エレクトーンでビッグンド! | なぜ牛丼屋でジャズがかかっているの?

エレクトーンでビッグンド!

 時々、著作権協会から<守屋さんの曲をエレクトーンに編曲したいという依頼があるのですが、許可しますか?>という問い合わせがあります。

 もちろん喜んで許可しますが、わたしのビッグバンドの曲を、エレクトーンにアレンジして弾いて下さっている方は結構多いようなのです。ありがたいことですね。

 最近、エレクトーンのためのアレンジ講座を行っている関係で、<月刊エレクトーン>に、わたしのCDから<The Sidewinder>のエレクトーンアレンジが掲載されることになりました。

 わたしのスコアをエレクトーン用の譜面に起こして下さったのは、主に大阪方面で活躍されている、島田聖子さん。アレンジのコツについて、彼女との対談も掲載されます。

 エレクトーンはリズムとベース以外に両手が使え、しかも複数の音色を操ることができるので、確かにビッグバンドとは相性が良いようです。

 とはいうものの、やはり一人の人間が演奏するのだから、限界はあって、ビッグバンドと全く同じアレンジで演奏するのは無理なわけですが、そこで、ある程度音を省略するため、逆にすっきりとわかりやすいアレンジになる部分もあり、ビッグバッドとはまた違う楽しさもあります。

 雑誌上に掲載されるのは、楽譜のみですが、この日は特別、島田さんにその場で実際に弾いていただきました。最近色々な大学で、電子オルガン専攻の生徒さんの演奏を聴いてきて、毎回うまいなー、と感心していましたが、プロの演奏というのは、当然の事とはいえ、また格別ですね。自分のアレンジながら、とても新鮮で、楽しく聴かせていただきました。
 
 ビッグバンドをエレクトーンにアレンジする際の注意点というのは、いくつかあるようですが、わたしが特に面白いなあ、と思ったのは、

 島田さんは、<各楽器の音程設定を、TPはごくわずかに高めに、TBは逆に低めに、サックスは、テナー、アルト、バリトンそれぞれ少しずつ違った設定で上下させている>そうです。

 全部を全く同じフラットな音程状態で演奏すると、人間が演奏している時のような広がりが出ないんだそうです。なるほどー。

 <月刊エレクトーン8月号>は、7/20発売だそうです。
 
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6/26(水)神田 “TOKYO TUC”  tel 03-3866-8393   7:30 PM   明日です!
近藤和彦(AS,SS)、小池修(TS)、宮本大路(BS)、中村健吾(B),Gene Jackson(DRS)  
おなじみの豪華メンバーによるライブ!久々の開催なので、サックスファンの方もそうでない方もお聴きのがしなく。
M.C.:事前予約3500円、学生割引2500円(両方とも当日は500円UP)
http://www.tokyouniform.com/tokyotuc/

7/5(金)阿佐ヶ谷クラヴィーア  duo with小池修(TS)
日本を代表するサックス・プレイヤー、小池修氏との、贅沢なデュオ。小池さんはクラヴィーア初出演!!クラヴィーアは阿佐ヶ谷駅目の前にある、とても素敵な雰囲気のお店です。ぜひいらしてください。
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/klavier/www/

7/17(水) 高田馬場 “Hot House”  tel 03-3367-1233   9:00 PM
日本を代表するTBプレイヤー、片岡さんと、デュオはとても珍しいです!ぜひ。
片岡雄三(TB)
http://d.hatena.ne.jp/hothousegogo/

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エレクトーンのためのアレンジ講座   聴講無料、要申込
全日本電子楽器教育研究会 http://www.emies.gr.jp/event/workshop/54th_info.html
7月6日(土)  14:00~16:00  札幌  大谷大学 
7月19日(金) 18:00~20:00 大阪 ヤマハなんばセンター 8Fサロン