、爪の周囲が赤くはれるなどの炎症を起こしやすくなってしまうのです。特に、ささくれを無理に剥いてしまい、深い傷にしてしまうと、さらにばい菌が入りやすい状態になってしまいます。
ささくれを剥いたあと、指がズキンズキンと波打つようなことがある人もいますが、それは指の中にばい菌が入り、炎症が起ってしまっているのです。
■ばい菌が入りやすい爪周囲
一時的な炎症では、痛みや赤く腫れたり、熱を持ったりする状態ですが、進行すると膿が溜まってきます。眠れないくらい痛むこともあるのです。
これは、ささくれに限らず、深爪や爪を噛むくせがある、指先を何かで切ってしまったことでも、ばい菌が侵入しやすいのです。
特に指は色々と傷つきやすい箇所なのです。
■放置すれば指切断の危険
膿は、爪の根もとに向かって化膿していきます。爪の側面だけでなく、爪の付け根や指全体が痛み、腫れ、進行すると膿がたまって黄色くなってきます。爪の下に膿が溜まってしまうなんてこともあるのです。
最初は化膿止めや消毒で済む症状も、そのまま放っておくと、皮膚についている爪を切開して膿を出さなければなりません。
化膿の状態によっては指を切断しなければならないのです。
ささくれがあると親不孝なんて言われています。ささくれは、栄養不足や乾燥、油分の不足で起きるのですが、そんなことから、不摂生しているからささくれができた＝親不孝という説があります。
これから乾燥が酷くなる季節です。
ネイルオイルなどで保湿して、ジェルネイルも爪のまわりも美しくしましょう(⌒▽⌒)
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