ボディカラーは
メーカー純正、
クラフトダンボール色(本当にそう言う名称)
これは
当時のイメージカラーで
ダンボールキューブ、て愛称があるみたい。
この車で
釣りはもちろん
通勤から買い出し、遊び用まで
日常の足として丸12年、15万キロ以上走ってます。
元々はね、嫁の車として新車購入したんです。
諸事情あってV.W.ゴルフを買う事になりキューブは自分が乗る事になった経緯がありまして。
最初はね、釣りが趣味の自分が乗るにあたって想像通り?あまり良いイメージが無かったですね。
ボディカラーは勿論、サイドサポートのサの字も無いスナックのソファみたいなフカフカシート、ダイレクト感が伝わって来ないCVTのフィール、意外に視界を妨げる助手席側Bピラー… 言い出したらキリがないくらい「自分に合わない車…」だと感じたっけ。
しかし日常の足として通勤に遊びに釣りにと自分の生活スタイルに容赦なく突き合わせ走らせてきました。
皆さんの想像通り?雑草の繁った土手道から道なき道、枝沢沿いの林道など未舗装場所の走行が多いラフな使い方。
ハードな使い方をされ、キューブの方も
「違うご主人様が良かった…」
と思っていただろうけど(笑)
名車なら聞いたことあるけど
迷車?になったか?と冗談で思っていました。
ただ…長年付き合っていくうちに痘痕も靨というか愛着が湧いてきて。
一目でキューブだと分かる個性的なデザインはカッコイイと思うようになりましたし高めのシート高は乗降が楽だったり想像以上に解放感ある車内や嫌いだった段ボールカラーは汚れが目立たないので洗車をサボれたりするなど(笑)長所も気付き…
そして知らず知らず
思い出がたくさん詰まっていました。
しかしハードな使い方をしてきたが故に足回りからは異音が。エンジンも急に停止する事があるなど不調、細かなところではエアコンやワイパーの誤作動など多数の不具合が発生。可能であれば次回の車検も修理して乗り続けようと思っていましたが…
修理箇所の多さに頭を抱え、そして車齢13年超の車に課せられる増税がトドメを刺した感じで。結果として車検を通さず乗り潰す事に。
昨夕はキューブに連れて行ってもらう最後の釣りとなりました。今の時期にしては良型の半尺オイカワの釣果をあげて意気揚々とキューブに乗り込み帰り道を走らせます。
不思議なもので良い釣りをした後の帰路は何故だかいつもキューブの調子が良いんです。逆に貧果な時はキビキビと走らないような。
まるでキューブが此方の気持ちを汲み取ってくれるかのように。
先日、自動車整備会社を経営している古い友人から電話がありました。キューブを欲しがってるお客さんが居るので売ってくれないか?との事。このキューブの走行距離とコンディションを伝えたところ話は無くなりましたが(笑)
キューブは現行モデルがありません。
一方でキューブの絶版を残念に思っている人がかなり多いようです。
日産自動車さんの都合もあるでしょうが最新の技術で新型キューブの開発、販売を考えてもらいたいものです。
そんなキューブと今日でお別れ。
出掛け間際に
息子がキューブを
見送ってくれました。
お前もたくさんキューブに乗ったもんな。
キューブ…
自分にとって
名車だったよ。
ダンボールキューブ
今まで
ありがとう。