「大切な人との もっとハッピーな暮らし」を応援する波多野淳子です。

今日は、7月の選択理論心理学会広島支部の研究会でした。

学会主催の集中基礎講座以上を受講したメンバーで、毎月、継続学習をしています。

ひたすらロールプレイを繰り返しています。

学び始めた頃、先生に
「ロールプレイでカウンセラー役が上手になるコツは何すか?」
と尋ねましたら

自分自身が選択理論的な生き方ができるようになる」
ことですよと言われました。

最初は、どう関係があるの?と思いましたが、
カウンセラーの思考が、カウンセリングに大きく影響するということなんですね。

・・・・・・・・・・・・・・

★選択理論心理学の提唱者、グラッサー博士は、一般的な心理学を内的コントロール心理学
外的コントロール心理学に分類しています。その違いをちょっとご説明いたしますと…

選択理論心理学は、内的コントロール心理学です。

「私たちは、内側から動機づけられている。」
という信条の基盤があります。

動機づけは、自分の内側にある。 
行動は選択できる。

という考え方です。

これに対して、外的コントロール心理学は、

「私たちは、外側から動機づけられている。」
という信条の基盤があります。

①私たちは、外側からの刺激に反応して行動する。
②私は人を変えることが出来る。人も私を変えることが出来る。
③私は相手にとって、何が正しいのかを知っている。
  だから、相手を正すのは、私の道義的責任である。

という考え方です。  反対の考え方ですね。

私たちは、普段、外的コントロールの考え方が身についていますので、
カウンセラー役をした時に、「クライアントさんは間違っているから、私が知っている正しい方向へ変えてあげようと思い、カウンセラーが良いと思う方法を提案してしまいます。

クライアントさんからすると・・・
カウンセラーにとっては良い方法でも、自分にとって効果がある・やってみたい方法とは限らないので、取り組んでみようという動機づけにはなりにくいのです。

一方、カウンセラー自身が、内的コントロールの考え方であれば、
「解決方法を見つけ出すのはクライアントさん自身である」と考え、クライアントさんが自分で解決方法を導き出せるような対応が自然とできるようになります。
クライアントさん自身が選んだ方法なので、どうすれば実行できるかの過程がイメージ出来、実行しやすくなります。

・・・・・・・・・・・・・・・

(長くなりましたが、)

そういうわけで、
「自分自身が選択理論的な生き方ができるようになる
ことが大事なのです。

ロールプレイが上達したということは、
自分が選択理論的な生き方に近づいてきているよ!

なかなか上達しないということは、
もっと選択理論的になれるんだよ!  という感じ。

そんなことを自分の中で自己評価しつつ、みんなで振り返りをする…

それが、楽しいひとときなのです!

自分の毎日は、自分の選択からできています。

ステキな一日を!