「昭和プロレステーマ曲大事典」絶賛発売中!著者・コブラさんインタビュー! | ジャスト日本のプロレス考察日誌

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このブログで三回対談させていただきました昭和プロレステーマ曲研究家・コブラさんが初の書籍「昭和プロレステーマ曲大事典」が11月5日に発売されました。





SNSでの反応を見るとかなり好評です。確かに素晴らしい本でした。


この本については、レビューを書かせていただきました。


圧倒的に突き抜ければ壁は越える~「昭和プロレステーマ曲大辞典」おすすめポイント10コ~ | ジャスト日本のプロレス考察日誌 


また、YouTubeチャンネル「昭和プロレス列伝」さんで、この本が取り上げられました。ちなみに私とコブラさんが対談した記事までも紹介してくださいました。本当にありがとうございます!!




さて、今回は「昭和プロレステーマ曲大事典」著者であるコブラさんにインタビューを敢行しました。発売から1ヶ月が経った今、コブラさんは何を思うのか…。それでは「昭和プロレステーマ曲大事典」絶賛発売中インタビュー、ご覧ください!


オールカラーのアイデアを出したのは…


――2021年11月5日、辰巳出版さんからコブラさん初の書籍「昭和プロレステーマ曲大事典」が発売されました。コブラさん入魂の作品、ようやく表舞台に登場しましたね。本当におめでとうございます。

コブラさん ありがとうございます。

――発売から一か月たちましたが、すごい反響です。現在の心境をお聞かせください。

コブラさん  正直、内容がマニアック過ぎて自分でも書いてて「コレ誰が読むんだ?」と思った事は一度や二度ではないので、素直に驚いてます(笑)

――確かにマニアックの極みのような本ですからね(笑)。それにしてSNSでの反応を観察するとなかなか好評で、多くの皆さんにコブラさんの作品は届いたのだなと僕は感じましたよ。ちなみに読者からの反応やレビューは読まれましたか?

コブラさん はい。まさに前書きで書いた私の狙い通りというか、「あの時、この本を片手にレコード屋巡りをしたかった!」というようなご感想を読んだ時は、我ながら気持ち悪いニヤニヤが止まらなかったですよ(笑)。

――ハハハ(笑)。コブラさんからすると「してやったり!」だったわけですね。出版先の辰巳出版さんと編集者の佐々木賢之さんからはこの反響についてコメントはありましたか?

コブラさん 佐々木さんには企画段階の時から「これは売れますよ!」と言っていただいてたんですが、肝心の著者はというとさっき言ったように「誰が読むんだろう」とか言ってる始末。やっぱりプロの編集者の慧眼は素晴らしいと他人事のように感心しております・・・とまあそれは冗談として(笑)、例えばオールカラーというのは佐々木さんのアイデアなんです。

――そうなんですか!オールカラーにしたのは素晴らしいアイデアですよ!もしこの本をモノクロにしてしまうと魅力は半減していたと思います。さすが佐々木さんですね。

コブラさん 「オールカラーなのが良かった」というご感想も多くて、流石という感じですね。私だけの力だけでは決してなく、編集者さん達のお力添えの賜物だとしみじみ感じました。


清野茂樹さんのラジオ「真夜中のハーリー&レイス」出演


――2021年11月7日のラジオ日本で放送中の人気番組「真夜中のハーリー&レイス」にコブラさんがゲスト出演されました。この時のエピソードと番組MC清野茂樹さんとの関係についてお聞かせください。

コブラさん 清野さんにはかなり早い段階からこの本の事をお知らせしてまして、とても楽しみにして下さってたんです。執筆にあたって色々ご質問もさせていただきましたし。なので宣伝とはいえラジオに出演させていただけると聞いた時は嬉しかったですね。

――清野さんはこの本のアドバイザー的役割を果たしていたのですね(笑)。

コブラさん 実は基本この番組のゲスト出演は一回だけというルールなんですが、私は2014年にもう出てるんですよ。リモート出演の場合はその限りではないとの事でしたが、それでもあまり前例のない事だったようで有難かったです。

――そうなんですね。それだけコブラさんは清野さんにとっての特別な盟友なのかもしれませんね。そして2021年11月19日に書泉ブックタワーさんで、発売記念イベント開催され、多くの皆さんが来場されました。こちらのイベントについての感想をお聞かせください。

