チョリ(サリー・ブラウス)を仕立てる際のポイント | メヘンディ【ハート*フール】

メヘンディ【ハート*フール】

メヘンディ(ヘナタトゥー、ヘナアート)の
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メヘンディは、インドやパキスタンの美しい伝統文化。
ボディジュエリーや3Dボディジュエルも取り扱っています。

先日、チョリ(サリーのブラウス)を仕立てるにはどうすればいいか…
というご相談メールをいただきました。
私はメヘンディを描いているだけで、
サリーの仕立てなどはしていませんので、
できれば、仕立て屋さんに相談するのが一番!と言いたいところなのですが、
仕立て屋さんによってはチョリをご存知なく、どうやって仕立てればいいかわからない…
というところもあるかもしれません。

インドで仕立てる場合、
仕立て屋さんに布を持っていきさえすれば、
後はその仕立て屋さんが、サイズなどを測ってパパッと作ってくれますが、
日本の仕立て屋さんに持ち込む場合は、
自分から「こうしてほしい」と指示をしたほうがいい点もいくつかあります。
そのポイントをザックリとですがまとめましたので、
チョリの仕立てを考えている方は、参考にしてくださいませ。


チョリの仕立てポイントで、ここだけは気にしておいた方がいい!
というのは、以下の5つです。
1)できるだけジャストフィットサイズで
2)ブラウスの開閉は背中ではなく胸側で
3)背中や胸元の開きは多少深く
4)ブラ紐フープをつける
5)透ける布は当て布を持参する

では、それぞれのポイントについて説明を。


【1)できるだけジャストフィットサイズで】
チョリは、サリーについている共布(ブラウス・ピース)で仕立てる場合が多いです。
ブラウス・ピースがついていないサリーの場合は、
そのサリーにあった布を生地屋さんで買って来て仕立てます。
使用する布は、伸縮性がないものがほとんどで、
いわゆる「ブラウス」の感覚でいると、ちょっとゆとりを持って作ってしまいそうですが、
チョリの仕立ては、できるだけ体にぴったりのサイズで!
サリーを着る場合は、着崩れ防止のために、
肩の部分でサリーとチョリを安全ピンで留めたりする場合が多いですが、
チョリのサイズが大きいと、サリーの重さで着崩れする原因にもつながります。
(同様の理由で、サリーブラウスの代用にTシャツを利用するのはあまりおすすめしません。)

【2)ブラウスの開閉は背中ではなく胸側で】
映画女優さんのように、あえて着崩して胸やお腹が見えるようにして着ない限り、
チョリの前面はサリーに隠れてあまり見えません。
背中側にデザインが来るようにして、前側で開閉するようにした方が、
チョリに入る刺繍デザインが活きてきます。
背中開閉だと着脱も大変です。
メヘンディ【ハート*フール】-サリーブラウスのデザイン
写真のチョリは、背中開閉で前面に刺繍が施されています。
でも、サリーをきちっと着ると、せっかくの刺繍はほとんど見えなくなってしまいます…

【3)背中や胸元の開きは多少深く】
背中や胸元の切り込みが浅めだと、
ちょっと窮屈でモタっとした印象になります。
スタイルに自信のない方でも、少し深めの切り込みにした方が、
すっきり見えて良いです。
メヘンディ【ハート*フール】-チョリ(サリーブラウス)
試しに、黒のTシャツを着て比較してみました。
背中の開きがほとんどない状態だと、ちょっと野暮ったい感じに…

【4)ブラ紐フープをつける】
肩の部分の内側に、ブラの肩ひもを留めておけるスナップ式のフープを作ってもらっておくと、
チョリの肩がずるっと下がってしまう事もないし、
ブラ紐が見えてしまう心配も軽減されます。
インドで仕立ててもらう場合も、うっかりするとつけてくれないお店もあるので、
ちょっと気をつけておくといいかもしれません。
メヘンディ【ハート*フール】-チョリの肩ひもフープ
こんな感じで、内側の両肩につけてもらいます。
チョリを着た後、ここにブラの肩ひもをひっかけておきます。

【5)透ける布は当て布を持参する】
透け感のある布は必ず、裏に当てるコットンの布などを持参し、二枚を合わせて縫ってもらう事。
インドならば黙っていても裏地をつけてくれますが(布代が別途必要です)、
日本でお願いする場合、知らないので仕方がないことかもしれませんが、
裏地をつけてくれない場合があります。
下着が丸見えのスケスケのチョリを着てる人などいません。
裏地は絶対必要です。
メヘンディ【ハート*フール】-チョリの裏地
手に持っているのがサリーの布。
これと同じ透けているネット素材の生地がブラウスピースとしてついていたため、
同色のコットンの生地を裏地に当ててチョリを仕立ててあります。
裏地とはいえ、
サリーとチョリを着た時に、違和感のないような色の布を選ぶことが大切です。


以上5つ、
チョリを仕立てる時に気にしておいた方がいい最低限のポイントでした。
よろしければ、参考にしてくださいませ。
私は日本では、サイズ直しくらいしかお願いしたことがないのですが、
仕立て屋さんによっては、チョリを一から仕立ててくださるお店もあります。
日本で仕立てをお願いする場合には、
上記の点を気にしながら依頼すると良いのではないかと思います。

肝心の、サリーの着付けについては、
ハート*フールのサイトのTOPICSにて、動画でご紹介していますので、
必要な場合は、そちらでご確認くださいませ!
>> インドの民族衣装・サリーの着方(着付け)
http://www.mehndi.jp/topics/topics_india003_saree.html



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