“生き方バランス”カウンセラー
波多野淳子です。
子育てをしながら、お仕事もがんばっているあなた、
今週もお疲れ様でした。
今日は子どもたちが
「大人になっても頼りない人にならないように」
について書いてみます。
私たち、当たり前のようにママになり、
当たり前のように子育てをしています。
子育てって、
誕生した瞬間から成人するまで、
一日の休みもなくずっと続くという
実は、とてもとても責任のあるお仕事ですよね。
にもかかわらず、育て方は、
ママしだい、パパしだい。
自分が親からしてもらったように育てるという方、
自分の親のようにはならないようにという方、
子育てには関心がない方、
育て方が分からないから学ぶという方、
パパとママによってさまざまでしょう。
パパとママの教育方針が近ければよいのですが、
「元気ならいいよというパパ」と「教育熱心なママ」
だとどうでしょう？
困るのはパパとママだけでなく、子ども自身です。
あなたの家庭ではどうですか？
ところで、
あなたの家庭の子育ての目的は何でしょうか？
パパとママで子育ての目的を共有しておくことは
とても大切です。
だって、目指す山が違えば
準備するものが違ってくるように、
子育ての目的が違えば、
子どもへの接し方も違ってくるからです。
そもそも子育ての目的は、
子どもの自立。
つまり、自分の事が自分でできるようになること。
選択理論では、
「人は自分の欲求を自分で満たす責任がある」といいます。
人に迷惑をかけずに、自分のしたいことができるようになるってことです。
迷惑をかけずにといっても、できない時は人に協力してもらえる
関係も築ける人になっておく必要もあります。
例えば、
図画工作で使うクレヨンを忘れてしまったＡくんとＳくんの場合を
比べてみましょう。
Ａくんのママは、
「あら、図画工作で使うって言ってたクレヨン、忘れたのね。
ないと絵が描けないわね。かわいそうに」
と届けてあげます。
Ａくんは、そのことから
「忘れてもママが何とかしてくれる」ということを学びます。
ママはＡくんの忘れ物届け係です。
だから、Ａくんはいつまでたっても
「自分で忘れないように気をつけよう」
という気持ちが生まれません。
ママに頼ってしまいます。
一方、Ｓくんのママは、
「忘れたのは本人の責任だから、自分で何とかしなきゃね。」
という考え方。
Ｓくん、誰かに借りて切り抜けます。
で、「忘れると不自由だな～」を体験します。
「不自由は嫌だから、次からは忘れないようにしよう」
と考えます。
忘れて困る体験から、次はどうするかを自分で
考えることができるようになるんです。
こんな日々のちょっとした体験の積み重ねが
子どもが自分の事が自分でできるようになるかどうかに
大きく影響するんです。
でも、Ａくんのママタイプのママ、
「大きくなったら、忘れないようになるわ」って思っていませんか？
大きくなっても、変わらないですよ（汗）
だって、ママが何でもしてくれるんですもん。
楽ちんです＾＾
ママが変わらなければ、子どもは変わりません。
大学生になってもママに頼ってくる子どもでいいですか？
提出の閉め切り忘れてた
振込を忘れてた
実際にいらっしゃいます、困っておられるママ。
Ａくんのママ、Ｓくんのママ、
あなたはどちらのママになりたいですか？
忘れ物を届ける以外に、
美味しいご飯を作る
絵本を読んであげる
笑顔で話を聞いてあげる
など
ママの優しさを伝える方法は他にいくらでもあります。
あなたの家庭では普段どんな方法で、優しさを伝えていますか？
子育ての目的を意識して、
ママはどうするのがよいかを
あらためて考えてみてはどうでしょうか。
ママの想いが伝わる子育てお茶会では、
「こんな時どうしたらいいかな？」という不安を
「こうすればいいんだ！」という安心に変える
お手伝いをしています。
子どもの成長に伴って、
ママが不安になることも変わってきます。
「人参を食べないのよ～」から、
「宿題をしないのよ」
「ラインばかりしているのよ」って感じです。
ママも子どもも一緒に成長していきましょう！
一緒に成長していくには、親子の絆も大事。
お互いが信頼できる関係を築きながら、
子どもが自立できるお手伝いをしてあげてください。
子どもと良い関係であるほど、自立も早いですよ。
6月の「ママの想いが伝わる子育てお茶会」は、
日時：6月28日（火）10時～12時
場所：ＨＡＰＰＩＮＥＳＳのセミナールーム アクセス★
小さなお子様同伴も可能です。
(小さなお子様コーナーを作りました）
お一人ずつじっくりお時間をとってお話を伺いますので、
3名様とさせていただいています。
ステキな週末を！