Carenet より引用です。



糖尿病の併存が癌生存率の低下に関連

 糖尿病を併存する癌患者では、糖尿病のない癌患者に比べて死亡リスクが高いことが、デンマーク・コペンハーゲン大学およびSteno糖尿病センターのKristina Ranc氏らの研究でわかった。「Diabetologia」3月13日号に掲載された論文によると、なかでもインスリン治療を受けている患者で特に死亡リスクが高かったという。

 

Ranc氏らは同誌ニュースリリースで、「糖尿病併発癌患者の全癌死亡率は非糖尿病癌患者に比較して高かった。癌種別に見ても、その大半で糖尿病併発癌患者の死亡リスクが高くなっていた」と述べている。

 研究では、1995年~2009年にデンマーク国内で癌と診断された全患者のデータを調査。癌と診断された時点の糖尿病罹患状況によって、①非糖尿病群②糖尿病だが薬物治療が行われていない群③経口糖尿病薬のみで治療されている群④インスリン治療が行われている糖尿病群――の4群に分けて分析を行った。

 その結果、癌診断時に糖尿病のためインスリン治療が行われていた群では、非糖尿病群に比べて、癌診断から1年以内に死亡するリスクが4倍、診断から5年以内に死亡するリスクが5倍高いことがわかった。



(中略)



原著論文はこちら

Ranc K, et al. Diabetologia. 2014 Mar 15. [Epub ahead of print]



そらインスリンがガンを成長させますからね。