引退してからもニコニコプロレスチャンネル、アイスリボン後楽園ホール大会でのDVD即売会、年越しプロレスでは、輝く!日本インディー大賞『ベスト興行』第3位という輝かしい賞までいただくことができました。
年末は年賀状作成、大会協賛をいただいた方への記念品発送、挨拶まわりや沢山の忘年会、飲み会に参加させていただき現役時代と変わらずに忙しく過ごしていました。
年が明けてからは、正月にゴルフに行ったくらいで予定は無く、のんびりと毎日を過ごしています。
以前は週に2~3回は蕨・西川口界隈に営業という名の呑みに出掛けていましたが、今は引退興行などにいただいたお酒を大事に家で晩酌しています。
『奥さん孝行』らしいことはまだ何もしていませんがプロレスを辞めてから夫婦でいる時間が多くなりました。
一緒に過ごす時間も『奥さん孝行』でしょうか?
今は4月に北海道洞爺湖へ旅行に行くこと楽しみにしています。
17年8ヵ月、本当に幸運なことにリングに上がり続けることができ、素敵な仲間やお客様の前で引退興行を行いリングを下りることができました。
プロレスを通して、出会った全ての方に支えられ最後まで全力で走り抜けました。
本当にありがとうございました。
引退を発表してから
「何年後になるかわからないですがリング復帰待ってますね。」
こんなニュアンスの言葉をファンの方からかけられました。(プロレス関係者の方も…)
一度や二度、一人や二人では無く複数の方から…。
いつの日かのリング復帰を期待している方には申し訳ございませんが復帰はございません。
病気や怪我でプロレスを続けたくても引退を決意した先輩方に対して失礼ですし、自分の場合は『奥さん孝行』が理由での引退。
例えば後楽園ホール大会のようなビッグマッチだけ試合出場を限定してレフェリーを細々と続けていく選択肢もありましたが、あくまでも『引退』にこだわりました。
また、引退興行で別れを惜しんで泣いてくれた方の『涙』が嘘になってしまうから絶対に復帰はありません。
佐藤淳一は弱い人間です。
引退してもプロレスは大好きです。
大好きなプロレスの側にいたら復帰を考えてしまうかもしれない。
困っている後輩の側にいたら手を差しのべてしまうかもしれない。
そのためにプロレスからしばらくの間は距離を置こうと思います。
週刊プロレスモバイルやサムライティービーは来月で解約する手続きをとりました。
プロレス会場にも誰かの引退興行くらいしか顔を出さないつもりです。
『私の引退試合には淳一さんが1日限定復帰して裁いてくださいね。』
アイスリボン後輩レスラーの何人かには、このようなお願いをされました。
その時は、「はい」とも「いいえ」とも言えない返事で逃げていましたが、その期待に応えることは出来ません。
ごめんね…。
また、この更新で佐藤淳一のブログは最後になります。
引退しても毎日多くのアクセス数を記録しています。
本当にありがたいことです。
回顧録は17年8ヵ月のレフェリー人生の約4年分しか進んでいません。
フリーでDDTやインディーに上がっていた時代、ガッツワールド時代、アイスリボン時代の回顧録を楽しみにしていた皆様、期待をさせてしまい申し訳ございません。
以前にも書きましたが、このブログは引退を見据えて始めたブログです。
ブログのタイトルにもある通り、
「きれいな水で泳ぐも人生。汚れた水で泳ぐも人生。」
ブログは借金のお話が隠れたテーマでした。
レフェリーを引退した一般人の淳一が野球を観に行ったり、ゴルフをした報告ブログは読んでいてつまらないですよね。
(食べた料理の写真、プレゼントを貰った自慢、「毎日充実していますよ~。」のアピール、大会告知ばかりのブログは大嫌いですし…。)
ましてや一般人の淳一がダラダラとブログを続けていること自体『顔じゃない』行為なんです。
しかも、このブログはプロレスラーやプロレス関係者の方も多数読んでいます。
中には淳一と接点がまったく無い大先輩のお方も…。
回顧録を更新する際には時間もかかりますし、真実しか書けないために非常に苦労しました。
筆まめではありませんのでIWA・JAPANプロレスまでの回顧録で正直限界でございます。
今まで名もないレフェリーのプロレス回顧録にアクセスいただきましてありがとうございました。
沢山の「いいね」やコメント、会場での「ブログ見てますよ!!」などの声かけは本当に励みになりましたし、ブログを更新することが楽しい日課になりました。
読者の皆様、喜んでいただけましたか?
ブログを消すことはありませんので、たまに退屈な時に読み返していただければ幸いです。
「淳一はバカだなぁ~。」
そんな記事ばかりですが(笑)
また、一言で構いませんのでコメントを入れていただけると今後の人生の活力になります。
「淳一頑張れよ~。」
こんな軽い感じで(笑)
このブログは一生の宝物です!!
第二の人生は河島英五さんの「時代おくれ」の歌詞のような男になるのが目標です。
「妻には涙を見せないで」
「不器用だけど」
「純粋だけど」
「昔の友にはやさしくて」
「自分の事は後にする」
「目立たぬように」
「はしゃがぬように」
「似合わぬことは無理をせず」
「飾った世界に流されず」
永遠の課題ですね。
佐藤淳一は程遠いですが…。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました🙇
佐藤淳一レフェリーブログ
『きれいな水で泳ぐも人生。汚れた水で泳ぐも人生。』
【完】