家づくりの盲点!キッチンカウンター、キッチン裏収納がダイニング、リビングスペースを狭くする | 家具なび~家具の使い方を提案するブログ~ 名古屋・インテリアショップBIGJOYが独自のアイデアで家具の配置術などを提案

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インテリアショップBIGJOYが提案する

家具から始まる家づくりの

考え方の一つをご紹介します。

 

キッチンカウンターは本当に

必要ですか?

 

 

私たちインテリアショップBIGJOYでは

ここ一年間で家具のレンタルを

建売住宅、注文住宅に

120件以上も実際のお部屋に

家具を設置してきました。

また、ここ数年で450件以上

コーディネート提案して参りました。

 

その結果気づくことがあるのです。

 

キッチンカウンター・キッチン裏収納が

リビングダイニングを狭くする

場合があるということです。

 

 

もちろんキッチン周りは毎日食事を

つくる場所として主婦目線では

もっとも重要なポイントであると

思います。

 

しかしながら

そんなキッチンスペースが

家族みんなで食事をする

ダイニングテーブルを小さくしたり

リビングのソファのサイズを

小さくする場合があるのです。

 

BIGJOYが
「家具から始まる家づくり」という
コンセプトを掲げるようになり
はや、10年弱となります。
もともと、家具は家のスペースに
合わせればよい
と考えておりましたが、

あるお客様との出会いが
その考えを変えました。
そのお客様は
当時、旦那さんが単身赴任
お子さんは高校生2人で
2人とも体の大きいラガーマン
そんな家族がマイホームを
建てておりました。

家具の相談に来られ
いろいろ聞いていると
奥様が中心に家づくりを
されているのでキッチン周り
は充実!
キッチンスペースの広さは
もちろん、収納スペースも
たくさん設けてあり
それは素晴らしいキッチン
でした。

しかしよく図面を見ていると
キッチン裏の収納のせいで
ダイニングスペースが
かなり削られており
体の大きなお子さん2人と
食事をするには
狭すぎるダイニングスペース

結果、ダイニングテーブルは
既製品サイズでは対応できず
奥行の浅い特注のテーブルを
作りました。

そのお客様と出会うまでは
家具はオーダーでお部屋の
スペースに合うものを作ればよい
と思ってましたが、
家具の大きさ、生活のスペース
に合わせて家をつくらなければ
ならないと思うようになりました。

この出会いが
家づくりは道具のサイズ、
必要なスペースを計算しながら
設計すべきである
美しいデザインの家具
使いやすい家具のサイズに
合わせて部屋の広さができて
いなければ使いにくい
お部屋となると確信したのです。

本当にキッチンカウンター
キッチン裏収納は必要ですか?



前置きが長くなりましたが
今回はキッチンカウンターが
あることでダイニングが
狭くなった事例や
キッチン裏の使い方事例など
家具目線で
キッチン裏のスペースが
どうあるべきかを
ご紹介します。

まずはこんな事例を紹介します
キッチン裏に収納をつける事例です



キッチン裏に収納スペースを
設けているものは多く
その多くは奥行きが90㎝以上
あるのです。

下の図を見て下さい。
標準的な広さのLDKです。
(間口3500㎜長さ7130㎜有効寸法)
(柱の芯から芯が3640㎜/7280㎜)




左の図はキッチン裏にカウンターが
ついている図です。
右の図はキッチン裏にカウンター収納
がついた図面となります。

カウンター部分に収納扉がある場合
扉の開閉を考えると
カウンターとダイニングテーブルの間
を40㎝離さなければなりません。

カウンターのみであれば
カウンターと面を合わせてテーブル
を置くとテーブルの幅150㎝
ソファ200㎝のものが置けます。

しかしカウンター収納をつけることで
ダイニングテーブルは幅135㎝
ソファは175㎝のものしか
置くことができなくなります。
※スペース・導線を優先的に
考えております。





実際の事例もご紹介します。
提案した図面とテレビボードの位置が
異なりますが
ソファ前、ソファ後ろのスペースを
しっかり確保すると
カウンターとダイニングテーブルは
くっつけなければなりません。
結果収納の扉が開けれなくなりました。

 

 

お部屋の広さを考えると

キッチン裏の収納をつけるよう

キッチンとテーブルを離して設置

することができず、

結果キッチン裏収納の一部は

あまり使えない収納となって

しまいました。

 

次に紹介する図面は

もしキッチンカウンターが

なければ・・・

という内容を解説する図です。

 

 

通常、キッチンカウンターは

奥行30㎝~40㎝ほどで

もしキッチンカウンターが

なければ25㎝ほど

室内が広く使えるのです。

 

右の2つの図は

カウンターがなければ

ダイニングテーブルを

幅150㎝→180㎝に

30㎝大きくできます。

という内容で

 

もう一つは

カウンターがなければ

ソファを200㎝→220㎝

と大きくできるという内容です

 

注文住宅はカウンターや

カウンター収納をつける

事例が多くありますが、

 

 

実は建売の分譲住宅は

カウンターがついていない

物件が多く

キッチンの奥行きも

80㎝未満のサイズが

多いのです

(キッチン65㎝と壁の厚み15㎝

ほどで考えております)

 

 

 

 

キッチンがそれほど

大きくないため

ダイニングスペースが

その分広くなるのです。

 

よってテーブルを縦置き

横置きできたり、

 

ダイニングの奥に畳コーナー

のある作りも可能となります

 

キッチンカウンターや

キッチン裏収納をつけることで

ダイニングスペースが

狭くなっている事に

気づかないまま

設計してしまっている

場合があると思います。

 

まさに家づくりの盲点とも

言えるのではないでしょうか?

 

こんな考え方も

家づくりを家具・道具目線で

考えることで

必要以上にキッチンスペースを

取らず、

家族みんなで食事をする

広いダイニング

家族みんなで寛ぐ

広いリビングを

実現してみてはいかがでしょうか?

 

たった20㎝、30㎝が

かなり使い勝手において

変わってくるのです。

 

本当に必要なものが何か?

今一度図面と向き合って

頂くと理想の家に

近づくことができるかもしれません・・・

 

 

最後にこんな配置であれば

ダイニングスペースを狭くする

事がないという事例です。

 

 

 

 

 

 

 

 

きっと家具から始まる家づくり

 

参考にしてください。

 

 

 

 

 

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