コブラさん コロナ期間中イベントを自粛していて、これが復活一発目だったんですよ。

――復活一発目に本の発売記念イベントというのは忘れられないものになりますね。

コブラさん まさか復活がこういう形になるとはコロナ中は夢にも思いませんでした。
お客様は20名ほどの少人数でしたが、既に本を買ったのにイベントのためにもう一冊買って下さった方も何人かいらして、涙が出るくらい嬉しかったです。


スポーツ報知のネット記事で掲載


――それはいい話ですね…。2021年11月25日にスポーツ報知さんのネット記事に加藤弘士記者によるコブラさんの記事が掲載されました。加藤記者とはお知り合いだそうですね。

コブラさん はい。加藤記者とは知り合ったのはここ数年ですけど、同郷で年齢もプロレスファン歴も近い同志のような存在でして。それにミル・マスカラスのテーマ「スカイ・ハイ」を選んだ日本テレビの梅垣進さんは野球中継にも携わっておられまして、加藤記者はプロ野球のデスクだったので梅垣さんとも懇意なんですよ。自分も含めて不思議なご縁だなあと思いました(笑)。

――ええ!奇遇にも加藤記者が梅垣さんと繋がっていたわけですね。確かに不思議なご縁ですね。ちなみ師匠・流智美さんからはコブラさんの作品にどんな反応がありましたか?

コブラさん 流さんとこないだお会いした時には「これはこれはコブラ先生!」と深々とお辞儀をされるなどイジられまくりました(笑)。

――ハハハ(笑)。それはなかなかのイジリですね(笑)。流さんもコブラさんがこうして日の目を見たことは自分のことにように嬉しかったのではないでしょうか。コブラさんと親交があるプロレステーマ曲の歴史を作った功労者の皆さんも喜んでいるでしょうね。

コブラさん スーパースター・ビリー・グラハムに日本初のテーマ曲を選曲した東京12チャンネル(現在のテレビ東京)の田中元和ディレクターや、ハンセンやカブキのテーマを編集した日テレの音効スタッフ小川彦一さんにも大変喜んでいただけました。小川さんに至っては、本屋まで知人を連れていって「俺の事が載ってるんだ」と自慢されたそうです(笑)。マニア冥利に尽きますね。


恩人・ミック博士と存英雄


――確かにそうですね。テーマ曲のマニアからすると田中さんや小川さんはレジェンドですから。そしてコブラさんといえば、長年、「昭和プロレスマガジン」で執筆されたり、「昭和プロレス復活祭」というイベントに関わり、ミック博士や存英雄さんとの関係が深いですよね。お二人はこの本をかなりバックアップされていた印象があります。お二人に対する思いをお聞かせください。

コブラさん こうして本を出させていただいたり、色々なレジェンドの方と交流させていただけるようになったのも、昭和プロレスマガジンで書かせていただいて少しづつ実績を積み上げていったからだと思ってます。私のマニア人生をドミノに例えると、最初に駒を倒してくれたのはミック博士であり、言葉では語りつくせないくらいの大恩人ですね。

――マニアがメジャーで活躍するきっかけはミック博士だったんですね…。最後にこの本が出版されたことを踏まえて今後の目標をお聞かせください。

コブラさん  やはり巻末の「未判明曲」の解明ですね。他にも情報としては存在しながらも映像などの「証拠」が無いため本に書けなかった未確認ネタも多数あるので、それらも発掘していきたいですね。次回作について聞かれる事も多いのですが、新しい本を作るよりも、「昭和プロレステーマ曲大事典」をよりブラッシュアップしていきたいですね。



以上、「昭和プロレステーマ曲大事典」著者・コブラさんのインタビューをお届けしました。コブラさんの喜びが直に伝わってくるものでしたね。まだ未確認ネタもあるところことなので、コブラさんのテーマ曲探求はまだまだ続くようです。私はコブラさんの活動を今後も応援したいと思います!


さて、コブラさんとのテーマ曲対談第4弾が決まりました。

題して「20世紀全日本プロレステーマ曲史論」。

1970年~1990年代の全日本プロレスのテーマ曲の歴史と伝統を迫る対談です。既に収録済みです。この模様は2022年明けに公開予定です。これは令和の「新春ジャイアントシリーズ」ですね(笑)


お楽しみに!