「ねぇねぇユチョン!ちょっと遠回りして家に帰らない?」
「良いけど、どうして?
ジェジュ白雪姫が家で待ってるよ?」
「だからさ!ジェジュ白雪姫のために、何かお土産持って帰ろうよ~♪」
「あ、なるほど良いね~♪
で、何をお土産にするか、もう考えてあるのか?」
「この前見つけたオレンジの木!!すごく甘いオレンジで美味しかったよね~ジェジュ白雪姫にも食べさせてあげようよ」
「よしっ!!じゃあ急いで取りに行こう!」
「おぉ~っ(* ̄∇ ̄)ノ」
二人は走ってオレンジの木に向かった。
二人が居た場所から、オレンジの木はさほど遠くはなかった。
「あ、あれだ~!!」
ジュンスはオレンジの木が見れると、指を差して喜んだ。
「あれ?ちょっと待って……」
ユチョンの言葉で、ジュンスはその場に立ち止まった。
「何?どうしたの?」
「あれ……オレンジの木のもう少し行ったとこ…………何かあるよ?」
「えっ?どれどれ?」
ユチョンに言われ、ジュンスはオレンジの木の先に目を凝らした。
そして二人はそれが何なのか気付くと、一目散に走った。
「ハァ……ハァ……ハァ…………ジェジュ白雪姫っ!!!!」
そう、それは道に横たわったジェジュ白雪姫だったのだ。
「ジェジュ白雪姫っ!!ジェジュ白雪姫~っ!!」
二人は一生懸命ジェジュ白雪姫の名前を呼び、体を揺すってみたが、ジェジュ白雪姫は目を閉じたまま、全く反応がない。
「ねぇジェジュ白雪姫どぉしちゃったんだろ?
なんで、こんなところで倒れて…………」
ジュンスは近くに落ちていたリンゴが目に入った。
ユチョンも気付くと、そのリンゴを拾い上げ、まじまじと見た。
リンゴはかじった部分が青く変色していた。
「もしかして……!!
ジェジュ白雪姫はこのリンゴを食べてこんなことに……しかも、このリンゴ、毒が入っているのかもしれない。青くなったリンゴなんて初めて見たし……」
「でも誰がそんな……ジェジュ白雪姫を殺すつもりだったってこと?」
「それは分からない。けど、そんなことより今はジェジュ白雪姫を助ける方が先決だよ!」
ユチョンはそう言ったが、内心、二人はどうしたらジェジュ白雪姫を助けることが出来るのか、何も方法が思い付かず、立ち尽くしていた。
すると、遠くの方から馬の鳴き声がした。
二人は、とにかく誰かに助けを求めようと、遠くから聞こえた馬の鳴き声を頼りに、必死に人を探した。
辺りをぐるぐると見渡していると、ようやく遠い方に人影らしきものが見えた。
「ユチョン!!」
「うんっ!!」
二人は顔を見合わせると、大きく手を振り、大声で叫んだ。
それに気付いてくれたのか、人影はどんどん近づいてきた。
その人は、白い馬に跨がり、白い服で全身を纏っていた。
顔が見えるくらいまでの距離に来て、改めて姿を確認すると、その距離からでも充分伝わるほど、気品溢れた方だった。
「一体どうしたんだい?」
彼は馬に跨がったまま、二人に尋ねた。
「どうか助けてください!白雪姫が……」
彼はその言葉を聞き、馬を降りた。
そして、小人の後ろに横たわっているジェジュ白雪姫を見て、彼は一言溢した。
「美しい………………」
<続く>
Android携帯からの投稿
「良いけど、どうして?
ジェジュ白雪姫が家で待ってるよ?」
「だからさ!ジェジュ白雪姫のために、何かお土産持って帰ろうよ~♪」
「あ、なるほど良いね~♪
で、何をお土産にするか、もう考えてあるのか?」
「この前見つけたオレンジの木!!すごく甘いオレンジで美味しかったよね~ジェジュ白雪姫にも食べさせてあげようよ」
「よしっ!!じゃあ急いで取りに行こう!」
「おぉ~っ(* ̄∇ ̄)ノ」
二人は走ってオレンジの木に向かった。
二人が居た場所から、オレンジの木はさほど遠くはなかった。
「あ、あれだ~!!」
ジュンスはオレンジの木が見れると、指を差して喜んだ。
「あれ?ちょっと待って……」
ユチョンの言葉で、ジュンスはその場に立ち止まった。
「何?どうしたの?」
「あれ……オレンジの木のもう少し行ったとこ…………何かあるよ?」
「えっ?どれどれ?」
ユチョンに言われ、ジュンスはオレンジの木の先に目を凝らした。
そして二人はそれが何なのか気付くと、一目散に走った。
「ハァ……ハァ……ハァ…………ジェジュ白雪姫っ!!!!」
そう、それは道に横たわったジェジュ白雪姫だったのだ。
「ジェジュ白雪姫っ!!ジェジュ白雪姫~っ!!」
二人は一生懸命ジェジュ白雪姫の名前を呼び、体を揺すってみたが、ジェジュ白雪姫は目を閉じたまま、全く反応がない。
「ねぇジェジュ白雪姫どぉしちゃったんだろ?
なんで、こんなところで倒れて…………」
ジュンスは近くに落ちていたリンゴが目に入った。
ユチョンも気付くと、そのリンゴを拾い上げ、まじまじと見た。
リンゴはかじった部分が青く変色していた。
「もしかして……!!
ジェジュ白雪姫はこのリンゴを食べてこんなことに……しかも、このリンゴ、毒が入っているのかもしれない。青くなったリンゴなんて初めて見たし……」
「でも誰がそんな……ジェジュ白雪姫を殺すつもりだったってこと?」
「それは分からない。けど、そんなことより今はジェジュ白雪姫を助ける方が先決だよ!」
ユチョンはそう言ったが、内心、二人はどうしたらジェジュ白雪姫を助けることが出来るのか、何も方法が思い付かず、立ち尽くしていた。
すると、遠くの方から馬の鳴き声がした。
二人は、とにかく誰かに助けを求めようと、遠くから聞こえた馬の鳴き声を頼りに、必死に人を探した。
辺りをぐるぐると見渡していると、ようやく遠い方に人影らしきものが見えた。
「ユチョン!!」
「うんっ!!」
二人は顔を見合わせると、大きく手を振り、大声で叫んだ。
それに気付いてくれたのか、人影はどんどん近づいてきた。
その人は、白い馬に跨がり、白い服で全身を纏っていた。
顔が見えるくらいまでの距離に来て、改めて姿を確認すると、その距離からでも充分伝わるほど、気品溢れた方だった。
「一体どうしたんだい?」
彼は馬に跨がったまま、二人に尋ねた。
「どうか助けてください!白雪姫が……」
彼はその言葉を聞き、馬を降りた。
そして、小人の後ろに横たわっているジェジュ白雪姫を見て、彼は一言溢した。
「美しい………………」
<続く>
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