避妊手術の際に歯石を取ったり、その後もかかりつけの病院で相談したりしつつ、
歯磨きさせてくれないから口内環境のためのサプリとかあげていました
最近行きつけの歯に詳しいトリミングサロンのお兄さんに「歯石取るだけですまないかもしれないです、抜歯が必要な場合があるかもです」と言われ、
歯の治療を得意とする病院を紹介してもらい、歯石除去と抜歯の手術に踏み切りました
ろっちゃん推定7歳前後、繁殖犬にしては歯は残ってるかと勝手に思ってますが、一般のワンコに比べたらかなり歯の本数は少なくなってしまっています
術前検査で問題なかったので、麻酔をかけレントゲンを取り、温存できない歯は抜歯し、超音波スケーラーで歯石を取って一泊入院
上の一番前の歯は周りの溝が深く、鼻に近いため、温存できず抜歯
しかも、腐った根元から骨が溶け鼻まで貫通しており、抜歯した際の血液が鼻から流れます。
このまま放置すると目の下辺りが腫れたりするそうです
ろっちゃんはまだマシですが、繁殖犬には下顎が溶けている子が多く見られます。
下のキバは削れて、壊死した神経が見えており、ここから細菌が入ることが懸念されますが、
下顎が溶けて骨が薄いため抜歯はリスクが高いとのことで、一旦温存して様子見です。
一旦抜歯した下のキバは削れているため神経が露出していました
抜糸した歯や残っている歯の特徴として、上面が削れて平らになっているものが多かったです
先生の推測では、繁殖犬時代ずっとケージを噛んで過ごしていたのではないかとのこと・・・
先生の推測では、繁殖犬時代ずっとケージを噛んで過ごしていたのではないかとのこと・・・
我が家に来た時は、3歩くらい歩くとヘタってしまう状態・・・ロクに歩くこともできませんでした
動くこともままならない、太陽の光が入ることもない小屋の小さなケージの中で、
レスキューされるまでの約5年間、何を思いケージを噛みながら過ごしてきたのか・・・涙が止まりません
その他、ある程度、普段の症状で分かっていましたが、
今回の術前検査のレントゲン検査できっちり分かった症状もありました
(緊急でなければ、できるだけレントゲンで被爆させたくなかったのであえて撮っていませんでした)
気管が一部細くなっています、気管虚脱です。
股関節の被りが浅く、右と左の太ももの骨の長さ形が違います。
特にパテラは、一般的には繁殖ラインから外すべきところが、ろっちゃんは繁殖用に使われていました
歯周病については、AllAboutの 歯周病とその治療法で詳しく書かれてます
ろっちゃんは元繁殖犬としては、比較的状態が良い方だと、個人的には思います
もっと酷い状態の子たちはたくさんいますから・・・
遺伝疾患のことを考えた掛け合わせをし、健康面に気を配り、無理な繁殖をしないブリーダーがいることは知っています
ろっちゃんのように、繁殖ラインから外すべき子たちもたくさんラインに入っています
純血種は確かにかわいいです。
近親間繁殖を繰り返して、望ましい形質になるようコントロールして出来上がった子ですから・・・
けれども、その裏でたくさんの繁殖用の動物が犠牲になっており、生きて外に出られる子はごく僅かです
また、無理な掛け合わせによって生まれた奇形児などの商品価値のない子たちもたくさん犠牲になっています
ペットショップにはかわいらしい子たちがたくさん陳列されています
しかしその裏では、劣悪な環境の中で犠牲になっている子たちがいて、たくさんの子たちが命を落としています
また、ペットショップで陳列されるために、小さな時に母親と引き離され、オークションにかけられ、流通時に2万匹以上の子たちが命を落としています
運良くペットショップに並んだ子たち、社会化される時間も与えられないまま母親や兄弟と早くに引き離されています
そして売れ残った子は、繁殖用に使われることもあります・・・
純血種の形質は、そんなたくさんの犠牲を認めるほど魅力的でしょうか
(o・ω・o)ノ++++++++++ヽ(o・ω・o)
日本では、年間20万匹もの犬猫が、
「アウシュビッツ」のような方法で殺処分されています。
その中でも猫は半数以上を占めています。
保健所に収容された猫の86%は生きて出ることは叶いません。
犬猫を家族に迎えたいと考えてらっしゃる方、
ペットショップではなく、保健所や譲渡会などから迎える道を考えて頂けませんか?
何頭の動物が売買されているかについては、35万とも言われていますが、
実態はわかりません。
しかし、この数が減らされていかない限りは、殺処分数は減りません。
国内で終生飼養が可能な頭数と、供給数のバランスを取らねばなりませんし、
命の問題である以上は、供給数が上回ってはならないのです。
(アニマルライツより)
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