皆様こんにちわ~音譜パーニコニコ


今回は池袋のシアターKASSAIで行われた舞台、「夏のショートストーリーズ」を観に行っておりました。







これは劇団6番シードとBantam Class Stageという二つの劇団がコラボし、AコースからDコースまでの4コースに分けて、約2週間かけて短編を上演していく企画公演。






因みにAコースは、
「暗殺者の預言と預言者の暗殺」
「Re:」
「天気と戦う女」の3作品。


Bコースは、
「わたしのラベル」
「ジャガーノート」
「ホームセンターズピリオド」の3本。


Cコースが、
「幽霊アプリ」
「几帳面独白道化師」
「バスケットボールダイアリー」の3本。


そして今回オイラの観たDコースが、
「マリッジディープ・ブルー」
「サザンクロスの咲く丘~ギブミーテンエン another story~」の2作品。







オイラが行ったのは、8月30日の夜に上演されたDコースの千穐楽。


2014年 8月20日~31日 池袋シアターKASSAI

劇団6番シード×Bantam Class Stage



「夏のショートストーリーズ」 Dコース



「マリッジディープ・ブルー」

◎脚本&演出

細川 博司(Bantam Class Stage)


◎キャスト&役名

藤堂 瞬...オスカー


小川 大悟...レノ


佐々木 舞...アニー


椎名 亜音...ワイダ


栗生 みな...スーリ


中村 隆太...バーテン








「サザンクロスの咲く丘~ギブミーテンエン another story~」


◎脚本&演出

松本 陽一


◎キャスト&役名

柚月 美穂...リン

宇田川 美樹...紫乃

中村 元則...高野

飯山 裕太...新平

福地 教光...ガク

土屋 兼久...水島

小沢 和之...水丘 信

ガラ かつとし...花屋

緒方 ちか...以下、娼婦たち

比嘉 遼子

佐藤 沙予

長谷川 茜

松田 実里

和泉 麻希

十壱 好実

木嶋 ゆり

若佐 大貴...以下、チンピラ、街の人たち

石橋 寛仁

乃南 孝

廣瀬 北斗

佐野 裕介

森 洋大

山下 哲平

沖田 幸平

蜂巣 和紀

小川 大悟








劇団6番シードは、昨年6月に吉祥寺で「Call me、 Call you」を観て感動して以来。



今回のお目当ては、劇団6番シードの若手女優・栗生 みなさん。


同じ6番シードの宇田川 美樹さんや、椎名 亜音さんにも注目してましたけどね。



栗生さんが出演されたのは、前半のラブ・コメディ昨品「マリッジディープ・ブルー」。


まるで海外ドラマのような、ラブ・コメ作品。


栗生さんが演じたのは、ドライな女子大生のスーリ。


昨年の「コルコル」では、栗生さんと藤堂さんのお二人は、舞台中殆どが声のみの出演で、姿を見せるのがラストのみでしたが、今回は前から3列目の座席で観れた事もあって、ジックリとお二人の演技を観る事が出来ました。


藤堂さんの汗、めちゃ凄かった...ビックリマークニコニコあせる


栗生さんの演じるキャラも、最初はクールな一面のみかと思っていたら、オスカーに助けられる場面での怯えた表情や、その後の心を許した笑顔、そしてまさかのラストでの割り切ったような表情。


「やっぱり女の子は解らん...」
そう思わさせられた、数少ない昔の苦い経験を思い出させられましたわ。
ドクロ汗


椎名さんの演技は観ていて、
「あ、こんなヒロイン海外の映画によく出てくるわ~音譜
と、納得のいくお芝居でした。


笑える中でも、ちょっぴりほろ苦さを感じたショート・ストーリーでしたね。



後半の「サザンクロス」は一転、戦後が舞台のシリアスな短編の新作。


以前に6番シードで上演された舞台、「ギブミーテンエン~昭和29年のクリスマス~」の続編。

正確に言うと前作の過去、七年前に遡った設定との事。


戦後の焼け野原となった日本。

飢えた少女は、ケンカのドサクサで金を盗んだのをきっかけに、小屋で売春宿を経営している女主人の紫乃に拾われ、パンパン(娼婦)となって生きる事を決意する。

紫乃は少女にリンと名付けた。


ボロボロの服を着ていた少女は、紫乃に与えられた綺麗な服を着たリンとなり、やがて売春宿で一番の売上をあげるようになる。

稼いだ金を紫乃に搾取される事、そして紫乃がリンを拾って育ててやったと言われる事に嫌気がさしていた。

紫乃が大っぴらにパンパン小屋を経営出来たのは、刑事の水島に賄賂を渡して見逃して貰っていたからだ。


それを知ったリンは、紫乃に無断でアメリカ軍人御用達のバーと契約し、紫乃と通じていた水島に話を通す...


一方、バーテンの水丘を頼ってきた風来坊のガクは、リンが働くバーの用心棒となるのだが...



タイトルのサザンクロスは、紫乃が好きだった花の名前。






上の写真の花です。


宇田川 美樹さん、やっぱ凄い女優さんですね。

最初に出てきた怖さ、途中で水島に賄賂を渡す際に見せる強かさ、そしてラストの哀れさ...全ての演技に説得力がありました。
叫びあせる


前作の「ギブミーテンエン~昭和29年のクリスマス~」を観ていないので、そちらの方も観たくなっちゃいましたね。



終演後、栗生さんにご挨拶させて頂きました。

お話させて頂くのは、今回が初めてでしたが、とても優しく接して頂きました。


栗生 みなさん、お疲れのところ本当にありがとうございました。
パーニコニコ



因みに栗生さん、早くも次回作が決まっております。


宇田川 美樹さんが、6番シードと並行して活動している演劇ユニット・UDA☆MAPに出演されるそうです。


これはまた楽しみになってきましたな~音譜


今回のタイトルは、サザンクロス繋がりで、82年に発売された西城 秀樹のシングル盤から。
グッド!べーっだ!



「南十字星」