私も大好きなラウハラ編み。
ハラという木の葉(ハワイ語でラウ)から編んだ工芸品です。
ハラの長い葉をさいて、マットや籠などの生活用品、帽子、バッグ、ブレスレットなどの装飾品などいろいろなものが作れます。
こちらラウハラウィービングのマスター、アンティエリザベス・マルイヒ・リーの手元。
編み方を教えるワークショップはちらほらありますが、この下処理から学べるチャンスはハワイでもそうそうありません。
ハワイ島で毎年行われているラウハラ編みの大きなコンファランスでさえも、いろいろな作品の編み方は習えど、このクカアの作り方は教えていないのです。
でもこの下処理の仕方さえ知っていれば、ハワイの旅先でハラの木を見つけたらその葉でブレスレットを作ることもできます。
それはきっと何よりの自分へのお土産になるでしょう。
ハラは生えている場所や木によっても白いものからベージュ、そして赤茶から黒に近いものまでいろいろあります。
下処理をして保存しておけば、そんな葉を集めておいて、いろいろな模様編みを楽しめます。
日本でもタコの木、パンダナスと呼ばれ沖縄や小笠原に生えているハラ。
日本のハラでマットや籠を作って自宅で使う、なんて素敵なことが実現できるかもしれません。
大げさかもしれませんが、このワークショップで「自然と共に生きて行く力」の一つを身につけていただけると思っています。
今回4泊5日、レッスン実質3日間で作る作品はブレスレットとプレイスマット。そしてイヤリングかヘアークリップのどちらかも行う予定です。
日数がある割には、作る作品数が少なく感じるかもしれません。でも、まずは基本の編み方をしっかりマスターすることが大切。
ブレスレットも大きく作れば、猫や犬の首輪、またラウハラハット用のハットバンドにもなります。
プレイスマットも小さく作ればコースター、大きく作れば玄関マットにも。太い葉で編むか細い葉で編むかでもまた違った雰囲気の物を作ることができますよ。
今回のラウハラ編みの講師はヒロのダウンタウンにあるハナホウのオーナー、アンティー ミッシェル ゼーン。
彼女は血こそハワイアンではありませんが、ハワイで生まれ育ち、ハワイ文化にも精通しています。
何よりラウハラへの愛と情熱はピカイチ!
彼女の作品の美しさには目をみはるものがあります。
そしておちゃめでキュートな人柄に、きっと楽しく有意義なクラスになること間違いなしです。
FBからお借りしました。娘さんのシャディーと。
彼女が作ったアポリマ(ブレスレット)。ああ素敵!!
そして、ハワイアン文化におけるハラについて講義をしてくれるのはThe Roots Of Alohaのメインナビゲーターでもある若きネイティブハワイアン、イーさんことイアヌアリ カオノヒオカラニこホルアさん。
オスの木に咲く花ヒナノのこと、ハラの根ウレのこと、またハラという言葉の意味などお話ししてくれる予定です。(彼の場合、予定は未定、脱線確実ですが 笑)
ハワイアンの自然との関わり方、使いこなす知恵、そんなものに触れていただけると思います。
地元素材を使ったランチとディナーも彼の担当なので、レストランでは食べられないローカルフードを日々、堪能していただける予定です。
講習として使わせていただくのはハカラウにあるヴァケーションレンタル Ola Kai。
ここのティキバーと呼ばれる海が見える素敵なスペースでクラスを行う予定です。
遠くの海を眺めながらのラウハラ三昧の日々。
ああ、私も今からとっても楽しみです!
このワークショップで作ったブレスレットを身につけたり、コースターを使ったりするたびにラウハラを収穫した場所の光景やそこに吹いていた風、海の匂いなどを思い出せるでしょう。
アンティーミシェルやイーさん、ワークショップ中に出会った人々の笑顔がよみがえってくるかも知れません。
それが私が大切にしている「ハワイとの繋がり」。
学ぶのはラウハラ編みの技術だけでなく「ハワイアンのように自然と生きていく力」や「ハワイとの繋がり」。
そんなワークショップになる予定です⭐︎